グーグーだって猫である

グーグーだって猫である

作者である大島弓子と飼い猫たちの日々を描いたエッセイコミック。「ヤングロゼ」1996年6月号から1997年8月号、「本の旅人」1997年10月号から2011年6月号にかけて連載された作品。

正式名称
グーグーだって猫である
ふりがな
ぐーぐーだってねこである
作者
ジャンル
レーベル
角川文庫(KADOKAWA)
巻数
既刊6巻
関連商品
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世界観

猫が題材。作者・大島弓子自身を主人公に、彼女と彼女の飼い猫たちの日常を描く。タイトルにもなっているアメリカンショートヘアのグーグーをはじめ、捨て猫だったビーホームレスの男性から譲り受けた猫のタマなど、さまざまな境遇の猫が登場する。

あらすじ

漫画家の大島弓子は、愛猫のサバを亡くし、悲しみに暮れる日々を送っていた。そんなある日、弓子はペットショップで弱ったアメリカンショートヘアのオス猫と出会う。サバの死を乗り越えるためにも新たに猫を飼うことを決意した弓子は、彼を購入。「グーグー」と名付けられた猫と、弓子の生活が始まった。

メディアミックス

映画

2008年9月、犬童一心監督による実写映画版が制作された。作者である大島弓子をモデルにした主人公、小島麻子を小泉今日子が演じた。

ドラマ

2014年10月、WOWOWにて、犬童一心監督によるTVドラマ版が制作された。作者である大島弓子をモデルにした主人公、小島麻子を宮沢りえが演じている。第2シーズンとして「グーグーだって猫である2」も制作され、2016年6月からWOWOWにて放送された。

評価・受賞歴

2008年、本作『グーグーだって猫である』は第12回手塚治虫文化賞短編賞を受賞している。

作家情報

大島弓子は、主に少女誌で活躍中の漫画家。1968年『ポーラの涙』が「週刊マーガレット 春休み増刊号」に掲載されデビュー。他の作品に『綿の国星』『ミモザ館でつかまえて』『つるばらつるばら』などがある。誕生日は8月31日で、出身地は栃木県。

登場人物・キャラクター

大島 弓子 (おおしま ゆみこ)

漫画家の女性。前髪を上げて額を全開にし、茶髪を扇のように広げた髪型で描かれる。丸眼鏡をかけているのが特徴。1995年10月に愛猫のサバを亡くし悲しみに暮れていたが、偶然ペットショップで出会ったグーグーに惹かれ購入。グーグーの見せる愉快な行動や姿を漫画にしていく。サバとの生活に悔いを残しており、同じことを繰り返さぬよう猫たちに真摯に接する。 飼い猫たち以外の猫にも深い愛情を示し、捨て猫を保護していくうち、どんどん飼い猫が増えていく。作者である大島弓子本人がモデル。

グーグー

大島弓子の飼い猫。性別はオスで、種類はアメリカンショートヘア。身体にぐるぐる巻きの模様があるのと、お腹に人の顔と犬の顔のような模様があるのが特徴。「good good」の意味も込めて「グーグー」と名付けられた。人懐っこく元気な性格で、生き方は単純で素直。弓子のことも大好きで、よく肩に乗りたがる。サバを亡くし喪失感に暮れていた弓子が、ペットショップで偶然発見し、大島家で飼われることになった。 大島家にやってきた当初は非常に小さく弱っていたが、アメリカンショートヘアらしく身体は丈夫で、無事に回復した。弓子や猫たちのみならず、自分の面倒を見てくれるNさんのことも大好き。猫用のおもちゃの中では、フェイクバードが好き。

ビー

大島弓子の飼い猫。性別はメス。最初は「ノア洪水以前」と名付けられていたが、呼びづらいという理由で改名を繰り返し、身体の模様がミツバチのような色をしていることから最終的には「ビー」に落ち着いた。元は捨て猫だったが、家の近くで猫の鳴き声がすると気づいた弓子が保護し、大島家で飼うことになった。拾われた当初はやせ細り、足を骨折していたが、親切で優しい弓子とグーグーに囲まれ、回復してのびのびと暮らすようになる。 グーグーのことが大好きで、彼がオスであるにもかかわらず、母親のように思っているところがある。

サバ

大島弓子がかつて飼っていた猫で、1995年10月6日に亡くなった。性別はメス。若い女性の姿で擬人化して描かれることもあり、その際は前髪を上げて額を全開にし、茶髪を扇のように広げた髪型で描かれる。まつげが長いのが特徴。弓子とは13年と5ヵ月と1日一緒に暮らしたが、弓子は自分の仕事で忙しく、あまりサバをかまってあげなかったことを深く悔やんでいる。 身体が大きく、弓子は「羊のように太っていた」と評している。

