こいつらの正体が女だと俺だけが知っている

こいつらの正体が女だと俺だけが知っている

猫又ぬこの小説『こいつらの正体が女だと俺だけが知っている』のコミカライズ作品。幼なじみの二人の少女が目標達成のために男装していることを知った佐伯竜之介が、周囲にばれないように彼女たちに協力し、つぎつぎに起こる問題を解決していく姿を描いたラブコメディ。「ニコニコ静画」で2019年7月2日から配信の作品。

正式名称
こいつらの正体が女だと俺だけが知っている
ふりがな
こいつらのしょうたいがおんなだとおれだけがしっている
原作者
猫又 ぬこ
漫画
ジャンル
ラブコメ
関連商品
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あらすじ

第1巻

父親の親友で白椿女学院の理事長、白椿貫太郎からの要請を受けて、佐伯竜之介は白椿女学院に編入した。白椿女学院に通う女子高校生たちが男性に慣れることを目的としており、すでに同じ目的で竜之介の幼なじみで、竜之介が男として目標にしている胡桃沢忍花城真琴も編入していた。しかし、7年ぶりに学生寮で再会した二人は見事な美少女に成長し、竜之介は大いに困惑する。二人から個別に「実家が代々白椿家のボディーガードを担っていて自分もボディーガードを目指している。女性では白椿家に仕えられないから男性として振る舞い、周囲に本当の性別がばれるわけにはいかない」という事情を聞き、竜之介は二人の夢のために協力を申し出る。(第一幕「俺の幼なじみが全員女の子だった」、第二幕「アツい男のおかず対決!?」。ほか、4エピソード収録)

第2巻

ある日曜日、佐伯竜之介といっしょに街に遊びにやってきた花城真琴は、男装をやめてかわいらしい女性ぽい服に着替える。女の子として振る舞うことでストレスを発散する真琴に付き合って、竜之介もゲームセンターやカラオケ、猫カフェなどで楽しい時間を過ごす。そして、本屋で別々に行動している時に、竜之介は胡桃沢忍と出会う。忍もふだんの男装ではなく女性の格好をしていた。忍の服装について二人で話し込んでいると、そこへ真琴が合流。忍と真琴はそれぞれが女性の服を身につけた状態で顔を合わせるのだった。(第七幕「女装デートでバッティング&ドッキング」。ほか、4エピソード収録)

関連作品

小説

本作『こいつらの正体が女だと俺だけが知っている』は、猫又ぬこの小説『こいつらの正体が女だと俺だけが知っている』を原作としている。内容は漫画版と同じく、男性として振る舞う胡桃沢忍花城真琴が実は女性だと周囲にばれないように、佐伯竜之介が奮闘する姿を描いたラブコメディ。イラストは伍長が担当している。

登場人物・キャラクター

佐伯 竜之介 (さえき りゅうのすけ)

白椿女学院高等部に編入した男子。白椿女学院に通う女子生徒や世話をするメイドが男性に慣れるため、白椿女学院理事長で父親の親友でもある白椿貫太郎から要請されて編入してきた。また、7年前までいっしょに遊んでいた幼なじみで、男として目標にしていた胡桃沢忍と花城真琴も、同様の理由で白椿女学院に通っていることも編入を決めた要因となっている。再会した際に二人が本当は女性だと知るが、二人が男装して男として振る舞う理由を聞いて周囲にばれないように協力を申し出る。正義感の強い性格の熱血漢。不良にナンパされて嫌がっている女性を何度も助けているが、それを見た第三者からは、ナンパから助けた女性に毎回フラれていると誤解され、その結果「残念プレイボーイ」という不本意なあだ名が付けられる。

胡桃沢 忍 (くるみざわ しのぶ)

白椿女学院高等部に通う女子。実家は白椿家の代々ボディーガードを務めており、胡桃沢忍自身もボディーガードになることを目標としている。白椿家のボディーガードは男性しかなれないため、ふだんは男装したうえで男性として振る舞っている。幼なじみでもあり、学生寮で同じ部屋に住む花城真琴とはライバル関係にあるため、さまざまな面で張り合っている。周囲にいるどの女性よりも巨乳ながら、サラシを巻いて隠している。

花城 真琴 (はなしろ まこと)

白椿女学院高等部に通う女子。実家は白椿家の代々ボディーガードを務めており、花城真琴自身もボディーガードとなることを目標としている。白椿家のボディーガードは男性しかなれないため、ふだんは男装したうえで男性として振る舞っている。幼なじみで学生寮で同じ部屋に住む胡桃沢忍とはライバル関係にあるため、さまざまな面で張り合っている。勝気な性格で口調はやや乱暴ながら、かわいいものが好きなど同年代の女の子と変わらない一面を持つ。

白椿 貫太郎 (しらつばき かんたろう)

白椿女学院の理事長を務める男性。男子禁制を徹底し過ぎたため、白椿女学院に通う女子生徒や世話をするメイドが男性との接し方がわからず、問題を抱えていることを憂慮している。打開策として男子生徒の編入を決めるものの、試験に合格したのは胡桃沢忍と花城真琴しかいなかった。忍と真琴の二人だけでは負担が大きすぎると考え、追加の男子生徒として親友の息子である佐伯竜之介に編入を打診する。

雪路 (ゆきじ)

白椿女学院でメイドとして働く女性。碓氷千夏の姉。おしとやかな大人の女性ながら、白椿女学院メイド科の卒業生なため、男性に耐性がなく、荷物検査で見つけた佐伯竜之介の下着に興味を示す。

大上 (おおかみ)

白椿女学院の敷地内にある旅館の管理を任されているメイドの女性。白椿女学院で礼儀作法の指導を行う教師でもある。作法や仕来りに厳しく、守らない者には後ずさりさせるほどのプレッシャーを与えながら丁寧な言葉で語りかける。白椿女学院メイド科の卒業生なため、男性に耐性がない。

桜小路 (さくらこうじ)

白椿女学院高等部に通う女子。佐伯竜之介のクラスメイト。見るからに育ちのいい令嬢だが箱入り娘なため、編入初日の竜之介に男性の下半身について質問するなど、世間知らずなところがある。定期試験がすべて終わった日の夜に、友達も誘って竜之介の歓迎会を開く。

碓氷 千夏 (うすい ちなつ)

白椿女学院高等部メイド科に通う女子。雪路の妹。メイド科の実習として5日間、佐伯竜之介や胡桃沢忍、花城真琴が住む部屋で共同生活しながらお世話をする。笑顔がまぶしい元気いっぱいの明るい性格で、物怖じせずになんでも積極的にこなす。ご主人様を癒すためにさまざまなマッサージを習得している。

場所

白椿女学院 (しらつばきじょがくいん)

全寮制のお嬢様学校。理事長は白椿貫太郎が務めている。長いあいだ男子禁制をとっていたが、その結果、女生徒や卒業生、世話をするメイドが男性との接し方がわからずに問題を抱える事態となった。それを打開するために男子生徒を編入させて共学化を図ったものの、試験に合格したのは胡桃沢忍と花城真琴の二人だけしかいない。その後、忍と真琴の負担軽減のために佐伯竜之介を編入させた。

その他キーワード

男の子貯金 (おとこのこちょきん)

胡桃沢忍と花城真琴が行うアピール。ふだんから男らしいことをしていれば、何かあっても女性だと怪しまれないだろうという狙いがある。しかし、忍と真琴が張り合い過ぎて墓穴を掘り、佐伯竜之介が尻拭いすることも多い。

クレジット

原作

猫又 ぬこ

キャラクター原案

伍長

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