みらい渾天儀

みらい渾天儀

現代から時代を超えて未来の世界で目覚めた女子高生が、もといた時代とのギャップに苦しみながらも、今自分ができることを探していく物語。「別冊花とゆめ」平成16年7月号から平成17年3月号にかけて不定期に掲載された。

正式名称
みらい渾天儀
ふりがな
みらいこんてんぎ
作者
ジャンル
ファンタジー
 
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概要・あらすじ

不慮の事故で意識不明となった女子高生の鈴木未来が再び目を覚ました時、そこは400年後の世界だった。さらに「天竜」の心臓を移植することで生きながらえた未来の存在は、現在の地球では神にも等しいのだという。突然の環境の変化を受け入れられず、混乱する未来。だが、他国の王子であるテュール・レヴァンスとの出会いにより、彼女は次第に今の生活になじんでいく。

やがて国にとって必要な存在になりたいと願うようになる未来だが、そんな折、意外な事実が明らかになる。

登場人物・キャラクター

鈴木 未来 (すずき みく)

現代日本の女子高校生。両親と喧嘩して家を飛び出したところで交通事故に遭う。その後400年間冷凍保存され、目覚めた時には身体の中に天竜の心臓が移植されて「竜人様」とあがめられる存在となっていた。自分の現状を受け入れられず、自分自身が必要とされているわけではないと卑屈になるが、ヤトの孤独や自分の使命を知り、立派な「竜人」を目指して真剣に学ぶようになる。

テュール・レヴァンス (てゅーるれゔぁんす)

鈴木未来の友人であり、気になる相手。未来の住む降竜国とは違う輝地国の第四皇子で、奔放で気さくな性格。突如過酷な境遇に置かれた未来に共感し、自信のない彼女を常に笑顔で励ましてくれる。歌が非常に得意。

ヤト

鈴木未来の友人であり、弟のような存在。未来に心臓を与えた「天竜」アイラの息子であり、母親の心臓を移植した未来は母親を殺したも同然と恨んでいたが、母の真意を知り未来に懐くようになる。本来は小さな黒い竜だが、人間の少年の姿になることもできる。

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