クラブ アンダルシア

クラブ アンダルシア

銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」を舞台に繰り広げられるヒューマンドラマ。銀座では数少ないクラブの男性オーナー支配人が、過去を振り返りながら印象深かったホステス、客、スタッフ、または自分自身にまつわる出来事を1つずつ語りながら1話完結の物語としてナビゲートする形で進んでいく。物語の年代は、戦後、バブル全盛期、バブル崩壊後の2005年頃などさまざま。原作は倉科遼。2014年には『銀座並木通り クラブアンダルシア』のタイトルで、松方弘樹が主演、和田秀樹が監督を務め映画化されている。

正式名称
クラブ アンダルシア
ふりがな
くらぶ あんだるしあ
作画
原作
ジャンル
水商売
関連商品
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概要・あらすじ

銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」。銀座のクラブで数少ない男性オーナー支配人・奥村健司のもと、沢山の女性が働いている。バブル絶頂期の頃、恭子は20歳でこのクラブに入店。初日に席についた藤崎和彦に初指名をもらい、頻繁に来店してもらうことになる。既婚者の藤崎は、ホステスを口説かず、飲み方も綺麗。

紳士的な藤崎を心の支えに励んだ結果、恭子はナンバーワンホステスに上りつめる。いつしか2人の間には恋心が芽生えていたが、互いに口に出さず秘めたる恋だった。その後、バブルが崩壊し、藤崎の会社の業績が悪化したことで、2人の関係が大きく動いていく。

登場人物・キャラクター

奥村 健司

女性オーナーが多い銀座一流クラブの中で、数少ない男性のオーナー支配人。「クラブアンダルシア」を経営している。中学卒業後、集団就職で東北の片田舎から上京して町工場で真面目に働いていたが、オイルショック不況で工場は倒産。自分の置かれている立場と、銀座で豪遊する成功者と何が違うのかとを恨みを抱き、自暴自棄になってろくに金も持たずに銀座のクラブへと向かった。 これにより店の黒服に暴行されている時に、のちに恩師となる1人の女性と出会い、銀座で生きるきっかけをもらう。そして銀座で働いて30年、「クラブアンダルシア」を開店してから20年。ホステスや客、黒服など自身と関わる人物のあり様を見守る存在。

恭子

エピソード「十五年」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステスで、20歳の時に入店した。源氏名は本名と同じ「恭子」。以後約20年の間他店に移籍もせず勤め続け、最盛期には店のNo.1だったこともある。しかし、男性との噂はなく、謎めいていると来店客から不思議がられている。実は入店当初に出会った客である藤崎和彦への想いを抱き続けており、ずっと心に秘めている。

藤崎 和彦

エピソード「十五年」に登場する。アパレル関係の会社経営者。バブル最盛期の頃、銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」に通っており、恭子が入店して初めてついた客。上品で優しい藤崎和彦の人柄を見込んだ奥村健司により、恭子を育てるためのアテンドを依頼された。藤崎本人は既婚者でホステスを口説かない潔癖なタイプであり、少なからず恭子への想いもあったものの、深い関係にはならなかった。 しかし、バブルが崩壊し会社の経営が傾き始めた頃から生活が一変。次第に恭子との関係も変化していく。

美穂

エピソード「復讐」に登場する銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステス。金と権力を持つ男たちが集まる場所で働きたいという理由で入店した。客からデートに誘われても決して応じることのない潔癖な性格だったが、中里謙が来店した時には、自ら黒服に頼みこんで席に着いた。その後も中里が来店した際には、手作りの弁当やお守りを渡すなど積極的に距離を縮めていく。 そこには、恋愛とは異なる美穂の思惑があった。

中里 謙

エピソード「復讐」に登場する。国際派スターでもある男性で、年齢は55歳。40歳を過ぎた頃からその演技力が評価され、ハリウッド映画にも出演するようになった。銀座が好きで、中堅俳優の頃から役者仲間と頻繁に飲み歩き、さっぱりとした性格もあり、銀座のホステスたちと多くの浮名を流していた。現在は妻と離婚し独身。美穂から寄せられる好意を、素直に受け止めている。

