ひとりずもう

ひとりずもう

作者であるさくらももこ自身をモデルに、小学校から短期大学までの人生を描いたエッセイ漫画。作者が青春時代に感じた不安と葛藤、そして初めての体験が詰まっている同名タイトルの小説をもととしたコミカライズ作品。

正式名称
ひとりずもう
ふりがな
ひとりずもう
作者
ジャンル
青春
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概要・あらすじ

小学校5年生になったももこは、保健の授業で初めて生理という現象を知る。自分の周りの女の子たちがすでに生理について知っていることに衝撃を受けると同時に、生理があるにも関わらず普通に生活しているお母さんお姉ちゃんのことを不思議に思うのだった。さらに後日、ももこはクラスメイトの女の子たちが、父親と一緒にお風呂に入っていないことも知り、お父さんとお風呂に入ることを止めてしまう。

登場人物・キャラクター

ももこ

小学校5年生の女の子で、作中では短大まで進学する。非常にナイーブな性格で、何事にもやる気を出せないでいる。他の人と同じことをするのが苦手で、集団のなかで行動することに抵抗を感じている。他の女友達と同じように青春を謳歌することができなかったが、漫画を描くことで自分の生きがいを見つける。作者のさくらももこ本人がモデル。

お父さん (おとうさん)

ももこの父親。楽観的な性格で、ももこにも意見することはあまりない。親離れしないももこを不思議に思うことはなかったが、彼女が急に一緒にお風呂に入ってくれなくなったことに戸惑う。

お母さん (おかあさん)

ももこの母親。ももこと違い現実主義者で、何事にもやる気を出さない娘のことを心配しては、ことあるごとに口出しをしている。ぼんやりと時間を無駄にするももこにいら立ち叱りつけることはあるが、物事を強制することはない。

お姉ちゃん (おねえちゃん)

ももこの姉。お母さんと同じく現実的な考え方の持ち主で、ももことは意見が合わないことも多い。早くから家族に気を遣ってアルバイトを始めるなど、優しい性格。ももこが悩んでいる時も、真摯に耳を傾けるなど、姉としてももこを温かく支える。

たまちゃん

小学校時代のももこの同級生で親友。別々の中学校に通っていたが、同じ高校に通うことになる。人当たりが良く、誰とでも打ち解けられる心の優しさを持つ。ももことはずっと仲が良かったが、海外留学を決意し、大学時代に再び離れ離れになってしまう。

加藤さん (かとうさん)

ももこの同級生。小学校から高校までずっと同じ学校に通う、仲の良い友人の1人。同世代の女の子のなかではませているほうで、中学時代にはジョン・レノンの死にも敏感に反応した。高校時代はももこにスカートをプレゼントするなど、おしゃれに関しても一歩進んでいた。

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