いびってこない義母と義姉

いびってこない義母と義姉

名家、鴻蔵家の庶子である中村美冶は、母が死んだため、鴻蔵の本家に引き取られる。ひどい仕打ちを覚悟していた美冶だったが、彼女を待ち受けていたのは、異常に優しい義母と義姉だった。2020年9月頃、作者のTwitterで公開された作品が話題を呼び、同年11月20日、『いびってこない義母と義姉』のタイトルで一迅社「comic POOL」にて連載となった。「次にくるマンガ大賞2021」Webマンガ部門で第7位を獲得。

正式名称
いびってこない義母と義姉
ふりがな
いびってこないぎぼとぎし
作者
ジャンル
家族
 
ギャグ・コメディ
レーベル
comic POOL(一迅社)
巻数
既刊5巻
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概要・あらすじ

とある名家の庶子である中村美冶は、母親の死をきっかけに、本家である鴻蔵家に引き取られることになる。妾の子である美冶は、本家の義母や義姉にひどい仕打ちを受けることを覚悟していた。美冶と初めて会った義姉の鴻蔵まりか鴻蔵ありさは、美冶を見るなり「なんだか臭い」「ゴミと暮らすのはごめんだ」と言いながら、彼女を風呂場に連れていった。美冶を丁寧に洗った二人は、さらにきれいなワンピースや袴(はかま)を着せて、おしゃれをさせようとする。そこに現れた強面(こわもて)の義母、鴻蔵てるは、「美冶が寝るスペースを書斎に確保するため、みんなで書斎の本を蔵に移動させる」と宣言した。「どんな仕打ちも受け入れよう」そんな悲壮な思いに反して、美冶は新しい家族たちと幸せに暮らすことになるのだった。

登場人物・キャラクター

鴻蔵 美冶 (こうのくら みや)

鴻蔵家の庶子である少女。母の死をきっかけに、本家である鴻蔵家に引き取られ、三女となる。三編みをリボンで縛っているのが特徴。母親、祖母と貧しい暮らしをしていたが、10歳に満たないうちから奉公に出されていた苦労人。旧姓は中村。ひどい仕打ちを覚悟しながら本家にやってきたが、義母と義姉に優しく受け入れられる。当初は彼女たちの対応に戸惑うが、やがて鴻蔵家の一員として、すてきな人間になろうと考えるようになる。

鴻蔵 まりか (こうのくら まりか)

鴻蔵家の長女。ショートカットに大きな赤いリボンをしている。八重歯あり。強気で偉そうな話し方が特徴で、次女の鴻蔵ありさとよく口喧嘩(くちげんか)をする。母親と鴻蔵美冶のことが大好き。美冶からは「まり姉ちゃんさま」と呼ばれる。主人公が暴れまわる冒険小説を好む。

鴻蔵 ありさ (こうのくら ありさ)

鴻蔵家の次女。ロングヘアに大きな赤いリボンをしている。タレ目。生意気な性格で、嘲笑が得意技。長女の鴻蔵まりかとよく口喧嘩をする。母親と鴻蔵美冶のことが大好き。美冶からは「あり姉」と呼ばれる。暗くて救いようのないラストの小説を好む。

鴻蔵 てる (こうのくら てる)

鴻蔵家の奥方。普段は着物を着ている。銀髪とデカくてゴツい体格が特徴。厳格な性格だが、おちゃめな一面もある。強面だが、娘たちをこよなく愛しており、その愛情は庶子である鴻蔵美冶にも平等に注がれる。美冶に自分のことを「マミー」と呼ばせる。

書誌情報

いびってこない義母と義姉 5巻 一迅社〈comic POOL〉

第1巻

(2021-05-25発行、 978-4758022453)

第5巻

(2023-10-25発行、 978-4758026024)

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