瑞枝

エピソード「ライバル」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステス。同僚だった有紀とともにバブル末期に入店した元OL。年齢は23歳。小さい頃から勉強は常にトップだった。女子大を卒業して就職したが、会社では男ばかりが優遇され悶々としていたところ、スカウトされて入店。有紀と2人で客との会話のための勉強や情報交換などを行い、ともに一流ホステスへ上りつめた。 しかし、有紀がNo.1になった時、これが枕営業によるものに違いないと思い込む。以降は有紀に敵意をむき出しにし、「どんな手を使ってでもNo.1になってやる」と、枕営業を頻繁に行うようになる。

有紀

エピソード「ライバル」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステス。同僚だった瑞枝とともにバブル末期に入店したOL。年齢は23歳。女子大を卒業して就職したが、会社ではコピー取りやお茶くみなどの雑用ばかりで悶々としていたところ、スカウトされて入店。瑞枝と2人で客との会話のための勉強や情報交換などを行い、ともに一流ホステスへ上りつめた。 しかしNo.1になったことを機に、瑞枝との関係が悪化。互いにNo.1の座を争う敵となり、熾烈な争いを繰り広げる。

千賀子

エピソード「リフォーム」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステス。シングルマザーで、10歳の娘のリカを女手一つで育てている。短時間で高収入を得られるという理由からホステスになった。午前中に家事をすませ、午後はホステスの準備を整え19時には出勤するという日常を送っている。客としてやって来た岡本隆史と出会い、岡本のまっすぐな性格に好意を抱くが、アフターや休日のデートに誘われても、本気の恋ではないと断り続ける。

岡本 隆史

エピソード「リフォーム」に登場する。住宅リフォーム会社の男性社長。バブル崩壊後、父親の建設会社をリフォーム会社として建て直し成功を収めた。銀座という街に憧れており、いつか自分の金で飲みにいきたいと考えていた。たまたま訪れた銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」で千賀子と出会い、感銘を受けて好意を抱く。以後、週に1~2回通っては千賀子を指名し続けるが、アフターや休日のデートをことごとく断られてしまう。 それでも千賀子への想いを諦めきれず、奥村健司に相談する。

松本 末吉

エピソード「チャンピオン」に登場する。ボクシング世界ライト級チャンピオンで、王座を6度防衛した名ボクサー。地位と名誉と金を手にしたら銀座で豪遊するという野望を叶え、世界チャンピオンになった翌日から銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」に通うようになった。「ゴリラ松本」の通称で呼ばれるように風貌はいかついゴリラ顔だが、豪快で飾らない人柄と、酒の飲み方もお金の支払いも綺麗なため、ホステスからも人気が高い。 初めて席に着いた真澄を気に入り、以後、約10年にわたって指名し続ける。7度目の防衛戦に失敗後は28歳でボクサーを引退し、芸能界で役者への転身を果たす。その後32歳で政界への進出を試みるも失敗し、3億円の借金を背負ってしまう。

真澄

エピソード「チャンピオン」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステス。ボクシング世界チャンピオンの松本末吉が、初めて店を訪れた日から、指名を受け続けることとなる。彼の自然体な姿と、「飲み食いの金はその場で払う」という信念に好意を抱いている。その後は、同僚ホステスとともに松本の防衛戦に応援に行くなど良い付き合いをしていた。 ボクサー引退後の芸能界への転身や、政界への挑戦などをハラハラしながら見守る。

東海林 博

エピソード「黒服」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」の黒服を務める男性。学生時代は小中高と野球でキャッチャーをやっており、自分には表に出るより裏で支える仕事が合っていると25歳の時に入店した。朴訥とした人柄でホステスにも来店客にも好かれており、奥村健司も自分の後継者にと考えるほど評価は高い。 奥村に代わり、ホステスの相談やアドバイスもこなしていたが、その高い信頼が問題の火種となってしまう。

