みどりのマキバオー

みどりのマキバオー

つの丸の同名漫画を原作とする。アニメでは主人公マキバオーをとりまく人物に子供のキャラクターを配置、相棒のチュウ兵衛が生存し続けるなど原作にはない独自のアレンジがあり、ストーリーも終盤は米国の競馬界を舞台としたオリジナル展開になっている。主題歌は歌詞を本作用に替えたカバー曲であり、オープニングの元曲は「走れコウタロー」、エンディングの元曲は洋楽の「君の瞳に恋してる」。

正式名称
みどりのマキバオー
ふりがな
みどりのまきばおー
原作者
制作
スタジオぴえろ
監督
阿部 記之
放送期間
1996年3月2日 〜 1997年7月12日
放送局
フジテレビ
話数
61話
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
競馬
 
動物擬人化
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概要・あらすじ

借金まみれの牧場に生まれたミドリマキバオーは、あまりの体格のみっともなさから見捨てられて食用にされかける。しかし持ち前のド根性と突進力を見込まれ、競走馬としての厳しい調教訓練を受けて競馬界へ挑戦することになった。

非情の王者カスケードをはじめ強敵たちに小さな身体で並ぶマキバオーは数々の名勝負を繰り広げつつ、生き別れになった母馬の行方を追い求めてたくましく生き抜いていく。

登場人物・キャラクター

ミドリマキバオー

馬。血筋の良いサラブレッドだが極端に体格が悪く、小さく丸い身体にカバのような大きな口鼻がついた馬らしからぬ容姿で生まれ落ちた。危うく処分されかけたこともあったが競走馬として成長し、経営難のみどり牧場を救うことになる。 自分を産んだ後、借金のかたに売られた母馬ミドリコとの再会を切望している。

飯富 昌虎 (おぶ まさとら)

茨城の美浦にあるトレーニングセンターに所属する調教師。みどり牧場の牧場主である源次郎の兄。馬の血筋は問わず苛烈なスパルタ方針で鍛えぬく方針の持ち主。処分寸前だったマキバオーの気合いと素質を見抜き、独自の訓練方法で育成する。

ミドリコ

馬。マキバオーの母となった栗毛の雌馬。凱旋門賞を獲った馬の種でマキバオーを産んだ後、借金のかたに売られて引き離され、行方が分からなくなる。後に種違いでマキバオーの妹を産んでいる。

山本 菅助 (やまもと かんすけ)

飯富源次郎が擁する厩舎に所属する騎手。同業者の中でもとりわけ小柄な体格によって、小型馬のマキバオーを乗りこなすことができるただ1人の騎手となる。元からの気の弱さと、過去に落馬と共に乗り馬を死なせた事故の経験があいまって精神的なもろさが生じることがある。

飯富 勝 (おぶ まさる)

小学生。父はみどり牧場の牧場主である源次郎。マキバオーの身近で良き友として応援を送り続ける男の子。ミドリマキバオーという名を付けた。カスケードを擁する馬主の令嬢に惚れるも片想いに終始する。

チュウ兵衛 (ちゅうべえ)

ネズミ。マキバオーが母馬を求めて森の中へ迷い込んださい出会った野良ネズミ。言葉は荒いが面倒見がよく、マキバオーを子分につけて助言を与え、心を支えていく。レース時にはマキバオーの頭上に乗って騎手に等しい役目をつとめ、噛み付きをくらわせて猛ダッシュのきっかけを作る。 マキバオーの通称うんこたれ蔵の命名者。

飯富 源次郎 (おぶ げんじろう)

北海道にある牧場・みどり牧場の牧場主。経営のしかたが荒かったため大きな借金を抱えていた。望みをかけたミドリコから生まれた子が体格にハンデのあるマキバオーだったため一時は処分を検討したこともあったが、兄の昌虎によって競走馬としての資質を磨かれたマキバオーに牧場を救われ、過去の処遇を謝るに至る。

カスケード

馬。競馬の世界に挑むマキバオーにとって最大の強敵として立ちはだかる競走馬。生まれ落ちて最初に目にしたのが自分を出産した負担で命を落とした母馬の骸だったという生い立ちをもち、感情を殺して最速を追求する存在となった。 当初はマキバオーを見下していたが、幾多の勝負を経て成長を遂げるマキバオーを対等以上の競争相手として認めていく。

場所

みどり牧場 (みどりぼくじょう)

北海道の南部にある牧場。ミドリコがマキバオーを生んだ場所。牧場主の飯富源次郎が放埓な経営を続けたせいで多額の負債を重ねていた。マキバオーが競走馬として頭角をあらわしたことで経済的な状況は持ち直していく。

クレジット

原作

監督

シリーズ構成

作画監督

若林厚史

音楽

岩代太郎

アニメーション制作

スタジオぴえろ

原作

みどりのマキバオー

競走馬ミドリマキバオーの活躍を描くスポーツギャグ漫画。続編に『たいようのマキバオー』『たいようのマキバオーW』がある。集英社「週刊少年ジャンプ」1994年50号から1998年9号まで連載。1997年、... 関連ページ:みどりのマキバオー

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