てんぷる

てんぷる

『ぐらんぶる』(原作:井上堅二)などで作画を担当した吉岡公威の初のオリジナル連載作品。美女たちが暮らす男子禁制の貧乏尼寺を舞台にしている。ストイックな生活を送るために三日月寺へ入寺した青年・赤神明光の新生活の様子や、寺に住む美女たちとの恋愛模様を描いた青春ラブコメディ。講談社「コミックDAYS」で2018年9月より連載。

正式名称
てんぷる
ふりがな
てんぷる
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
アフタヌーンKC(講談社)
巻数
既刊11巻
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ストイックな主人公とムッツリスケベのヒロイン

主人公の赤神明光の赤神家は、代々女たらしの家系として有名で、明光の父親も女遊びに明け暮れていた。明光はそんな家系のせいで周囲から奇異の目に晒(さら)されており、父親のようになりたくないという思いから、女性との接触を極端に避けてストイックな生活を送っていた。一方、明光が一目惚(ぼ)れした蒼葉結月は、尼寺の長女でありながら、性的なことに興味津々なムッツリスケベのドジっ子で、明光とは対照的なヒロインとなっている。

美女だけが住む尼寺が舞台のハーレムコメディ

ストイックな生活を送っていた赤神明光は、ひょんなことから蒼葉結月に一目惚れしてしまう。その煩悩を断つため、女人禁制の「三日月寺」に出家するが、この寺は美少女だらけの尼寺だった。そして、明光は三日月寺を切り盛りする結月をはじめ、彼女の妹や寺に住む美少女たちとの同居生活が始まる。やがて明光の誠実さに彼女たちは惹(ひ)かれていき、ラッキースケベやハーレム要素を交えた青春ラブ・コメディが展開される。また寺が舞台のため、寺や修行に関する豆知識や小ネタも紹介されている。

美女たちとのさまざまなアクシデント

三日月寺で働くようになった赤神明光は、毎日のように蒼葉結月をはじめとする女性たちとのアクシデントに巻き込まれる。廊下で女性を押し倒したり、脱衣場の着替えを覗いてしまったりと、明光が望まない形や予想しない形でのアクシデントが起こる。しかし、これらのセクシーな出来事を繰り返すうちに、女性との会話すら避けていた明光は、少しずつ女性への思い込みを改めて成長していく。 

登場人物・キャラクター

赤神 明光 (あかがみ あけみつ)

女好き家系として知られる赤神家に生まれた大学生の青年。赤神明光の父親も例外なく好色なために風評被害を受け、周囲から避けられている。父親と真逆の人生を歩むためにストイックな生活を送り、女性との接触も極力避けてきた。しかし、偶然出会った蒼葉結月に一目惚れして以来、煩悩にとらわれてしまう。煩悩に打ち勝つべく大学を休学して三日月寺に出家するが、そこは結月をはじめとした女性たちが暮らす尼寺で、父親の借金を返すために三日月寺に住み込みで働くことになる。学業と共にアルバイトもしていたため、着付けや料理など特技も多い。

蒼葉 結月 (あおば ゆづき)

女子高校生で、蒼葉家の長女。三日月寺の住職の娘で、妹の月夜と海月、雇われ住職の嬉々、ホームステイのミアたちと共に寺で暮らしている。黒髪のロングヘアの巨乳美少女で、スタイル抜群。見かけによらず力持ちで、米俵を片手で持ち歩くことができる。しっかり者に見えるが、本来はお転婆で頭よりも体が先に動くタイプで、海月からはバカな脳筋と評されている。尼寺とは知らずに三日月寺にやって来た赤神明光を会計係として迎え、共に暮らすことになる。三日月寺を廃寺の危機から救うため、住職資格者との婚約を目指している。実はムッツリスケベな一面がある。

書誌情報

てんぷる 11巻 講談社〈アフタヌーンKC〉

第1巻

(2019-07-05発行、 978-4065162392)

第2巻

(2019-11-22発行、 978-4065175590)

第3巻

(2020-05-22発行、 978-4065194812)

第4巻

(2020-11-20発行、 978-4065214206)

第5巻

(2021-05-21発行、 978-4065231203)

第6巻

(2021-11-17発行、 978-4065259146)

第7巻

(2022-08-05発行、 978-4065287699)

第8巻

(2023-01-23発行、 978-4065301708)

第9巻

(2023-06-22発行、 978-4065317723)

第10巻

(2023-10-05発行、 978-4065330999)

第11巻

(2024-04-05発行、 978-4065350188)

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