エピソード「黒服」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステス。接客に悩んだ際には東海林博にアドバイスをもらいながら、No.1争いに顔を出すホステスへと成長。次第に何でも悩みを打ち明けられる東海林に対し恋心を抱くようになるが、その想いに気づいてもらえず悶々としている。そしてついに、店の慰安旅行で行動に移す。

詩織

エピソード「女優」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステスで、年齢は24歳。小劇団に所属し女優を目指している。愛読し尊敬する作家である倉本圭の席につき、初指名を受けることとなる。その後、倉本からさまざまな協力やアドバイスを受けながら、役者としてもホステスとしても成長し、いつしか倉本を1人の男性として意識するようになる。

倉本 圭

エピソード「女優」に登場する。若くして文壇デビューし、数々のベストセラーを世に送り出した人気の男性作家。ただ、ここ数年は行き詰りを見せている。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」の開店時からの常連だが、担当ホステスがいなかったことから詩織の初指名客となった。作家の立場からホステスとしての心構えをアドバイスし、また詩織の劇団のチケットを購入し、出版関係者と見に行って批評するなどの応援もしている。 詩織と関わることによりスランプから脱出し、自身の作品に良い影響を与えることとなっていた。しかし、妻子ある身なため、詩織を1人の女性として見ないように戒めている。

カレン

エピソード「女優」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステス。モデルの修業中で、生活費を稼ぐために入店した。スカウトマンが「ここ数年記憶にないほどの美人」と絶賛するほどで、自分の美しさに誇りを持っており、「自分を着飾らせてくれるゴージャスな男性が好き」と豪語していた。矢嶋英人から指名されて、上流階級が集まるパーティーへ同伴し感銘を受け、欲しいものは何でも手に入れる財力とセレブリティの世界に魅入られ、矢嶋の愛人になる。

矢嶋 英人

エピソード「女優」に登場する。ニューヨークのウォール街で大成功を収めた一流の金融マン。日本で自分の投資ファンドを運営するため帰国した。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」の常連に連れられて来店し、一目でカレンを気に入り指名した。交友関係は上流階級やエリートで、セレブリティの面々が多い。カレンをパーティーに同伴させ、「セレブな女にしてやる」と口説いて愛人にした。

八木

エピソード「ラガーマン」に登場する。20代の男性。体格の良さを買われて高校からラグビーを始めた。大学時代のラグビー部仲間でともに大手商社に就職した平沼とは親友。平沼やラグビー仲間と一緒に、たびたび銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」へ通っていた。新人ホステスの聡子と出会い、人生で初めて恋に落ちる。以後は、毎週1人で通いながら聡子を指名し、ストレートに好意を示す。

平沼

エピソード「ラガーマン」に登場する。大学時代のラグビー部仲間で親友の八木とともに、銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」に通う20代の男性。細面のハンサムで体格はスマート。新人ホステスの聡子を気に入って1人で店に通い、聡子を指名するようになる。

聡子

エピソード「ラガーマン」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステス。年齢は22歳。かわいらしくおっとりした性格で、接客に慣れずホステスとして伸び悩んでいた。父親を早くに亡くし、女ばかりの家庭で育った。学校も女子校だったため、男性とあまり接したことがない。テレビで銀座のホステス特集を見た際、場をしきるテキパキとした憧れの女性像がそこにあったため、銀座で働くことを決めた。 ストレートに好意を示してくる八木に対して、好意を持つが、平沼からも好意を寄せられ、2人の間で揺れ動く。

美和ママ

エピソード「一期一会」に登場する。クラブ「CLUB美和」のオーナーママ。オイルショック後で不景気の中、銀座で五本の指に入る名店として名を馳せていた。ある日土砂降りの中、他店の黒服に暴行を受けていた奥村健司を助け、自身の店に連れ帰った。奥村の野望を聞いてスカウトし、一流の黒服として鍛え上げた。

渡辺

エピソード「一期一会」に登場する。クラブ「CLUB美和」の常連客。中卒だが、努力を重ねた末に自動車メーカーの役員まで上りつめた。奥村健司を見て「ギラついた良い眼をしている」と評価し、銀座で飲む男たちは皆人一倍努力して成功をつかんだ者たちであることを教えた。そして黒服の道で成功者になれと、美和ママとともに入店を勧める。

