カナカナ

カナカナ

人の心の声が聞こえてしまう幼い少女の佳奈花と、左目に傷がある悪党面の元ヤンキー青年の日暮正直との生活を描いたハートフルコメディ。正直は単純かつ器の大きい人物で、孤独だった佳奈花は心から信頼できる家族を見つける。小学館「週刊少年サンデーS増刊」2020年8月号から連載。

正式名称
カナカナ
ふりがな
かなかな
作者
ジャンル
家族
 
ギャグ・コメディ
レーベル
少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊6巻
関連商品
Amazon 楽天 小学館eコミックストア

概要・あらすじ

人の心が読めてしまう幼い少女の佳奈花は、遠い親戚の沢田という男から逃げ、公園に隠れていた。沢田は佳奈花の能力に気づき、利用して金儲けをしようと企んでいたのだ。公園では行き交う人々の悪意の声が聞こえてくる。亡くなった祖母から「人の心を読む能力(ちから)など忌み嫌われるものだから誰にも言ってはいけない」「独りで生きて行きなさい」と言われたことを思い出し、孤独を感じる佳奈花。すると、静かでゆったりとした風景が近づいてくるように感じた。それは何も考えていない日暮正直だった。居酒屋を営む正直は、公園でムカゴを拾っていた。この人となら一緒にいられると正直を信頼した佳奈花は、彼に助けを求めた。ついに沢田に見つかり、正直の後ろに隠れる佳奈花。そんな彼女の必死さに気が付いた正直は、誘拐と言われようと佳奈花を守ることに決めた。沢田が警察を連れてきて、佳奈花を連れ戻そうとするが、警察から逃げる二人。船で国外へ逃亡しようと思ったところで友人の岸辺勇介から電話が入る。佳奈花は正直の遠い親戚で、おばちゃんから面倒をみるように言われていた子供だった。こうして正直は佳奈花の保護者となり、一緒に暮らすことになるのだった。

登場人物・キャラクター

佳奈花 (かなか)

人の心が読めてしまう幼い少女。まだ未就学児なのに文字も読めて、とてもしっかりしている。動きも機敏だが、ブランコは苦手。両親を亡くし、ずっと祖母に育てられてきた。祖母は佳奈花の特異体質を知っていて、一人で生きていけるよう、佳奈花を早く大人にしようとした。日暮正直に出会うまでは孤独を抱えていた。

日暮 正直 (ひぐらし まさなお)

左目に傷のある悪人面で元ヤンの青年。「パイセン」という名の居酒屋を営む。裏表のない真っすぐな性格で、自分を頼ってくる人を放っておけない。優しくて器が大きく、単純で少しおバカ。佳奈花の表情から気持ちを察することができる。

岸辺 勇介 (きしべ ゆうすけ)

日暮正直の仲間で、仲のいい友達。元ヤンの青年。毎日のように正直の店「パイセン」に来ている。明るい髪色でおでこにヘアバンドをつけている。勘が鋭く、常識人。正直によくツッコミを入れている。

書誌情報

カナカナ 6巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2020-12-18発行、 978-4098503698)

第2巻

(2021-07-16発行、 978-4098506859)

第3巻

(2022-02-18発行、 978-4098510092)

第4巻

(2022-07-15発行、 978-4098512089)

第5巻

(2023-04-18発行、 978-4098520367)

第6巻

(2023-11-17発行、 978-4098530397)

SHARE
EC
Amazon
logo