聖闘士星矢

聖闘士星矢

車田正美原作の同名漫画『聖闘士星矢』をアニメ化。地上に降臨した女神アテナを守るため、主人公の星矢と仲間たちが強大な敵と死闘を繰り広げる様子を描いた作品。ギリシア神話をモチーフとした物語と設定、「聖衣(クロス)」と呼ばれる趣向を凝らした鎧、敵味方に登場する美少年の数々など、様々な要素がヒットする一因となり、一大ムーブメントを巻き起こした。また、後に番外編や続編も多数製作されている。

正式名称
聖闘士星矢
ふりがな
せいんとせいや
原作者
制作
東映動画
放送期間
1986年10月11日 〜 1989年4月1日
放送局
テレビ朝日
話数
114話
ジャンル
バトル
 
ファンタジー
関連商品
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概要・あらすじ

この世に邪悪がはびこるとき、必ずや現れるという希望の闘士「聖闘士(セイント)」となった主人公の星矢は、ライバルや強敵と戦うたびに聖闘士の自覚に目覚めて成長していく。時には傷付き、時には苦悩しながらも、地上の正義と平和を守るため、そしてアテナを守るため、仲間とともに邪悪な存在を相手に戦い続ける。

登場人物・キャラクター

天馬座の星矢 (ぺがさすのせいや)

天馬座を守護星座に持つ青銅聖闘士。幼い頃に孤児院からグラード財団に引き取られた後、聖闘士になるためギリシアの聖域(サンクチュアリ)に送り込まれる。その後、白銀聖闘士、鷲座の魔鈴の指導を受けて天馬座の青銅聖闘士となる。 明るく無邪気な性格に加えて優しさを併せ持った少年。熱血漢で正義感に溢れており、心の芯には勇気と闘志も兼ね備えている。 少々直情的な部分があり、猪突猛進的な行動に出るところと、女性の心の機微に鈍いところが欠点。当初、同時期に青銅聖闘士になった仲間の中では実力的に劣る部分もあったが、数多くのライバルや強敵との戦いで次第に実力と小宇宙(コスモ)が上昇、最終的にアテナを守る戦いの中心人物にまで成長する。 聖闘士としての戦いでは、聖闘士中随一とも言われる俊敏性を武器に戦う。 必殺技はペガサス流星拳、ペガサス彗星拳、ペガサスローリングクラッシュなど。

龍座の紫龍 (どらごんのしりゅう)

龍座を守護星座に持つ青銅聖闘士。幼い頃にグラード財団に引き取られた後、聖闘士になるため中国の廬山五老峰(ろざんごろうほう)に送り込まれる。その後、黄金聖闘士、天秤座の童虎(老師)の指導を受けて龍座の青銅聖闘士となる。 誠実かつ正義感に溢れた少年で、優しく誰よりも義を重んずる性格。また自己犠牲の精神も持ち、信じる友のためなら命を差し出すことも厭わない。 聖闘士としての実力は高く、最強の硬さを誇るドラゴンの盾に加え、一撃必殺の威力を誇る廬山昇龍覇(ろざんしょうりゅうは)を持つなど、攻守にバランスの取れた聖闘士である。 必殺技は廬山昇龍覇(ろざんしょうりゅうは)、廬山龍飛翔(ろざんりゅうひしょう)、廬山亢龍覇(ろざんこうりゅうは)など。

白鳥座の氷河 (きぐなすのひょうが)

白鳥座を守護星座に持つ青銅聖闘士。幼い頃、聖闘士になるためにグラード財団によって東シベリアに送り込まれ、水晶聖闘士(クリスタルセイント)の指導を受けて白鳥座の聖闘士となる。 ロシア人の母と日本人の父の間に生まれたハーフで、寡黙かつ物静かな性格。表面上はクールで冷たい印象から近寄りがたい雰囲気を持つものの、内心は優しく情熱的で、熱く燃える闘志を秘めている。 あらゆる物体が持つ原子の動きを自らの小宇宙により鈍化させ、それにより対象の熱を奪うという凍気技を操る聖闘士で実力は非常に高く、対象を凍結させて戦闘力を奪うといった戦い方がメインとなる。 必殺技はダイヤモンドダスト、オーロラサンダーアタック、オーロラエクスキューションなど。

アンドロメダ座の瞬 (あんどろめだのしゅん)

アンドロメダ座を守護星座に持つ青銅聖闘士。幼い頃にグラード財団に引き取られた後、聖闘士になるためアンドロメダ島に送り込まれる。その後、白銀聖闘士、ケフェウス座のアルビオレの指導を受けてアンドロメダ座の青銅聖闘士となる。 非常に優しく清らかな心と、女性と見間違えるほどのルックスを持った美少年。その優しさから他者を傷つけることを極端に嫌い、戦闘では必要最小限の攻撃のみで済ませ、主に防御に徹した戦い方をする。 そのため、黄金聖闘士を素手の一撃で葬るほどの実力と小宇宙を秘めているものの、普段は決して表に出すことはない。なお、鳳凰座の一輝は実の兄。 必殺技は星雲鎖(ネビュラチェーン)、ネビュラストリーム、ネビュラストームなど。

鳳凰座の一輝 (ふぇにっくすのいっき)