紗絵

エピソード「枕営業」に登場する。北陸地方No.1ホステスという肩書を持って上京した、金沢県出身の女性。新宿や六本木のキャバクラでもその実力を発揮してNo.1の座に就き、その後銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」に入店した。しかし、奥村健司や黒服の東海林博から見ても、取り立てて接客に優れているわけでもなく、酒好きなわけでもない、今一つ売れる理由が分からないホステスだった。 実は、客と寝ることで売り上げを上げていたいわゆる「枕ホステス」であり、入店2か月後にNo.1にはなったものの、長くは続かず人気は急降下していく。

恵理子

エピソード「遺言」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステス。美人で物腰が柔らかく、若いホステスにとっては、気風の良いお姉さん的存在。大学生の時から銀座で勤めており、最初の客が石井一樹だった。大学卒業後はホステスに専念。石井とは以後15年間、お互い苦しい時は支え合う友人のような付き合いが続いていた。 しかし恵理子の勤続15周年パーティーを目前に、2人の関係が動き出すこととなる。

石井 一樹

エピソード「遺言」に登場する。銀座のオークション会社の経営者。絵画や骨董品などを求め、全国・海外に出張している中年男性。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステスである恵理子の育ての親。最初の席で恵理子の若さゆえの発言に苦言を呈したが、のちに自分の言葉を反省して恵理子を指名する。申し訳なさからの行動ではあったが、その後15年、恵理子とは妻ですら公認するほど気心知れた友情での付き合いが続いていた。

美佐江

エピソード「ピエロの恋」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステス。少しふくよかで外見は十人並みだが、性格は元気で明るく場を盛り上げることが得意なムードメーカー。ホステスの間でも人望があり、相談相手として頼られる存在。奥村健司の評価も高い。ある日訪れた、離婚直後の飯島一成を、美人ホステスの奈美とともに接客。 精いっぱい場を盛り上げて、飯島を笑顔にすることに成功する。以後、飯島が来店するたびに奈美とともに接客。いつしか飯島に恋心を抱くようになる。

奈美

エピソード「ピエロの恋」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステス。現在人気上昇中のスレンダーな美人。飯島一成が以前指名していたホステスとタイプに似ていたことから、奥村健司の指示で飯島の席に着いた。その後、飯島は仲間とともに通ってくれるようになったものの、同伴やアフターなど店外では一切誘われずに悶々とする。

飯島 一成

エピソード「ピエロの恋」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」の常連客で、もともとは仲間とともに豪快に飲んで騒ぐのが好きだった中年男性。家庭で離婚問題が勃発して以降は来店していなかったが、離婚成立後、約1年ぶりに来店。美人ホステスの奈美と、盛り上げ役ホステスの美佐江の接客により悩みを吹っ切り、また以前のように仲間たちと店に通うようになる。 スレンダーな美人がタイプで、奈美のことを気に入ってはいるが、店外には誘わずにいる。

野島

エピソード「大スター」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」の常連男性客で、恰幅の良い体型の芸能プロダクション社長。俳優の卵を3人連れて店を訪れ、スター性のある男は誰かと、奥村健司の人を見る目を頼る。奥村には目利きを断られるものの、かつて銀幕の大スターだった石浜裕次郎の来店時の様子や立ち振る舞いなどを聞き、ヒントをつかむ。

石浜 裕次郎

エピソード「大スター」に登場する。昭和の銀幕の大スター。「クラブアンダルシア」の前身であった「CLUB美和」に、大勢のスタッフとともに時々来店していた。葉巻党で、「H・アップマン」しか吸わない。ある日スタッフが葉巻を切らしていたことに激怒するが、そこには石浜ならではの哲学があった。実在の人物、石原裕次郎がモデルと思われる。

