おきゃんでゴメン

おきゃんでゴメン

三浦夏のおかげでバスケットボールの魅力に魅せられたスポーツ大好き少女の鎌倉花音が、自ら作った寄せ集めチームを勝利に導いて行く姿を描く、青春ストーリー。「りぼん」に昭和62年3月号から12月号にかけて連載された作品。

正式名称
おきゃんでゴメン
ふりがな
おきゃんでごめん
作者
ジャンル
バスケットボール
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概要・あらすじ

鎌倉花音はスポーツ大好き少女。ハイジャンプの中学記録を持ちながらも高校では陸上部に入部せず、自分の心を揺さぶるものを探していた。ある日、一人でバスケットボールの練習をしている三浦夏に出会う。自分が探しているものはこれだと感じた花音は、バスケットボールを始めようと決意する。しかし元禄高校では去年のある事件をきっかけにバスケットボール部は廃部になっており、誰もその詳しい原因を語ろうとしないのだった。

登場人物・キャラクター

鎌倉 花音 (かまくら かのん)

元禄高校1年生のスポーツ大好き少女。中学生の時は陸上をやっていて、ハイジャンプのチャンピオンだった。三浦夏と出会ったことをきっかけに、夏に憧れ、またバスケットボールに惹かれるようになっていく。美人で成績もトップクラスの努力家。相模陸王とは幼なじみで、兄妹のように思っている。

三浦 夏 (みうら なつ)

元禄高校2年生の男子生徒。バスケットボールの優秀な選手で、特待生として入学し1年生ながらすぐにレギュラーになった。ずば抜けた運動センスを活かして練習プログラムも組んでいたが、部員の一人が練習中に大けがをして選手生命を絶たれ、その全責任を負わされてしまう。これによりバスケットボール部が廃部になってからも、たった一人で練習を続けている。

相模 陸王 (さがみ りくおう)

元禄高校1年生の男子生徒。中学生の頃からずっとバスケットボールを続けている優秀な選手。鎌倉花音の幼なじみで、花音に想いを寄せており、それに気づいていない彼女を一途に見守り続けている。女子生徒たちから人気があり、親衛隊が存在するほど。

葉山 初子 (はやま ういこ)

元禄高校1年生の女子生徒。三浦夏とは遠縁の仲で、夏にとっては妹のような存在。夏のことをずっと好きだったが、既に告白して失恋している。中学の時にバスケットボール部に所属していたが、運動オンチなためずっと補欠で、おまけにユニフォーム恐怖症で着た途端に足がすくんで動けなくなってしまう。

小盛 勇吉 (こもり ゆうきち)

元禄高校2年生の男子生徒。バスケットボール部に所属していたが、事件のせいで三浦夏のことを信頼できなくなり、部を辞めてしまう。だが、のちに鎌倉花音や相模陸王がもう一度作ったバスケットボール部に戻ってくる。

大木 (おおき)

元禄高校2年生の男子生徒。中学の時は有名な選手だったが、レギュラーポジションを三浦夏に奪われたことを逆恨みし、怪我をさせてやろうとゴールポストに細工をした。結果的に、自分が両足骨折という大けがを負うこととなる。

神保 かをり (じんぼ かをり)

元禄高校バスケットボール部の顧問。バスケットボールの有名な選手で、6年間アメリカに留学しており、その間ジュニアナショナルチームでプレイしていた。有能すぎて時に才に溺れることもあるが、明るくて元気いっぱい。チームをしっかり見てくれるよき指導者。

伊藤 望 (いとう のぞみ)

七海高校でバスケットボール部に所属している女子生徒。生まれつき虚弱体質で、幼くして両親の離婚を経験したせいか、友達が一人もおらず暗い目をしていた。バスケットボールが上達するにつれて体も強くなったが、相変わらず人を信じることができず、友情や信頼などは無駄だと考えている。気が強く、ワンマンなプレイをする。

水嶋 (みずしま)

七海高校バスケットボール部の顧問で、神保かをりの元婚約者。かをりを愛しているのだが、優しい性格で、伊藤望が自分を必要としていることを痛いほど理解しているため、望の想いを振り払うことができない。

鎌倉 拓海 (かまくら たくみ)

鎌倉花音の兄。オシャレだが軽薄で、女の子と遊ぶのが大好き。相模陸王を弟のように思っており、彼の花音への気持ちを見守っている。

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