鳳凰座を守護星座に持つ青銅聖闘士。幼い頃にグラード財団に引き取られた後、聖闘士になるためデスクィーン島に送り込まれる。その後、教皇アーレスによって洗脳された仮面の聖闘士ギルティーの悪の指導を受け、鳳凰座の青銅聖闘士となる。 最強の青銅聖闘士と呼ばれるほどの実力を誇り、その小宇宙は「恐ろしく攻撃的」と称されるほど。敵であれば女性でも手加減をしないほど非情な性格ながら、心の奥底には男気溢れる情と仲間を気遣う優しさを持ち合わせている。 当初は教皇アーレスの刺客として星矢たちと敵対するが真実を知った後に和解。 基本的に一匹狼を貫くものの、星矢たちと共闘することになる。必殺技は鳳翼天翔(ほうよくてんしょう)、鳳凰幻魔拳(ほうおうげんまけん)など。

城戸 沙織 (きど さおり)

地上のあらゆる生命を守る使命を持った戦いの女神・アテナの化身。この世に邪悪がはびこる時、数百年に1度、神が地上にお下しになる救世主とされる。13年前、アテナ神殿に人間の姿を借りて降臨するものの、双子座のサガにより暗殺されそうになる。 しかし射手座のアイオロスにより救出、ギリシア旅行中のグラード財団総帥、城戸光政に託され、以後は城戸光政の孫として育てられる。 自身の素性と運命を知ってからは、その運命を受け入れると同時に亡き城戸光政の遺志を継ぎ、正義と平和のために自らの身体を投げ打って邪悪に立ち向かう。 黄金聖闘士を凌駕する大きさの小宇宙を持ち、様々な超常的な力を行使するが、その小宇宙は決して攻撃的ではなく、慈愛と安らぎに満ち溢れ、まさしく正義の象徴的存在となっている。

城戸 光政 (きど みつまさ)

東アジア最大と言われるグラード財団の前総帥。ギリシア旅行中に赤ん坊のアテナを連れて聖域を脱出した瀕死のアイオロスと遭遇、最後の願いを聞き入れて赤ん坊のアテナと射手座の黄金聖衣、黄金の杖を託される。 その後はアテナを孫娘の城戸沙織として育て、私財を投じて星矢たち聖闘士の育成を促進すると同時に、来るべき戦いに備えて聖闘士のサポートをするための鋼鉄聖闘士(スチールセイント)の開発、育成、組織の充実などを進めてきた。 また、ワガママな幼少期の城戸沙織を叱責、アテナとしての高貴な人格を形成するための育成なども行っている。 聖闘士ではないが正義と平和を愛する人物であり、その功績から敬意を表されていたが、星矢たちが聖闘士になる前に後のことをアテナである城戸沙織に任せて他界する。

鷲座の魔鈴 (いーぐるのまりん)

鷲座を守護星座に持つ白銀聖闘士。星矢に厳しい指導を施して聖闘士に導いた師匠でもある。聖闘士の掟により、常に仮面を着けているため素顔は不明だが、日本人であることは判明している。 かなりの実力を誇る白銀聖闘士で、かなり早い時期から教皇アーレスの姿勢に疑問を持ち、聖域に渦巻く邪悪の存在を独自に調査している。共闘はしないものの、常に陰ながら星矢たちをサポートして支えている。 必殺技はイーグルトゥフラッシュ。

蛇遣い座のシャイナ (おぴゅくすのしゃいな)

蛇遣い座を守護星座に持つ白銀聖闘士。星矢のライバルであったカシオスを育てた師匠で、魔鈴のライバル的存在でもある。かなり気が強く攻撃的で、さらにプライドも非常に高い。 天馬座の青銅聖闘士の座を星矢に奪われた際、天馬座の青銅聖衣を奪い返そうと闇討ちをかけたこともある。その時に星矢に素顔を見られたため、殺すか愛するかの選択に迫られて苦悩することになる。 必殺技はサンダークロウ。

牡羊座のムウ (ありえすのむう)

牡羊座を守護星座に持つ黄金聖闘士で、黄金十二宮の白羊宮を守護している。常に微笑をたたえた優雅な物腰と引眉が特徴。物静かで優しい性格ながら、全聖闘士中で最強とも言われる超能力の持ち主でもある。 教皇アーレスの異変にいち早く気付き、星矢たちを陰ながらサポートしている。また、現在では唯一となった聖衣の修復技術を持っている。なお、貴鬼という弟子が存在する。 必殺技はクリスタルウォール、スターライトエクスティンクション、スターダストレボリューションなど。

牡牛座のアルデバラン (たうらすのあるでばらん)

牡牛座を守護星座に持つ黄金聖闘士で、黄金十二宮の金牛宮を守護している。他を圧倒する巨躯と怪力の持ち主で、また非常に強靭な体躯を誇る。質実剛健で忠誠心に厚く、また正義を愛する心も高い。 金牛宮を突破しようとする星矢と戦うものの、聖衣のマスクにある左の角を叩き折られて星矢の実力と敗北を認める。必殺技はグレートホーン。

双子座のサガ (じぇみにのさが)

