オーベン×ネーベン

オーベン×ネーベン

24時間子供を診療する小児科病棟で、研修医(オーベン)と指導医(ネーベン)は多忙で過酷な日々を送っていた。それぞれの医師の立場で病院にやって来る子供や、その親との交流を描いた医療系ヒューマンドラマ。「COMIC BRIDGE online」で2019年9月6日から配信の作品。

正式名称
オーベン×ネーベン
ふりがな
おーべんねーべん
原作者
ちんねん
漫画
ジャンル
医療
 
ヒューマンドラマ
レーベル
BRIDGE COMICS(KADOKAWA)
巻数
既刊1巻
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あらすじ

医者になって1年目、F市民総合病院で小児科の研修医として働き始めた沖村美貴は、途切れなくやって来る外来患者の対応に追われる忙しい日々を送っていた。知識をはじめ、経験も不足している沖村は、指導医である名越晴澄からさまざまなことを学びながら、自分と名越の医療への覚悟の違いを見せつけられて落ち込んでいた。病棟が診察待ちの子供であふれかえっているある日、沖村は一組の親子から声をかけられて一つの決断をせまられるのだった。(Karte1「こどもの仕事」)

登場人物・キャラクター

沖村 美貴 (おきむら みき)

F市民総合病院で小児科医として働く男性。医者になって1年目の研修医で、名越晴澄から指導を受けている。前向きな明るい性格で、子供にもフランクに接している。父親は地元で有名な開業医で政治家でもあり、優秀な兄が二人いる。両親に期待されていない分、のびのびと育てられた。跡取りとして育てられた兄たちが、自分探しの旅に出たまま帰ってこないために落ち込む両親を見て、今まで期待されずに育てられたことへの反発もあって医者を目指すことになる。医者になってからは理想と現実の違いや、自分の知識のなさや経験不足を痛感して一時は落ち込むが、名越の患者と向き合う姿勢や強い決意を感じ取り、本来の明るさと積極性を取り戻す。

名越 晴澄 (なごし はるすみ)

F市民総合病院で小児科医として働く男性。沖村美貴の指導医を務めている。患者への説明もわかりやすいと評判で、自信満々で的確な治療を行うため、患者の親からの信頼も厚い。一方でミスをした同僚には厳しく、段取りを無視することもあるために一部の看護師からは嫌われている。今の容姿から想像できないが、高校1年の時は非常に太っていた。カゼをひいて病院に行った際に、当時の研修医から肥満が原因で失明したり、手足が腐ったりすることを説明された。その説明が不安をあおるだけのものだったため、少しのあいだ不安な日々を過ごした過去がある。肥満は徹底した節制のおかげでダイエットに成功したが、不安になったことは今でも心に残っており、医者となった今では患者の不安を取り除いて安心させることを第一と考えている。

龍谷 ひかる (りゅうこく ひかる)

F市民総合病院で小児科医として働く男性。佃健太郎の指導医を務めている。佃とは幼なじみで、小さい頃から年上の佃に面倒を見てもらっていた。佃が医学部に進学するのを知って自分も同じ大学を目指していたが、佃が浪人を重ねたために先に合格を果たし、病院では先輩となった。

佃 健太郎 (つくだ けんたろう)

F市民総合病院で小児科医として働く男性。医者になって1年目の研修医で、年下で幼なじみの龍谷ひかるから指導を受けている。穏やかな性格で、面倒見がよくて周囲への気配りもうまい癒し系。医学部の試験日が近づくと、弟や妹がカゼやインフルエンザにかかり、うつされては受験の失敗を繰り返していた。もともと優秀な人物のため、研修医でありながら龍谷より看護師や患者から信頼されている。

クレジット

原作

ちんねん

書誌情報

オーベン×ネーベン 1巻 KADOKAWA〈BRIDGE COMICS〉

第1巻

(2019-11-08発行、 978-4040641454)

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