静香

エピソード「友好」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステス。本名は「黄静」で、北京出身の中国人。20歳で来日し、日本語学校で2年間勉強した後に大学で情報工学を学んでいる。学費や生活費を稼ぐためだけでなく、日本の社会や習慣を一流の人間が集まる銀座で学びたいと入店した。日本の文化をしっかりと学んでいるうえ、純朴な接客をしており、来店客からの評判は上々。 同僚ホステスに対しても謙虚で、中国料理を振る舞ったりしていた。しかし、中国と中国人が嫌いな常連客の八重樫に罵倒されて落ち込み、3日間欠勤。誰もが店を辞めると思われた。

八重樫

エピソード「友好」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」の常連客で、中堅工作機械製作所の社長を務める中年男性。人柄は良く仲間にもホステスにも尊敬されている。しかし中国人である静香が席に着いた際、奥村健司に席を外させるよう命じる。実は15年前に中国に進出した際、現地の中国人に手痛い目に遭わされ撤退した苦い経験があり、中国と中国人に対し憎しみを覚えていたことがその理由であった。 その事情を聞いた静香が涙ながらに謝罪しても冷たくあしらうが、後日意外な行動に出る。

裕美 (ひろみ)

エピソード「適性」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステス。しっとりとした和服が似合う美人で、年齢は24歳。母子家庭で育ち、母親のスナックを手伝っていた経験から、「クラブアンダルシア」でも最初から、場の状況や客の状態に合わせて接客する力を発揮。周囲からは銀座で長く活躍するだろうと思われていた。 しかし裕美自身の目的は「幸せな家庭」を作るための生活資金稼ぎと、夫になる男性を探すこと。店のNo.1になったことを契機に、最初の客となった人気ラーメン店経営者である吉田に裕美の方からプロポーズし、結婚退職する。

吉田

エピソード「適性」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」には週に1回の割合で通う常連男性客。人気ラーメン店の経営者。一介のラーメン店から出発し、わき目もふらず仕事一筋で励んだ結果、数十店をチェーン展開することに成功。体格はごつく大柄だが、アンダルシアには小料理屋やバーでほろ酔いになり、勢いをつけてから来店するという小心者な一面もある。 おとなしい日本女性がタイプで、裕美のきめ細やかな接客と心根を気に入り、その後指名するようになった。40歳になっても独身でいたが、裕美が店のNo.1になった際に逆プロポーズされ、驚きながらも結婚を決意。しかし結婚から1年後、再び銀座で飲み歩くようになる。

橋本

エピソード「去りゆく男」に登場する。銀座の街ができた頃に開店したという老舗バー「BAR GRANT」のオーナー兼バーテンダー。一流クラブのママが集うバーであり、とにかくモテる男としても有名。「銀座の名物」とも評され、50年近くシェーカーを振り銀座を見守り続けてきた伝説の男である。奥村健司とは、奥村が「CLUB美和」の黒服だった頃に美和ママに命じられて、銀座を勉強するために「BAR GRANT」に来店した時に出会った。 以後は奥村にとって「銀座の父」として、良き相談相手となり銀座の歴史や生き方をレクチャーした。バブルがはじけ不況が長引く現在、70歳を過ぎたことを機に店を閉めて引退することを決意。常連客である一流クラブのママたちと奥村を招いた最後の営業日に、過去の女性関係とともに、本当の引退の理由を明かす。

千穂

エピソード「マンガとブランド」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステス。年齢は28歳。高級な部屋や服を手に入れ、同世代には考えられないようなゴージャスな生活を送っていた。しかし、田舎の友人たちの結婚生活を見て、女の本当の幸せとは何なのかと悩むようになる。ある日、常連客とたびたび来店していた、1つ年下の中村太一と同世代トークで盛り上がってほのかな好意を抱くが、同じ頃、プレイボーイと名高い敏腕弁護士の遠山晃にはっきりと口説かれる。 財力はないが気の合う中村と、財力はあるが妻子持ちの遠山との間で、思い悩むこととなる。