双子座を守護星座に持つ黄金聖闘士で、黄金十二宮の双児宮を守護している。その拳を振るえば銀河の星々をも粉砕すると言われた最強の黄金聖闘士。また清らかな心の持ち主でもあり、誰でも分け隔てなく接する姿から「神の化身」とも呼ばれていた。 しかし、双子の弟である双子座のカノンから悪への誘惑を受け続けた結果、悪の人格が具現化。教皇の弟であるアーレス、そして教皇を殺害し、また降臨した赤ん坊の城戸沙織(アテナ)を殺害しようとする。 その後、自身は教皇アーレスとして聖域を支配し、城戸沙織と自身に逆らう星矢たち青銅聖闘士を排除しようとする。 必殺技はギャラクシアンエクスプロージョン、アナザーディメンション、幻朧魔皇拳(げんろうまおうけん)。

蟹座のデスマスク (きゃんさーのですますく)

蟹座を守護星座に持つ黄金聖闘士で、黄金十二宮の巨蟹宮を守護している。死と破壊、殺戮を好む狂人的な性格の黄金聖闘士。多彩な能力を持つ才能がありながら、正義のための戦いで生じた犠牲は女子供でも仕方ないという考えの持ち主で、そこに一切の慈悲はない。 また正義の概念は変化するという考えも持ち、教皇アーレスの悪の顔を理解しているものの、あえて忠誠を誓っている。 必殺技は積尸気冥界波(せきしきめいかいは)。

獅子座のアイオリア (れおのあいおりあ)

獅子座を守護星座に持つ黄金聖闘士で、黄金十二宮の獅子宮を守護している。黄金聖闘士の中でも非常に高い実力を誇り、周囲から「黄金の獅子」とも称される聖闘士。 また正義を重んじる心と忠誠心の高さのほか、無駄な争いを好まない優しさと公平性を持つが、激高するとしばしば暴走気味に行動してしまうのが欠点。双子座のサガによって逆賊の汚名を受けた射手座のアイオロスの弟でもある。 必殺技はライトニングボルト、ライトニングプラズマ。

乙女座のシャカ (ばるごのしゃか)

乙女座を守護星座に持つ黄金聖闘士で、黄金十二宮の処女宮を守護している。その実力の高さと超常的な力を操ることから「神に最も近い男」と呼ばれる。常に両目を閉じているのは、五感の1つである視覚を自らの意思で遮断し、第六感である小宇宙を常に高めているため。 仏陀の生まれ変わりとも言われ、神仏の教えに忠実であるが、弱者への慈悲の心を持たず、正義のためなら躊躇なく敵を葬る非情さも持ち合わせている。 必殺技は天魔降伏(てんまこうふく)、六道輪廻(りくどうりんね)、天舞宝輪(てんぶほうりん)など。

天秤座の童虎 (らいぶらのどうこ)

天秤座を守護星座に持つ黄金聖闘士で、黄金十二宮の天秤宮を守護している。243年前の前聖戦を生き抜いた黄金聖闘士。その実力と見識の高さから「老師」とも呼ばれ、全聖闘士の指導者的立場で指示を出すことも多い。 紫龍の師匠であり、孤児であった春麗を引き取って育てている。現在は小柄な老人の姿で、五老峰の大滝の前で坐したまま、何かを監視していて動けない状態だが、星矢たちのピンチには天秤座の聖衣を貸し与えてサポートするなど、常に星矢や紫龍たち青銅聖闘士たちを見守っている。

蠍座のミロ (すこーぴおんのみろ)

蠍座を守護星座に持つ黄金聖闘士で、黄金十二宮の天蠍宮を守護している。俊敏性と高い攻撃力を併せ持った黄金聖闘士。気性が激しい激情型で、敵と判断すると容赦のない攻撃で追い詰める。 一方で情に厚く、心を許した相手には厚い信頼を寄せるなど、実直で素直な性格を持つ。正義を愛する心と忠誠心、そしてプライドが高く、命を賭して戦う星矢たちの行動に心を打たれる。 なお、水瓶座のカミュとは親友同士。必殺技はスカーレットニードル。

射手座のアイオロス (さじたりあすのあいおろす)

射手座を守護星座に持つ黄金聖闘士で、黄金十二宮の人馬宮を守護していた。獅子座のアイオリアの兄であり、かつては前教皇から仁、智、勇を兼ね備えた聖闘士と称され、次期教皇に任命されるほどの聖闘士だった。 しかし双子座のサガによるアテナ暗殺を直前で阻止、アテナを連れて脱出したため、双子座のサガに逆賊の汚名を着せられる。 その後、ギリシア旅行中に偶然出会った城戸光政に赤ん坊のアテナと黄金の杖、そして射手座の黄金聖衣を託し、命を落とす。しかし、その魂は射手座の黄金聖衣に宿り、星矢たちのピンチを度々救っている。 必殺技はアトミックサンダーボルト。

山羊座のシュラ (かぷりこーんのしゅら)

山羊座を守護星座に持つ黄金聖闘士で、黄金十二宮の磨羯宮を守護している。アテナに対して最も忠義心に厚い男と呼ばれた、誰よりも正義を愛する聖闘士。かつて反逆者とされた射手座のアイオロスを追い、致命傷を負わせた張本人でもある。 その忠誠心のため星矢たちを教皇、さらにアテナに対して反旗を翻した逆賊と信じ、磨羯宮で紫龍と死闘を展開する。 必殺技は聖剣(エクスカリバー)、ジャンピングストーン。

