ガカバッカ

ガカバッカ

天国から脱走した有名画家が現世の日本にやってきて売れっ子漫画家を目指す転生ギャグ漫画。物語はゴッホを中心にピカソやダリなど実在した画家が次々と登場し、彼らのエピソードを織り交ぜたネタをユーモラスに展開していく。「週刊モーニング」2017年48号から連載開始。

正式名称
ガカバッカ
ふりがな
がかばっか
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

生きている間に絵を認められなかった不遇の画家、ゴッホ。彼はそのことがずっと心残りで、きちんと評価されたいと天国を脱走する。脱走先は現世の日本。彼はゴッホを名乗り、自分の絵を美術館に持ち込むが、贋作だ、おかしな人だと誰も相手にしてくれない。落ち込んでいるゴッホに声をかけたのはピカソだった。ピカソは先に天国から脱出しており、日本の東京美術大学に姿を隠し、漫画学科で漫画を学んでいるという。

漫画は最先端の画業で、もともと絵のうまい自分たちが面白いストーリーを作れば世界的にヒットするはずだ、とピカソは目を輝かせる。漫画を初めて見たゴッホは、陰影も塗りも甘く、線や吹き出しの入った絵が現世の芸術なのかと、大きなショックを受ける。

その後、休憩するために入った漫画喫茶で『火の鳥』を手にしたゴッホは漫画のすばらしさを知り、自分の考えを改めた。彼は現世で漫画家として認められるため、第二の画家人生を歩み始める。

登場人物・キャラクター

ゴッホ

「ひまわり」など独創的な作品で知られる世界的に有名な天才画家。その生涯で売れた絵はたった1枚という不遇の人物。生きているうちに評価されなかったことが心残りで、天国から脱走し、現世に降りてきた。おでこと耳にファーのついた帽子をいつもかぶっている青年。思い込みが激しく自信家で勉強熱心。プライドが高いため、一旦は反発するが、良いものだとわかるとすぐに認める素直さもある。 日本の東京美術大学漫画学科に通い、漫画を学ぶ。耳のことをネタにされるとすぐキレる。実在した画家フィンセント・ファン・ゴッホがモデル。

ピカソ

キュビスムの創始者として知られ、常に斬新な表現で後世に影響を与えた天才画家。ゴッホより先に天国を脱走し、現世の日本に来ていた。現世の仕組みをゴッホに教える面倒見の良い人物。日本の東京美術大学漫画学科に通い、漫画家を目指している。ペンネームもピカソ。天国を脱走したのは夜中にラーメンが食べたくなったからという自由人。 大きな目の可愛らしい青年で、いつもボーダーのTシャツを着ている。黒髪で毛先は外にはねており、髪の右上をボンボンで結んでいる。昔から愛人の絶えないモテ男だったが、女性を惹きつける力は現世に来てパワーアップした。自分の絵を褒めてくれる女性を好きになってしまうので、女性トラブルは絶えない。「バカ久しぶり」など「バカ」を付けて話すのが口癖。 実在した画家パブロ・ピカソがモデル。

ダリ

シュールレアリスムの巨匠でスペイン出身の多才な画家。ゴッホやピカソより先に日本の東京美術大学漫画学科に通っていた。「ルネサンス」という美大最大の漫画サークルに所属し、すでに漫画を描き始めている。黒髪のくせ毛で、目が前髪で隠れている。上を向いた八の字のひげが特徴的な青年。大変な自信家で、遅れて漫画に目を付けたゴッホ、ピカソを見下し、成功するのは自分ひとりだと宣言する。 「ダリX」の名でyoutubeに動画をアップし、チャンネル登録数53万人を誇る話題のyoutuberでもある。実在した画家サルバドール・ダリがモデル。

場所

東京美術大学 (とうきょうびじゅつだいがく)

絵画、工芸、音楽とさまざまな学科で芸術を教える美術大学。現世に降りてきたゴッホやピカソはこの大学に身を隠し、漫画学科で漫画を学んでいる。漫研は廃部になっており、ピカソは漫研の部室をアトリエ兼家として勝手に使っている。美大最大の漫画サークル「ルネサンス」には大きな部室があり、女子は100人以上所属、バーベキューや旅行などイベントも多い。 ダリは「ルネサンス」に所属している。

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