中村 太一

エピソード「マンガとブランド」に登場する。会社員の男性で、年齢は27歳。常連客である上司との同行や、取引先の接待で、若い身分ながらアンダルシアに訪れていた。1つ年上の千穂と、昔好きだったドラマや音楽などの話に花を咲かせ、千穂に恋心を抱く。若い身で財力が足りないながらも、自腹で月に一度は通うようになった。そして、妻子持ちでありながら千穂を口説くゴージャスな遠山晃の存在を目の当たりにし、千穂にプロポーズすることを決意した。

遠山 晃

エピソード「マンガとブランド」に登場する。銀座でも数々の浮名を流したプレイボーイとして有名な、45歳の敏腕弁護士。出勤時の千穂に一目惚れし、銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」に来店。妻子のある身でありながら、はっきりと千穂に対して口説くと宣言。まめに一流の食事や高価なプレゼントを送り、千穂を口説き続ける。

明菜

エピソード「陰と陽」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステス。池袋のキャバクラで月200万円の売り上げを稼いだ経歴を引っさげ、水商売の世界でトップを取りたいと、銀座の老舗で一流の男性が集まる「クラブアンダルシア」のホステスになった。入店したとたん持って生まれた美貌と培った才覚を表し、田嶋をはじめ、次々に常連客に指名をもらうが、一筋縄ではいかない「クラブアンダルシア」の常連客相手に苦戦を強いられることとなる。

田嶋

エピソード「陰と陽」に登場する。銀座の老舗呉服店の三代目。恰幅がよく頭が薄くなった中年男性。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」に20年間通い、奥村健司や黒服とは、ともにゴルフや麻雀、競馬を楽しむ仲間でもある。アンダルシアでは毎回、特定のホステスを指名せず、数人のホステスとバカ話をして楽しんでいる。しかしある日、明菜から相談があると言われて指名、愛の告白を受ける。 「俺は腹デブでハゲオヤジだぞ」と戒めるが、明菜に押される形で抱くことになる。

喜美

エピソード「再出発」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステス。髪型はホステスとしては珍しいショートカット。大学卒業後、不況下で就職先が見つからずにいた時に、スカウトされて入店した。新聞や雑誌を愛読し、政治や経済の話にもついていけるほどの勉強家。そのうえ、明るい性格で客やホステス仲間からも愛されていた。 しかし、株にはまり、株式投資に詳しい河内に教えを請う頃から、次第に態度が変化していく。

河内

エピソード「再出発」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」の常連客。裕福な家庭に育ち、大学教授のかたわら、経済学者としても成功を収めた中年男性。また、株の初心者向けの本も出しており、大ヒットさせた。河内の著書のファンだという喜美に頼られ、株のレクチャーも行うことになる。一方で、自身は株の怖さをよく知っていることから、あまり売買は行っていない。

沢島 孝治

エピソード「イブの夜の奇跡」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」の常連客。「興味あることは何でもカメラに収める」というフリー男性カメラマン。アイドルの密会や政治の汚職のスクープから、アフリカの戦場写真と幅広く手掛けている。正義感が強いが、ユーモラスな一面もある。仕事の都合上、毎日来店することもあれば半年間来ないこともあるなど、「クラブアンダルシア」への来店ペースは定まっていない。 来店時には必ず真紀を指名するほど気に入っているが、仕事を優先させるため、真紀への想いは示さずにいた。これを奥村健司に諭され、「クリスマスまでに決着をつける」と宣言して取材先の南米へと旅立つ。

真紀

エピソード「イブの夜の奇跡」に登場する。銀座の一流クラブ「クラブアンダルシア」のホステス。常連客でフリーカメラマンの沢島孝治に好意を抱き、神出鬼没な彼の来店を待ちわびている。「クリスマスまでに決着をつける」と宣言して南米へと旅立った沢島を待っていたが、そんな真紀のもとに、ある日「南米で日本人2名を乗せた車が銃撃された」というニュースが飛び込んで来る。

場所

クラブアンダルシア

銀座にある、常時30人のホステスが働いているクラブ。銀座のクラブでは数少ない、男性オーナーの奥村健司が支配人を務めている。「CLUB美和」のオーナーママである美和ママから場所を譲り受け、アンダルシアを開店した。

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