水瓶座のカミュ (あくえりあすのかみゅ)

水瓶座を守護星座に持つ黄金聖闘士で、黄金十二宮の宝瓶宮を守護している。「水と氷の魔術師」とも呼ばれた、凍気技を得意とする聖闘士。水晶聖闘士の師であり、氷河は孫弟子に当たるものの、直接氷河を指導したこともある。 戦いにおいては常にクールに徹し、決して甘さを見せない非情さを持つが、その裏には熱い情熱を隠し持っている。宝瓶宮では氷河と対峙し、戦いの中で氷河を絶対零度の奥義に導いている。 なお、蠍座のミロとは親友同士。必殺技はダイヤモンドダスト、オーロラエクスキューションなど。

魚座のアフロディーテ (ぴすけすのあふろでぃーて)

魚座を守護星座に持つ黄金聖闘士で、黄金十二宮の双魚宮を守護している。「天と地のはざ間に輝きを誇る美の戦士」と呼ばれ、全聖闘士の中でも1番の美貌を持つものの、同時に「その美しさとは裏腹に、最も恐るべき聖闘士」とも呼ばれるほどの実力と非情さを併せ持っている。 力こそが正義との考えを持ち、それ故に教皇の悪事を知りつつも忠誠を誓い、教皇の強大な力を持ってすれば地上に平和が訪れると信じていた。 必殺技はロイヤルデモンローズ、ピラニアンローズ、ブラッディローズ。

ポラリスのヒルダ

主神オーディーンの地上代行者であり、アスガルドの地に暮らす全ての民を愛していた、慈愛に満ちた女性。現在は神闘士(ゴッドウォーリアー)を復活させて統括、指揮し、アテナに代わって地上を支配しようとアテナ抹殺を企てる邪悪な女神として君臨している。 しかし、これはヒルダの真意ではなく、海皇ポセイドンの策略によりはめられたニーベルンゲン・リングと呼ばれる黄金の指輪の魔力に魅入られたことが原因となっている。

フレア

ヒルダの妹である美しい少女。豹変した姉の行動に疑念を持ち、アテナである城戸沙織の元に赴く。そして姉のヒルダを正気に戻すために聖闘士たちの助力を申し入れる。

アルファ星ドゥベのジークフリート (あるふぁせいどぅべのじーくふりーと)

神闘士(ゴッドウォーリアー)の中でも最強を誇る実力と、神話のジークフリートと同じく不死身に近い肉体を誇り、神闘士のリーダー的な存在。またヒルダの親衛隊長も務める正義感と忠誠心に溢れた少年。 ヒルダの命令に疑義を感じながらも付き従い、北欧神話に登場するファフニールのような双頭のドラゴンを模した神闘衣(ゴッドローブ)をまとって星矢たち青銅聖闘士と戦う。 必殺技はオーディーンソード、ドラゴンブレーヴェストブリザード。

ベータ星メラクのハーゲン (べーたせいめらくのはーげん)

冷気と炎という相反する属性の拳を使い分けるヒルダの親衛隊の1人。ヒルダの親衛隊ながら妹のフレアに想いを寄せており、ヒルダ以上にフレアを守るという意識が強い。北欧神話に登場するオーディーンの乗馬であるスレイプニルを模した神闘衣をまとい、炎の拳で氷河と死闘を展開する。 必殺技はユニバースフリージング、グレートアーデントプレッシャー。

ガンマ星フェクダのトール (がんませいふぇくだのとーる)

神闘士で最も大きな体躯を誇り、その怪力で黄金の槌であるミョルニルハンマーを振るい、何でも打ち砕く。元狩人の神闘士で、体躯に似合わない優しさを持つ。ヒルダの優しさを知って忠誠を誓い、以後は北欧神話に登場する大蛇のヨルムンガンドを模した神闘衣をまとって星矢と死闘を演じる。 必殺技はミョルニルハンマー、タイタニックハーキュリーズ。

デルタ星メグレスのアルベリッヒ (でるたせいめぐれすのあるべりっひ)

アスガルド随一の頭脳を誇るヒルダの親衛隊の1人。非常に利己的な考えの持ち主で、ヒルダを殺害後、自身が世界を制するという野心を持つ。勝利のためなら卑怯で卑劣な手段でも躊躇せず、嬉々として使って敵を追い詰める。 水晶が刺さった髑髏を模した神闘衣をまとって紫龍と死闘を繰り広げる。必殺技はアメジストシールド、ネイチャーユーニティ。

イプシロン星アリオトのフェンリル (いぷしろんせいありおとのふぇんりる)

名門であるフェンリル家の出身ながら、幼い頃から狼の群れに育てられ、狼にしか心を開かない少年。狼の群れのリーダーであるギングを最大の友とし、ヒルダを神として崇拝している。 北欧神話に登場するフェンリルを模した神闘衣をまとい、狼たちと共に紫龍と対決する。必殺技はウルフクルエルティクロウ、ノーザン群狼拳。

ゼータ星ミザールのシド (ぜーたせいみざーるのしど)

