キラッとプリ☆チャン

第1話

世界で一番人気のある動画配信システム、「プリ☆チャン」。誰でも好きな時に見る事ができ、自ら好きな動画を作って投稿する事もできる。動画の内容が面白ければ、たくさんの「いいね」がもらえて、大スターも夢ではない。中学1年生の女の子、桃山みらいは授業中に居眠りをしていて、先生に怒られてしまう。幼なじみの萌黄えもに「何の夢を見ていたの?」と尋ねられ、「プリ☆チャン」のアイドルになる夢を見ていたと答えた。動画を上げたところで、自分のチャンネルなど誰もフォローしてくれないよとみらいが謙遜すると、えもは「そんな事ない」と強く否定。自分がチアで落ち込んでいた時にみらいの笑顔で元気になれて、今もチアを続けられている。となりのクラスの赤城あんなだって1万人のフォロワーがいるし、自分と一緒にプリ☆チャンアイドルをやってみようよ? とえもはみらいを誘うのだった。

第2話

キラ宿通りに最近できたお店「プリズムストーン」。そこへ行けば動画を作って配信する方法を教えてくれるらしい。二人がプリズムストーンを訪れると、店長の赤井めが姉ぇが、番組を作るのに必要な端末を二人に渡してくれた。あとはゲートを潜るだけでプリ☆チャンデビューができるという。桃山みらいは自分がアイドルなんてと自信がなく及び腰。萌黄えもはいつもチアの練習を付き合ってくれている感じでいいからと、みらいの手を引きゲートをくぐる。すると、二人はかわいいアイドルの衣装に変身。えもはテンションが上がり、ダンスレッスンをしようと言う。みらいは恥ずかしがりながらも覚悟を決め、ダンスのレッスンを始めた。しかし、みらいが体勢を崩して、二人は頭をぶつけてしまう。プリズムストーン番組アシスタントの青葉ユヅルは勝手にカメラを回しており、二人の失敗の様子もすでに全国に配信されていた。撮影を止めてもらおうと慌てるえもを制止し、カメラに向かって笑顔を見せるみらい。これがありのままの私たちだけど、楽しい動画を作るので応援してほしいと、密着ドキュメンタリーを装う機転を利かせるのであった。

第3話

ついに「プリ☆チャン」デビューをしてしまった桃山みらいと萌黄えも。アイドル姿がかわいかったと絶賛するクラスメイトたち。そこへ一1万人ものフォロワーがいる赤城あんなが、「ド素人の番組だった」と盛り上がる二人に水を差しにやってきた。あんなはお金にモノを言わせて、セレブ生活を見せる番組作りをしていた。ムキになって対抗心を燃やすえもに「あんなの真似ではなく、私たちらしい番組を作ろうよ」と説得するみらい。そこへ同じクラスの青葉りんかが撮影の手伝いしたいと申し出てくれた。

りんかはプリ☆チャンに詳しく、編集や効果音を加え、二人のイメージに合った素敵な番組が出来上がった。こうしてりんかがマネージャーとして仲間に加わり、三人でトッププリ☆チャンアイドルを目指すのであった。

2018年4月、テレビ東京系にてテレビアニメが放送された。監督は博史池畠、シリーズ構成は兵頭一歩、アニメーション制作はタツノコプロ、DONGWOO A&E、キャラクターデザインは満田一、音楽は加藤達也が担当する。また桃山みらい役を林鼓子、萌黄えも役を久保田未夢が演じている。