ぷくぷく天然かいらんばん

ぷくぷく天然かいらんばん

優しく少し単純な雑種犬ぷくぷく(月下ぷくぷく)を中心に、すぎよし町に住む様々な動物達が繰り広げる動物コメディ。(2001年)に第47回小学館漫画賞受賞。

正式名称
ぷくぷく天然かいらんばん
ふりがな
ぷくぷくてんねんかいらんばん
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
動物擬人化
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概要・あらすじ

生後3ヶ月のオスの雑種犬・ぷくぷく (月下ぷくぷく)は、すぎよし町の見回りが日課。ある日、途中で倒れていた柴犬を見つけ介抱する。警察犬ルドルフや野良猫のクロみけねーさん達の協力で飼い主を探すが、なかなか見つからない。そこにぷくぷくの飼い主・月下かりんと隣に住む高山タケシが現れた。

高山タケシは柴犬をぽんたと名付けて飼い始めるが、ぽんた(高山ぽんた)は実はメス。同い年のぷくぷくぽんたを中心に、すぎよし町の動物達の物語が始まる。

登場人物・キャラクター

月下 ぷくぷく (つきしたぷくぷく)

生後3ヶ月の雑種犬のオス。月下家に飼われており、特に娘の月下かりんとは仲が良い。素直で優しく、少々単純。走ることが苦手だが、仲間のピンチには勇気を振り絞って立ち向かう。反面お人よしで、仲間のわがままに振り回されることも多い。好物はさくらんぼ。正義の味方『ピース仮面』に憧れており、将来はルドルフのように立派なシェパードの警察犬になるのが夢で、すぎよし町の町内の見回りが日課。

高山 ぽんた (たかやまぽんた)

『ぷくぷく天然かいらんばん』に登場する犬。生後3ヶ月の柴犬で、ぷくぷく(月下ぷくぷく)とは同い年。一人称は「ボク」だが性別はメス。しかし男勝りのりりしいルックスや口調からオスに間違われる。本人は気にしているようで、「マーガレット」と呼ばれたいと思っている。隣町のペットショップから逃げ出し、行き倒れになっていた所をぷくぷく(月下ぷくぷく)に助けられ、高山タケシに飼われることになった。 食いしん坊で、よくぷくぷく (月下ぷくぷく)のご飯やおやつを横取りしている。しかしぷくぷく (月下ぷくぷく)のことは意識しているようで、みけねーさんなど他のメスに心を奪われると怒り出す。

ケケロ

『ぷくぷく天然かいらんばん』に登場する犬。シベリアン・ハスキーのオス。生後4ヶ月で、ぷくぷく(月下ぷくぷく)とぽんた(高山ぽんた)より1ヶ月年上。強情だが根は優しく、一途な性格。隣に住んでいたココと両想いになるが、彼女の引っ越しにより遠距離恋愛となる。

クロ

『ぷくぷく天然かいらんばん』に登場する猫。日本ネコのオス。全身が黒く、額に大きなバツ印の傷がある。すぎよし町内を仕切るノラネコ団のリーダー。町内の動物たちが毎日一堂に集まるネコ集会の主催者。みけねーさんに惚れている。

ルドルフ

『ぷくぷく天然かいらんばん』に登場する犬。ジャーマン・シェパードのオスで4歳。優れた警察犬でぷくぷく(月下ぷくぷく)の憧れの存在。町内の動物達から慕われている。みけねーさんに好意を持ち、クロとはライバル同士。弱点は高い所ときれいな女性(メス)。

みけねーさん

『ぷくぷく天然かいらんばん』に登場する猫。三毛猫のメス。すぎよし町ナンバーワンとの呼び声が高い容姿とミステリアスな雰囲気を持ち、ファンは多い。またぽんた(高山ぽんた)は同じメスとして憧れている。クロとルドルフから言い寄られているが、いつも軽く受け流している。

五条マルセーヌ・ド・ベルモット・フォン・ラシェール (ごじょうまるせーぬ・ど・べるもっと・ふぉん・らしぇーる)

『ぷくぷく天然かいらんばん』に登場する犬。マルチーズのメスで生後2ヶ月。ぷくぷく(月下ぷくぷく)を「ぷく兄ちゃま」と呼んで慕っている。小さな体にリボンと可愛らしい容姿だが、驚異的な怪力の持ち主。ラッキー・ドッグフードの社長の家で飼われており、同社の製品をぷくぷく(月下ぷくぷく)やぽんた(高山ぽんた)、ルドルフ達にふるまう事もある。 語尾に「~でしゅ」と付けて話す。

山田さん (やまださん)

『ぷくぷく天然かいらんばん』に登場するハムスター。ゴールデンハムスターのオス。掴みどころのない性格。特技はマジック。田中さん、伊藤さんとハムスタートリオを組み、そのリーダー的存在。ぷくぷく(月下ぷくぷく)達の良き相談相手。

月下 モグ (つきしたもぐ)

『ぷくぷく天然かいらんばん』に登場するインコ。ブルーボタンインコのオスで2歳。ぷくぷく(月下ぷくぷく)と同様に月下家で飼われている。気ままな性格で、すぎよし町を飛び回ってはデマを広げている。

万年さん (まんねんさん)

『ぷくぷく天然かいらんばん』に登場する亀。ミドリガメのオスで、年齢は10000歳に達している。ハムスターの山田さんの友人で、よく山田さんを背中に乗せて歩いている。お笑いが好きですぎよし町が誇るダジャレ王だが、話が遅いため、そのギャグを全部聞こうとすると3日3晩かかる。

クラウス

生後1ヶ月のオス。ルドルフの甥で、彼の元に預けられた。つぶらな瞳を潤ませてお願いをする通称「うるうる光線」により、ルドルフやぷくぷく(月下ぷくぷく)、山田さんを次々に陥落する。

ココ

『ぷくぷく天然かいらんばん』に登場する犬。キャバリアのメス。隣に住んでいたケケロが一目惚れし、ぷくぷく(月下ぷくぷく)とルドルフの協力によって知り合い、両想いになる。その後、飼い主の引っ越しによって離れ離れになったが、遠距離恋愛を続けている。素直で純粋な性格だが、生まれつき身体が弱い。

月下 かりん

三つ編みの少女。初登場時は小学校5年生。ぷくぷく(月下ぷくぷく)を飼っている月下家の娘。ぷくぷく(月下ぷくぷく)とはお互いに硬く信頼し合い、いつも彼の心を読み取り、優しく接している。隣に住む同じ学年の高山タケシと仲が良く、男の子として意識している。

高山 タケシ

短髪の男子。明るく男らしい性格。初登場時は小学5年生。隣町のペットショップから逃げて来たぽんた(高山ぽんた)を引き取って飼い始める。月下かりんを女の子として意識しているが、意地を張ってしまうこともある。

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