アスガルドの名門出身。ヒルダの親衛隊の1人であり、凍気の拳を自在に操る。ジークフリートに次ぐ神闘士ナンバー2の実力を誇り、単独で聖域を急襲した際には黄金聖闘士である牡牛座のアルデバランを倒すほど。 北欧神話に登場するスコルを模した神闘衣をまとい、ワルハラ宮では瞬と対峙し、激闘を展開する。必殺技はバイキングタイガークロウ、ブルーインパルス。

ゼータ星アルコルのバド (ぜーたせいあるこるのばど)

シドの双子の兄。双子を忌み嫌うアスガルドに生まれ、誕生直後に捨てられるものの住民に拾われて育てられる。兄の存在を知り自身の運命と兄であるシドを呪うが、シドに代わって自分が神闘士になることを望む。 その憎しみと野心をヒルダに付け込まれ、シドの影として付き従うことになる。その実力はシドを凌駕するほどで、北欧神話に登場するスコルを模した神闘衣をまとい、瞬やシャイナを圧倒し、また一輝とも激闘を繰り広げる。 必殺技は暗黒(シャドウ)バイキングタイガークロウ。

エータ星ベネトナーシュのミーメ (えーたせいべねとなーしゅのみーめ)

アスガルド最大の勇者と言われたフォルケルの息子。光速の拳を操る実力は父親以上との呼び声も高く、またジークフリートやシドからも認められ、単純な実力では彼ら以上ともされている。竪琴を模した神闘衣をまとい、竪琴の弦を武器に使ったり、音色で相手に幻覚を見せたりするなど、多彩な攻撃で敵を追い詰める。 アスガルドでは瞬を圧倒し、一輝をも苦戦させる。 必殺技はストリンガーレクイエム。

海皇ポセイドン (かいおうぽせいどん)

オリンポス十二神の1人であり、大海を支配する主神。数千年前にアテナと地上の覇権をかけて戦うものの敗北、アテナの壺に封印されていたが、双子座のカノンによって封印を解かれてジュリアン・ソロの肉体に憑依、十数年後の完全な目覚めの時を待っている。 しかし完全な目覚めの前に、その存在自体を地上と海の世界を支配するというカノンの野望のコマとして利用されてしまう。 また、ヒルダにニーベルンゲン・リングを渡して陰から操り、神闘士を聖闘士と戦わせようと画策した張本人でもある。

ジュリアン・ソロ (じゅりあんそろ)

ギリシアの海商王であるソロ家の次期当主。16歳の誕生日を迎えた夜、人魚姫のテティスによって海底にあるポセイドン神殿に連れて来られ、自身の運命を自覚して海皇ポセイドンとして地上の粛清を開始する。 海皇ポセイドンの魂が憑依しているものの、ジュリアン・ソロとしての思考と記憶は残している。

海龍のカノン (しーどらごんのかのん)

7人の海将軍(ジェネラル)の1人で、北大西洋の柱を守護している。その正体は双子座のサガの双子の弟、双子座のカノンであり、サガに悪への誘惑を囁き続け、悪の人格を発現させた張本人でもある。 善の心を持たないと自称し、人間の本質は悪だと信じて疑っていない。アテナと教皇の暗殺をサガに提案するものの、サガの怒りを買ってスミオン岬の石牢に幽閉される。 しかし、その石牢で海皇ポセイドンを封印したアテナの壺を発見、封印を解いて海皇ポセイドンを覚醒させる。そして海龍(シードラゴン)の海闘士(マリーナ)と偽り、海皇ポセイドンの代行者としての地位を確立させる。 そして自身は海将軍の筆頭となって他の海将軍、そして海闘士を率いて地上と海の覇権を手に入れるため暗躍を開始する。 その実力は兄である双子座のサガと同等。必殺技はギャラクシアンエクスプロージョン、ゴールデントライアングル、幻朧魔皇拳(げんろうまおうけん)など。

海魔女のソレント (せいれーんのそれんと)

7人の海将軍の1人で、南大西洋の柱を守護している。女性と見間違うほどの美少年であるが、横笛の音色を使い、相手の五感や小宇宙を衰えさせるという特殊な闘法を用いる。その実力は非常に高く、単独で青銅聖闘士を抹殺するため地上に赴いた際、牡牛座のアルデバランを一蹴するほど。 また、アテナ軍との戦い以前にアスガルドに赴いた際には、最強の神闘士であるジークフリートをも倒している。 海皇ポセイドンに対する忠誠心は非常に高く、地上の粛清を聖なる行いと信じて疑わない。しかし、海将軍を指揮する海龍の行動に対しては、以前から疑念を抱いている。 必殺技はデッドエンドシンフォニー、デッドエンドクライマックス。

海馬のバイアン (しーほーすのばいあん)

7人の海将軍の1人で、北太平洋の柱を守護している。攻守共に優れた実力を誇る海闘士であり、特に防御に関しては、他の海将軍からも一目置かれている。北太平洋の柱を守るため、星矢と死闘を繰り広げる。 必殺技はゴッドブレス、ライジングビロウズ。

スキュラのイオ

7人の海将軍の1人で、南太平洋の柱を守護している。海闘士の中では特に海皇ポセイドンへの忠誠心が高く、外敵に対しては命を賭すことも厭わない。鱗衣(スケイル)にはギリシア神話に登場する海の魔獣スキュラと同じ動物の意匠が施されており、6体の聖獣の力を宿した変幻自在の技を得意とする。 南太平洋の柱の攻防戦で瞬と対峙、対戦する。必殺技はイーグルクラッチ、ウルフズファング、クインビーズスティンガー、サーパントストラングラー、バンパイアインヘイル、グリズリースラップ、ビッグトルネード。

