樹海少年ZOO1

樹海少年ZOO1

主人公の少年獣一が陰謀団秘密結社マッキと対決する姿を描いたギャグ漫画。特異な作風でカルト的な人気を誇るギャグ漫画家・漫画太郎(本作では漫$画太郎名義)が人気音楽グループ「電気グルーヴ」のメンバー・ピエール瀧を原作に据えて描いた作品。その内容は無軌道を極めており、回想シーンで人類を滅亡させてしまったため、途中のストーリーをなかったことにしてしまうなど、他の画太郎漫画と比べても特別破滅的な内容となっている。

正式名称
樹海少年ZOO1
ふりがな
じゅかいしょうねんずーいち
作画
原作
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

学校一の秀才・スサノオ、スポーツに秀でるドリアンが自動車事故で死んだことにより、二人と同行していた少年・獣一は学校で謂れ無きイジメを受けることとなる。非道な振る舞いに怒り狂ったホームレス・タイちゃんは、愛犬・パンチとともに学校を襲撃。再び学校の人々に受け入れられることになった獣一はタイちゃんにお礼を言おうと公園を訪れるが、タイちゃんは悪の秘密結社・マッキにさらわれてしまっていた。

登場人物・キャラクター

獣一 (じゅういち)

親友であるスサノオ、ドリアンを事故で失い、ただ一人生き残ってしまったため、学校中から激しいいじめを受けた。その後、自らを救ってくれたホームレス・タイちゃんを救うため、タイちゃんの愛犬・パンチとともに悪の秘密結社・マッキの陰謀に立ち向かうこととなる。富士の樹海にて、キノコ仙人が授けた試練・ズカイバルを経てキノコパワーを手に入れた。

パンチ

公園に住むホームレス・タイちゃんの飼う犬。獣一を取り巻くいじめに憤激したタイちゃんとともに学校を襲撃した。その後、さらわれたタイちゃんを探すため、獣一とともに秘密結社・マッキと対決。富士の樹海でのズカイバルによってキノコパワーを得ると、人語を喋るようになった。

キノコ仙人 (きのこせんにん)

一見すると狂気に陥ったホームレスだが、実は人間の潜在能力を数十倍にする「キノコパワー」を秘めたスーパーキノコを作り出した張本人であり、キノコパワーの使い手である。キノコパワーの悪用を企む秘密結社・マッキに利用されていたが、真実を知って逃走。マッキの野望を挫くべく公園でホームレスに啓蒙活動をしていたものの、狂人の戯言として歯牙にもかけられていなかった。 マッキと戦う獣一とパンチの素質を見込み、キノコパワーを操る修行を授ける。

虫一 (ちゅういち)

1986年7の月に活躍した獣一の父であり、回想編における主人公。旧友・スナギモの軽率な行動により、巨漢のいじめっこ・エイドリアンに襲われてしまう。

槙原 ひろみ (まきはら ひろみ)

世界征服を企む悪の秘密結社・マッキの首領であり、部下からは閣下と呼ばれている。普段は部下想いの温厚な性格だが、一度怒ると手がつけられない。毒キノコパワーを使った必殺技は、殺傷能力を持った異臭を放つ巨大な巻きグソで対象を絡めとる「地獄絵巻ぐそ」。1986年の回想で登場した際は、突撃するウスラを避けようとして頭を打ち、絶命した。

センム

秘密結社・マッキの幹部であり、マッキのロボット計画を推し進めた中心人物。毒キノコパワーの必殺技は頭部から強烈な光を発する「ハゲ目つぶし」。

オカマ

秘密結社・マッキの幹部であり、紅一点。毒キノコパワーを発揮することで巨乳化し、強烈な母乳「チクビーム」を発射することが可能。1986年の回想では源さんの爆発に巻き込まれ消滅した。

オタク

秘密結社・マッキの幹部であり、根暗な性格をしている。毒キノコパワーは、身体中から溢れ出る粘液を利用して相手の身動きを奪う「ベトベト地獄」。

コックリ

秘密結社・マッキの幹部の一人。毒キノコパワーはとてつもない口臭を発する「口臭鼻つぶし」。1986年の回想で登場した際に「コックリ・子機蔵」という本名を明かしている。

ウスラ

秘密結社・マッキの幹部だが、とても頭が悪く周囲の空気を読まない行動を取るために、いつも問題を起こしてしまう。毒キノコパワーの必殺技は体毛を伸ばす「もじゃもじゃ地獄」。

オニ

秘密結社・マッキの幹部であり、ドクロを模した甲冑を着こんだ武闘派。毒キノコパワーは体当たり攻撃の「鬼畜ラッシャー」。

集団・組織

秘密結社・マッキ (ひみつけっしゃ・まっき)

『樹海少年ZOO1』に登場する組織。槙原ひろみを首領とした悪の秘密結社であり、ホームレスを移植したロボットを人間社会に潜り込ませることによって世界征服を企んでいた。「健康食品ハートフルカンパニー」という偽の団体を装うことでキノコ仙人に近づき、キノコパワーの秘密を突き止める。幹部はオカマ、オタク、コックリ、ウスラ、センム、オニだが、1997年7の月時点では、オカマ、オタク、コックリ、ウスラ、平社員、源さんであった。

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