おいら放課後若大将

おいら放課後若大将

乱暴者だが気は優しいガキ大将の中学1年生・若松大将が巻き起こす騒動を描いた学園コメディ。「中一コース」1979年4月号から1980年3月号にかけて掲載された作品。

正式名称
おいら放課後若大将
ふりがな
おいらほうかごわかだいしょう
作者
ジャンル
学園
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

不良に絡まれていたクラスメイトを助けた若松大将は、放課後に部活見学で訪ねた柔道部で、その不良たちと出くわしてしまう。子分の仇討ちとばかりに現れたのは、柔道部の主将で不良たちの親分である荒勢三十郎。取り囲まれた大将は、柔道部全員と戦うことになる。

登場人物・キャラクター

若松 大将 (わかまつ たいしょう)

南城中学校の1年生の少年。乱暴者だが気は優しい。通称「若大将」。学生帽を斜めに被り、制服のボタンは全開にして、袖を肘まで捲り上げたスタイルが特徴。新入部員歓迎稽古と称して、襲いかかってきた柔道部の部員らを、まとめてあっという間にのしてしまうほど喧嘩が強い。運動神経は抜群で、多くの運動部から引く手あまた。時折、部活の試合に助っ人として参加しては、チームを勝利に導いている。 特定の部活には所属していない。榊みずえとは幼なじみで、お互いに好意を寄せている。お調子者で、女の子にだらしない一面があり、何かと喧嘩ばかりしている。

榊 みずえ (さかき みずえ)

南城中学校の1年生の少女。若松大将の幼なじみにしてクラスメイト。ポニーテールの髪型に可愛らしい顔立ちで、男子に言い寄られることも多い。生真面目で頭も良い優等生だが、気は強い。お調子者で女の子に目がない大将とはよく喧嘩になる。

青山 秀 (あおやま しゅう)

南城中学校の1年生の少年。若松大将のクラスメイト。整った七三分けの、見るからに秀才然とした出で立ちをしている。榊みずえに想いを寄せており、みずえと幼なじみで仲の良い大将に敵対心を抱いている。その敵対心からか、大将に対して嫌味な発言をすることが多い。

荒勢 三十郎 (あらせ さんじゅうろう)

南城中学校の3年生の少年。荒くれ者だらけの柔道部をまとめる主将。大柄な体格で坊主頭、右目と左頬に大きな傷を持つ。中学生とは思えないヤクザのような風貌をした少年。その風貌通り腕っ節も強いが、新入部員歓迎稽古と称して、若松大将を傷めつけようとした際、運動神経抜群の大将にあっけなく返り討ちにされてしまう。それからというもの大将を倒すことを目標とし、必殺技の開発に日々精を出している。 乱暴者で意地も悪いが、妹には極端に甘いという意外な一面も持つ。

野中 ひとみ (のなか ひとみ)

南城中学校の1年生の少女。山田のクラスメイト。セミロングヘアで、右目の下にほくろがある。荒勢三十郎に強引に言い寄られていたところを若松大将に助けられ、それをきっかけに大将に好意を抱くようになる。

山田 (やまだ)

南城中学校の1年生の少年。陸上部所属。性格はおとなしく、クラスでは目立たない存在。クラスメイトの野中ひとみに想いを寄せている。ひとみを前に若松大将に短距離走対決を挑まれるが、山田のひとみに対する想いに気づいていた大将の心遣いにより勝ちを譲られる。

森崎 慎二 (もりさき しんじ)

英有中学校野球部のエースで、4番を務める少年。色を染めた長髪の二枚目で、女子たちの憧れの的。一見誠実そうだが、実は女たらし。今までに何人もの女の子を泣かせており、また性格も卑怯。榊みずえを気に入っており、事あるごとにみずえの前に現れては、姑息な手を使ってたらしこもうとする。その都度、みずえの身を案じた若松大将に懲らしめられている。 大将に負けず劣らずスポーツ万能。水泳の中学記録の保持者で、サーフィンも得意。ただし格闘技は苦手で喧嘩も弱い。大将に何度も懲らしめられるにつれ、そのメッキが剥がれていき、ついには「見かけ倒しのスケベ男」と陰口を叩かれるまでに評判を落とす。

後姿 三四郎 (うしろすがた さんしろう)

城東中学校柔道部に所属する長髪の天才柔道少年。喧嘩をふっかけてきた年上の高校生たちを、柔道の技で返り討ちにしてしまうほどの腕前の持ち主。「大山嵐(おおやまあらし)」という、巴投げの変形のような技を得意とする。負ければ解散という南城中柔道部の存続を懸けた試合にて、助っ人として無理やり駆り出された若松大将と対戦。驚異的な運動神経を持つ大将に、大山嵐を破られて敗北してしまう。

SHARE
EC
Amazon
logo