リュムナデスのカーサ

7人の海将軍の1人で、南氷洋の柱を守護している。ギリシア神話に登場する水の魔物リュムナデスと同様に、相手の心にある大切な人物を見抜き、その人物の容姿、性格、声など内外ともに完全に再現した幻覚を生み出し、油断したところを倒すという卑劣な戦法を得意としている。 その戦法で星矢、氷河、瞬を倒すものの、独自にポセイドン神殿にやってきた一輝によって一蹴される。 必殺技はサラマンダーショック。

クラーケンのアイザック

7人の海将軍の1人で、北氷洋の柱を守護している。かつて水晶聖闘士の元で修行した氷河の兄弟子。実力は氷河以上だったが氷河を海の事故から救うために負傷、海に沈むが海皇ポセイドンの意思によってポセイドン神殿で復活後、クラーケンの海闘士として海皇ポセイドンの地上粛清に賛同する。 師の教え通り戦いにおいては常にクールに徹し、女子供であっても敵であれば容赦なく命を奪う非情さを身に付けている。 北氷洋の柱の攻防戦では氷河と再会、死闘を展開する。必殺技はオーロラボレアリス。

クリュサオルのクリシュナ

7人の海将軍の1人で、インド洋の柱を守護している。高貴な精神と高い実力を兼ね備えた海闘士。あらゆる邪悪を貫くと言われる黄金の槍(ゴールデンランス)と、宇宙エネルギー「クンダリーニ」(小宇宙と同意)を駆使して敵を倒す。 インド洋の柱の攻防戦で紫龍と対戦するも、最強と言われたドラゴンの盾をも簡単に貫通する黄金の槍の攻撃で多大なダメージを負わせるなど、当初は紫龍を圧倒する。 必殺技はフラッシングランサー、マハローシニー。

人魚姫のテティス (まーめいどのててぃす)

女性の海闘士で、海皇ポセイドンの従者的な存在。ジュリアン・ソロに海皇ポセイドンの存在と自身がその化身であること、またポセイドン神殿の存在などを教えるメッセンジャーとなった。 主な任務は諜報活動などがメイン。戦闘力自体はそれほど高くないものの、俊敏性を生かした戦法で戦う。必殺技はデストラップコーラル。

グラード財団 (ぐらーどざいだん)

『聖闘士星矢』に登場する組織の1つ。アジア最大と言われている日本の財団で、前総帥は城戸光政。財団の豊富な資金と情報網、組織力を駆使し、正義と平和を愛する聖闘士たちを全面支援している。 現在は城戸光政が故人のため、全権は孫娘として育てられたアテナである城戸沙織が握っている。

聖闘士 (せいんと)

『聖闘士星矢』に登場するアテナ軍の闘士の総称。「この世に邪悪がはびこるとき、必ずや現れる」と言われている希望の闘士。想像を絶する修行を経た後、その能力と守護星座によって聖衣(クロス)と呼ばれる防具を与えられて初めて聖闘士と呼ばれるようになる。 その力は世間一般では「その拳は空を裂き、その蹴りは大地を割る」と言われており、超人的な力を持っているとされている。 アテナが武器を使っての戦いを嫌い、原則的に禁止しているため、聖闘士は己の肉体のみを徹底的に鍛え、「物質の原子を砕く」という究極の闘法を身に付ける必要がある。その力は絶大で、伝説通りの力を発揮する。 聖闘士は実力に応じて最下級の青銅聖闘士(ブロンズセイント)、その上の階級になる白銀聖闘士(シルバーセイント)、最上級の黄金聖闘士(ゴールドセイント)の3つに分類される。

暗黒聖闘士 (ぶらっくせいんと)

『聖闘士星矢』に登場する聖闘士の1グループ。聖闘士の力を私利私欲のために、また悪のために使う聖闘士の総称。聖闘士の称号が与えられなかった中途半端な闘士や、聖闘士の称号を剥奪された者たちが多く、その存在はアテナさえ見放している。 暗黒聖衣(ブラッククロス)と呼ばれる黒い聖衣を身に付け、デスクィーン島を本拠地として数々の悪行を繰り返している。

鋼鉄聖闘士 (すちーるせいんと)

『聖闘士星矢』に登場する聖闘士の1グループ。グラード財団の前総帥、城戸光政の指示によって育成された、正規の聖闘士を補佐するために誕生した非正規の聖闘士。鋼鉄聖衣(スチールクロス)と呼ばれる科学の力で生み出された聖衣を身に付け、邪悪との戦いで聖闘士たちをサポートする。 鋼鉄聖闘士は現在、空中戦が得意なスカイクロス・翔(ショウ)、地上戦が得意なランドクロス・大地(ダイチ)、水中戦が得意なマリンクロス・潮(ウシオ)の3人が存在し、その実力は青銅聖闘士に勝るとも劣らないとされている。

神闘士 (ごっどうぉーりあー)

