アド・アストラ -スキピオとハンニバル-

アド・アストラ -スキピオとハンニバル-

古代ローマと都市国家カルタゴの戦い、第二次ポエニ戦争を、カルタゴを率いたハンニバルと古代ローマ執政官の息子スピキオという、若き天才たちを中心に描いた歴史漫画。

正式名称
アド・アストラ -スキピオとハンニバル-
ふりがな
あど あすとら すきぴおとはんにばる
作者
ジャンル
その他歴史・時代
 
古代史
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概要・あらすじ

都市国家カルタゴで名将を父に持つハンニバルは天才的な頭脳を持ちながら、感情を表すことがなく、神が魂を入れ忘れたとも揶揄される、異常な子供だった。そんなハンニバルは、成長すると、その天才的な頭脳を生かし、父の代からの深い因縁のある古代ローマを討つために兵を挙げた。対する古代ローマには執政官の息子でありながら、ギャンブルにかまけた青年スキピオがいた。

彼は一見ろくでもない男に見えるが、実は彼も天才的な頭脳の持ち主であり、ハンニバルに対して唯一、真っ向から向かい合える男であった。そんな二人の天才が相対し、ついに戦いの火蓋が切って落とされた。

登場人物・キャラクター

プブリウス・コルネリウス・スキピオ (ぷぶりうすこるねりうすすきぴお)

天才的な頭脳の持ち主で、もうひとりの主人公であるハンニバルの策に対抗しうる数少ない人材。その頭脳から、貴族の出とはいえ、ただの一騎兵でありながら、一部の上官から一目置かれている。

ハンニバル・バルカ (はんにばるばるか)

故郷カルタゴを苦しめた古代ローマに復讐を誓う。天才的な頭脳による、見事な戦術や、人心掌握術を駆使して、大国ローマの軍勢を少数の兵で幾度と無く負かし、苦しめる。軍を率いる立場でありながら、自ら矢面に立って進軍する戦い方のせいで、その体に生傷は絶えない。

ガイウス・ラエリウス (がいうすらえりうす)

スキピオの幼なじみであり、戦友。平民の出であり、考え方の違いでスピキオとは衝突することも。あまり賢くないところがあり、戦術などスキピオの言うことを理解できないこともままある。

クィントゥス・ファビウス・マクシムス (くぃんとぅすふぁびうすまくしむす)

ハンニバルを策にはめ、持久戦へと持ち込み苦しめた、古代ローマの独裁官。のちにその功績からローマの盾と称されるが、その持久戦は古代ローマ側にとっても厳しいもので、兵や民に指示を得られず、成功には至らなかった。そのため、多くの非難を浴びることになる。

マルクス・クラウディウス・マルケルス (まるくすくらうでぃうすまるけるす)

ガリア人との戦いでの功績から、ローマ最強の戦士として讃えられる猛将。しかし、恐怖政治ともとれる兵への過激な教育から、古代ローマからも恐れられる存在。ハンニバルとの戦いの功績から、のちに「ローマの剣」と称されることになる。

その他キーワード

古代ローマ (こだいろーま)

『アド・アストラ -スキピオとハンニバル-』に登場する用語。地中海沿岸の全域を支配するまでになる、巨大国家。本作の時代は「共和政ローマ」と呼ばれ、王政ではなく、共和政で国政が行われていた。

カルタゴ

『アド・アストラ -スキピオとハンニバル-』に登場する用語。古代ローマ時代に存在した都市国家。古代ローマとは第一次、第二次、第三次と1世紀にも及ぶポエニ戦争を繰り広げることになる。本作で取り上げられるのは、ハンニバルがカルタゴ軍を率いて戦った第二次ポエニ戦争。

第二次ポエニ戦争 (だいにじぽえにせんそう)

『アド・アストラ -スキピオとハンニバル-』に登場する用語。ハンニバル率いるカルタゴ軍と古代ローマ軍との戦争。巨大国家の古代ローマの大軍勢に対して、数では圧倒的に劣るカルタゴ軍が、ハンニバルの天才的な戦略により、奮戦する。本作の題材となる戦争。

カンナエの戦い (かんなえのたたかい)

『アド・アストラ -スキピオとハンニバル-』に登場する用語。本作の題材である第二次ポエニ戦争の中でも屈指の大規模な戦い。カルタゴ軍が約5万の軍勢に対し、古代ローマ軍は8万6千にもなる大軍勢で迎え撃つ。しかしこれだけの戦力差を持ってしても、カルタゴ軍を率いるハンニバルの戦略により、ただでは終わらない戦いとなる。

ガリア人 (がりあじん)

『アド・アストラ -スキピオとハンニバル-』に登場する用語。大柄な体格による高い戦闘能力で古代ローマを苦しめた民族。もとより古代ローマとは敵対していたが、カルタゴ軍についてからは、ハンニバルの策と相まって、さらなる脅威となる。

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