オジバディ

オジバディ

四十路を迎えた高校時代の友人四人を中心としたギャグコメディ作品。気の置けない間柄の仲間達との日常と、かつての仲間の一人であった少女・大保やよいと瓜二つの女性・島ノ内葉月との関係を描く。「週刊漫画ゴラク」2009年2月号から2009年10月号にかけて連載された作品。

正式名称
オジバディ
ふりがな
おじばでぃ
原作者
末田 雄一郎
作画
ジャンル
ギャグ・コメディ
関連商品
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概要・あらすじ

折田桃治加瀬川剛白根俊介本田久彦は、高校時代の旧友だった。そんな四人は、1年ほど前に再会して以来、同じく高校時代の後輩である熊本五輪男の経営するバーで、月に一度集まるようになっていた。ある日、本田久彦の紹介で合コンをする事になった四人は、そこで、高校生時代に亡くなった仲間の一人・大保やよいと瓜二つの島ノ内葉月と出会う。

みんなが驚く中、葉月は「かつて好きだった先生に似ている」という理由で、桃治に猛烈なアタックを仕掛ける。最初こそ断っていた桃治だったが、ついに葉月と一夜を過ごしてしまい、以降は会社や家庭を顧みず、葉月との不倫関係に溺れていく。だがある日、桃治は葉月から一方的に関係を絶たれてしまう。

かつてやよいに抱いていた思いを葉月に重ねる桃治は、仲間達の応援を受け、再び葉月のもとへと向かう。

登場人物・キャラクター

折田 桃治 (おりた ちょうじ)

マンションデベロッパー勤務の男性。年齢は41歳。黒いショートカットの髪型をしている。身長体重や年収、陰茎の長さに至るまで、統計における日本人男性の平均的な数字に当てはまっている文字通り平凡な人物。統計を引き合いに出して、自分の行動が多数派なのか少数派なのかを考える癖があり、無難な人生を選ぶように日々心掛けている。そのため、仕事においても情熱的な姿を見せることはいっさいなく、「お気楽社員」として通っている。 加瀬川剛や白根俊介、本田久彦とは高校の野球部におけるチームメイトで、彼らとは1年前に再会して以来、月に一度のペースで集まる飲み友達になっている。かつて野球部ではエースピッチャーを務めており、当時は「公立の星」と呼ばれるほど周囲から期待される選手だったが、試合中のケガで選手生命が断たれてしまう。 結婚してから13年目になるが、おしどり夫婦として有名で、周囲からは「練馬の奇跡」と評されている。夜の営みは1年近く行っていなかったが、加瀬川剛から勃起薬をもらって以来、それも改善されている。合コンの場で出会った島ノ内葉月から猛烈なアピールを受け、不倫関係に至ってしまう。 「オロチョン」というあだ名は高校時代の友人である大保やよいによって名付けられており、高校時代から続く旧友からはこのあだ名で呼ばれている。

加瀬川 剛 (かせがわ つよし)

ブローカーを生業としている男性。年齢は41歳。丸坊主で黒いサングラスをかけた、いかつい見た目をしている。折田桃治や白根俊介、本田久彦とは高校の野球部におけるチームメイトだった。彼らとは1年前に再会して以来、月に一度のペースで集まる飲み友達になっている。「みさタン」というあだ名の20歳年下の彼女がいたが、勃起薬を使ってセックスを行った際、あまりにも激しすぎる行為を嫌がられてしまう。 そのまま実家へと逃げられ、破局を迎えた。「ジャイ」というあだ名は高校時代の友人である大保やよいによって名付けられており、高校時代から続く旧友からはこのあだ名で呼ばれている。

白根 俊介 (しらね しゅんすけ)

システムエンジニアを務めている男性。年齢は41歳。頭の後ろで長い黒髪を束ねている。外見は比較的イケメンだが、潔癖症で奥手なため、これまで一度も性体験のない童貞。ハプニングバーに行って女性に迫られた際も、潔癖症である事が災いして、直前になって女性を拒否してしまう。折田桃治や加瀬川剛、本田久彦とは高校の野球部におけるチームメイトだった。 彼らとは1年前に再会して以来、月に一度のペースで集まる飲み友達になっている。「ケッペイ」というあだ名は高校時代の友人である大保やよいによって名付けられており、高校時代から続く旧友からはこのあだ名で呼ばれている。

本田 久彦 (ほんだ ひさひこ)

フリーカメラマンの男性。年齢は41歳。黒いショートカットの髪型をしている。一児の父だったが現在は妻と離婚しており、息子の養育費を払っている。折田桃治、加瀬川剛、白根俊介とは高校の野球部におけるチームメイトだった。彼らとは1年前に再会して以来、月に一度のペースで集まる飲み友達になっている。「ミニキュー」というあだ名は高校時代の友人である大保やよいによって名付けられており、高校時代から続く旧友からはこのあだ名で呼ばれている。

熊本 五輪男

BAR「ちろる」を経営している女性。髪を染めており、華やかな外見をしている。実はもともとは男性で、性転換手術を行って女性となった。高校生時代は野球部に所属しており、折田桃治の一つ下の後輩にあたる。非常に記憶力がよく、当時の野球部で残した成績は、自分はもちろんほかの部員達の成績まで暗唱する事ができる。高校時代、鮫島に脅され、大保やよいを引き合わせる役を嫌々務めていた。 やよいの死の真相を知っていたが、「しゃべれば先輩達が鮫島を殺すに違いない」と考え、あえて黙っていた。「ちろる」というあだ名は高校時代の友人である大保やよいによって名付けられており、高校時代から続く旧友からはこのあだ名で呼ばれている。また、このあだ名を店名にしている。

島ノ内 葉月

ジムのインストラクターをしている女性。ショートカットの髪型で、華やかな外見をしている。合コンの場で会った折田桃治に「昔、好きだった先生に似ている」という理由で一目惚れする。その後、猛烈なアタックの末、桃治と不倫関係に至るが、途中で関係を断とうする。

大保 やよい

折田桃治と同学年で、高校生時代に野球部のマネージャーを務めていた女性。高校時代に階段から落ちて亡くなってしまう。長い間、周囲からは事故だと思われていたが、本当の理由は鮫島に無理矢理迫られた挙句、逃げようとして階段から落ちたせいだった。人をあだ名で呼ぶ癖があり、高校生当時に仲がよかった桃治らのあだ名を考えたのも大保やよいである。

鮫島

高校時代、野球部に所属していた折田桃治の1つ上の先輩。身体が大きく、強面の男性。レギュラーになれないという理由で、後輩に嫌がらせをするなど陰湿な性格をしている。大保やよいと付き合おうと無理矢理迫った結果、やよいを死に追いやった張本人。

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