『聖闘士星矢』に登場する闘士の1グループ。北欧 アスガルドに存在する、主神オーディーンとその代行者を守護する者たちの総称。神闘衣(ゴッドローブ)と呼ばれる北欧神話に登場する怪物、動物などを模した防具を身に付け、北斗七星を構成する7つの星をそれぞれ守護星として持つ7人の闘士。 その力は黄金聖闘士にも匹敵すると言われている。

海闘士 (まりーな)

『聖闘士星矢』に登場する、海皇ポセイドンに従う闘士の1グループ。海皇ポセイドンを守護する闘士の総称。鱗衣(スケイル)と呼ばれる、伝説や神話に登場する怪物や動物を模した防具を身にまとっている。 特に実力が高い海闘士は海将軍(ジェネラル)、または七将軍とも呼ばれ、ポセイドン神殿のもっとも重要な7本の柱を守護するという役割を持つ。 また、武器の使用を禁止しているアテナの聖闘士とは異なり、特殊な武器を使う海闘士も存在する。

場所

聖域 (さんくちゅあり)

『聖闘士星矢』に登場する舞台の1つ。ギリシアに存在する聖闘士の発祥の地。全聖闘士の総本山的な場所であり、その存在は結界によって守られ、普通の人間では知覚も認識もできず、立ち入ることも不可能とされる。

黄金十二宮 (おうごんじゅうにきゅう)

『聖闘士星矢』に登場する舞台の1つ。聖域にある12の神殿。アテナ神殿に続く道中に存在する神殿で、アテナを守護するための結界でもある。12の神殿には黄道十二星座の名前が付けられ、それぞれ同じ守護星座を持つ黄金聖闘士が守護している。 また、黄金十二宮全体には神話の時代からアテナの聖なる小宇宙が充満しており、そのためテレポートなどの超能力は一切不可能。 頂上にあるアテナ神殿に行くためには、必ず自らの足を使って上る必要がある。

北欧アスガルド (ほくおうあすがるど)

『聖闘士星矢』に登場する舞台の1つ。オーディーンを主神として崇める、北欧にある神の国で、常に雪と氷に覆われた極寒の地である。北極星(ポラリス)の名を冠するオーディーンの代行者がアスガルドの民を率いて暮らしている。 また、北斗七星を構成する星を守護星とした7人の神闘士(ゴッドウォーリアー)が代行者、そしてオーディーンを守護している。

ポセイドン神殿 (ぽせいどんしんでん)

『聖闘士星矢』に登場する舞台の1つ。海底のどこかに存在する、海皇ポセイドンの居城となる海の聖域。神殿には北太平洋、南太平洋、北大西洋、南大西洋、インド洋、北氷洋、南氷洋という地球の7つの海を支える巨大で強固な柱があり、その中心にはメインブレドウィナと呼ばれる大黒柱が存在する。 これらの柱が全て破壊されると、ポセイドン神殿の天空である海が支えきれなくなり、ポセイドン神殿は崩壊すると言われている。 その柱の人為的な崩壊を防ぐため、それぞれの柱を海闘士(マリーナ)最強の7人の海将軍(ジェネラル)が守護している。

その他キーワード

聖衣 (くろす)

『聖闘士星矢』に登場するアイテムの1種。聖闘士が戦闘時に身にまとう防具のこと。普段は星座の形を模したオブジェになっているが分解、変形させることで身体の各所に装着するプロテクターになり、聖闘士の戦闘力も上昇する。 ただし、装着者の小宇宙が低い場合、聖衣は単に重い防具にしかならない。聖衣はあくまで防具であるが、それはアテナが武器を使用しての戦いを嫌っていたためである。 そのため、一部の聖衣を除き、武器となるような装備はない。また、聖衣には命があり、少々の破損ならば時間経過と共に自然に修復する。しかし大きな破損や損壊した場合には自己修復は不可能になり、放っておけば聖衣自体が死ぬこともある。 それを防ぐためには聖衣を人為的に修復する必要があるが、現時点で聖衣の修復技術を持つ者は牡羊座の黄金聖闘士であるムウのみである。 さらに、聖衣の修復には聖闘士の大量の血液が必要となる。聖衣には厳しい使用制限があり、基本的に教皇の許可が必要となる。それ以外には緊急時の自己防衛のためのみとされる。 これらの条件に合致しない場合、特に私利私欲のため、私闘のための使用は厳禁であり、禁を破った者には災いが訪れ、また聖域からの刺客による粛清対象にもなりえる。なお、聖衣には青銅聖衣(ブロンズクロス)、白銀聖衣(シルバークロス)、黄金聖衣(ゴールドクロス)の3種類があるが、上記の特徴は3種類ともに共通である。

青銅聖衣 (ぶろんずくろす)

『聖闘士星矢』に登場するアイテムの1種。聖闘士の最下級である青銅聖闘士が装着を許された聖衣。身体の必要最小限の箇所や急所を覆う防具で、かなりの軽装となっているのが特徴。防御力は青銅聖衣によって差異が大きく、防御力に特化した青銅聖衣もあるが、基本的に上級の白銀聖衣や黄金聖衣には劣っている。 また、最高の硬度を誇る龍座の盾、聖闘士の血液を必要としない完全な自己修復機能を有する鳳凰座の青銅聖衣、攻防一体の武器である鎖が装備されたアンドロメダ座の青銅聖衣など、上級の聖衣にもない特殊な機能を持つものも多い。

白銀聖衣 (しるばーくろす)

『聖闘士星矢』に登場するアイテムの1種。青銅聖闘士の上位、白銀聖闘士が装着を許された聖衣で、白銀の輝きを放っているのが特徴。青銅聖衣より身体を覆う面積が多くなっており、より防御力が増している。 また、一部の白銀聖衣を除き、特殊な装備を持つ白銀聖衣は青銅聖衣より少ない。

黄金聖衣 (ごーるどくろす)

『聖闘士星矢』に登場するアイテムの1種。聖闘士の最上級である12人の黄金聖闘士のみが装着を許された聖衣で、全身まばゆいばかりの黄金の輝きを放っている。ほぼ全身を覆う重装備の聖衣で、各所に施された気品あふれる装飾の美しさも特徴的。 神話の時代から破損したことがないと言われるほどの防御力を誇り、絶対零度でしか凍結しない。また、歴代の黄金聖闘士の記憶が蓄積されていると言われ、正義のために戦う聖闘士を助けるために飛来して力を貸したり、また装着者が正義に反する行動をした時、自然に装着者から離れるなど、黄金聖衣が意思を持っているような場面が度々確認されている。

鋼鉄聖衣 (すちーるくろす)

『聖闘士星矢』に登場するアイテムの1種。グラード財団の前総帥である城戸光政の指示によって開発された人工的な聖衣。人間の科学力によって開発された機械の聖衣で、特殊な訓練を受けて鍛えられた肉体を持つ非正規の聖闘士である鋼鉄聖闘士(スチールセイント)が装着、使用する。 正規の聖衣のように神秘的な能力はないが、機械の力による特殊な能力の数々を装備している。

神闘衣 (ごっどろーぶ)

『聖闘士星矢』に登場するアイテムの1種。神闘士(ゴッドウォーリアー)が身にまとう防具。普段は北欧神話に登場する怪物、動物などを模した姿のオブジェとして存在し、分解、変形させて装着することで本来の防具になるのは聖衣と同じ。 なお、ゼータ星アルコルの神闘衣以外となる7種類の神闘衣には「オーディーン・サファイア」という宝石が埋め込まれている。

オーディーンローブ

『聖闘士星矢』に登場するアイテムの1種。かつて主神オーディーンがまとったと言われている伝説の神闘衣。神闘士の神闘衣に埋め込まれているオーディーン・サファイアと呼ばれる宝石を7種類集め、オーディーン神像に捧げると蘇ると言われている。

ニーベルンゲン・リング (にーべるんげんりんぐ)

『聖闘士星矢』に登場するアイテムの1種。人間同士の殺し合いを助長する神の呪いが込められた黄金の指輪で、海皇ポセイドンが生み出した。オーディーンの代行者であるポラリスのヒルダに装着させ、聖闘士と神闘士の戦いを発生させた。 その魔力は神の呪いであるため通常の方法では解けず、唯一オーディーンローブに装備されたバルムングの剣を使わないと指輪の呪いは解けない。

鱗衣 (すけいる)

『聖闘士星矢』に登場するアイテムの1種。海闘士(マリーナ)が身にまとう防具。普段は海皇ポセイドンが生み出したとされる伝説の怪物、動物などを模した姿のオブジェとして存在し、分解、変形させて装着することで本来の防具になるのは聖衣と同じ。 その硬度は黄金聖衣と同等と言われている。

小宇宙 (こすも)

『聖闘士星矢』に登場する架空の力の1種。人間は誰でも持っている、体内に存在する宇宙的なエネルギーの名称。聖闘士たちはこの小宇宙を精神力によって燃焼、増大させ、「物質の原子を砕く」という闘法に使用し、超人的な力を発揮する。 聖闘士の実力とは、この小宇宙をいかに多く燃焼、増大、爆発させるかに集約される。そのため、最下級の青銅聖闘士でも、小宇宙の燃焼の大きさによっては最上級である黄金聖闘士を凌ぐ力を発揮できることもある。

セブンセンシズ

『聖闘士星矢』に登場する架空の力の1種。第六感を超える第七感と呼ばれる、究極の小宇宙とも呼ばれる力。セブンセンシズに目覚めた聖闘士は、小宇宙を極限まで燃焼、爆発させることが可能であり、飛躍的に戦闘力も増大する。 このセブンセンシズに目覚めた者は現状12人の黄金聖闘士しか存在せず、それ故に黄金聖闘士の実力は他の聖闘士とは比較にならないほど高いとされている。 セブンセンシズを目覚めさせるにはある程度の才能が必要とされるが、その可能性はあらゆる聖闘士が持っている。たとえ青銅聖闘士でも、その才能を持っている可能性は高い。

クレジット

原作

シリーズディレクター

シリーズ構成

,

作画監督

荒木伸吾

音楽

横山菁児

アニメーション制作

東映動画

原作

聖闘士星矢 (せいんとせいや)

ギリシャ神話をモチーフに、星座を象った聖衣(クロス)と呼ばれる鎧をまとった少年たちの戦いを描く物語。聖衣を再現したフィギュア玩具が記録的な売り上げを見せるなど、漫画のみにとどまらず、様々な媒体で人気を... 関連ページ:聖闘士星矢

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