クロ

大島弓子の飼い猫。元捨て猫で、ベースが黒でグレーと茶色の毛の混じった長毛種のミックス猫。1998年7月、入院直後の弓子が猫の鳴く声を聞きつけて発見し、大島家に保護された。当初は里親を探す予定だったが見つからず、最終的には大島家の猫となった。

タマ

大島弓子の飼い猫。性別はメスで、種類は三毛猫。2000年の元旦、ホームレスの男性と共に弓子と出会った。視力が弱く、猫疥癬を患っており全身はダニだらけ。治療費の捻出が難しいホームレスの男性の代わりに弓子が譲り受け、治療を行うことになった。苦しい境遇にもかかわらずたくましく人懐っこい性格で、大島家にやって来てからもすぐに馴染んだ。 特に母猫の面影を感じるビーになついている。成長後は強い母性を見せ、弓子が一時保護した猫たちの母親代わりを務めることもある。

ちょう吉 (ちょうきち)

2000年7月、大島弓子が保護した5匹の子猫のうちの1匹。黒猫で、長い尾が特徴。なかなか里親が決まらず、しばらくたん吉と共に弓子の家にいたが、S文庫編集長の家に引き取られることになった。シャイな性格のため、最初は新しい家族になじめず恥ずかしそうにしていた。新しい家では「リン」と名付けられた。

たん吉 (たんきち)

2000年7月、大島弓子が保護した5匹の子猫のうちの1匹。黒猫で、ちょう吉とは対照的な短い尾が特徴。一緒に生まれた5匹の子猫たちの中では里親が決まるのが最も遅く、弓子はこのまま大島家で飼うのも良いと考えていた。その後Aという女性に引き取られるが、彼女がオートバイで引っ越した際に思わぬトラブルが起きてしまう。

グレース

2000年7月、大島弓子が保護した5匹の子猫のうちの1匹。体毛がグレーなので、「グレース」と名付けられた。弓子が里親探しを始めてすぐ白雪姫と共にM・Hという女性の元へ引き取られる。しかし先住猫と馴染めず、別の家へ行くことになった。

白雪姫 (しらゆきひめ)

2000年7月、大島弓子が保護した5匹の子猫のうちの1匹。白猫なので「白雪姫」と名付けられた。弓子が里親探しを始めてすぐ里親が決まるが、里親がすぐには迎えに来られないため一次的にグレースと共にM・Hという女性の家へ預けられる。しかし、グレース、白雪姫の2匹共にM・H宅の先住猫と馴染めず、2匹が去るまで先住猫は居心地悪そうにしていた。

タビー

2000年7月、大島弓子が保護した5匹の子猫のうちの1匹。足の先が白く、白い靴下を履いているように見えることから「タビー」と名付けられた。グレースと白雪姫を預かっていた女性M・Hの紹介でやってきた家族の元へ引き取られることになった。当初はオスだと考えられていたが実はメスで、里親となった少女は驚くことになる。 新しい家では「ヤマト」と名付けられた。

銀糸 (ぎんし)

大島弓子の新居の近所に住んでいる飼い猫。性別はオス。首輪に名前と住所が書いてあり、ロシアンブルーのような色合いと毛並みをしている。バランスの良い身体と、まっすぐで長い尾が特徴。非常に人懐っこい性格で、大島家に自然に入ってきて食事や睡眠をとる。大島家以外の家にも入りたがっているようで、少し謎が多い。

冬太郎

大島弓子の新居に出没する野良猫。性別はオス。非常に体が大きく、顔も大きめ。身体の白い部分が汚れて灰色になっているのが特徴。年齢はそこそこのようで、冷静で包容力がある。周囲のボス猫的存在なのか、時折野良猫の面倒を見ている場面がみられる。発情期には弓子の猫たちに迫って困らせることもある。

フサフサ

大島弓子の新居に出没する野良猫。性別はオス。種類はメインクーンか、ノルウェージャン・フォレストキャットと推測されている。アイラインのくっきりとしたブルーグリーンの瞳に、耳がいくつもに裂けているのが特徴。身体がふさふさしているため、弓子からは「フサフサ」と呼ばれている。人懐っこい性格から、以前は飼い猫だったと推測される。 冬太郎とは野良猫同士親しい。

ぐれ吉 (ぐれきち)

冬太郎が大島弓子のもとに連れてきた2匹の兄弟子猫のうちの1匹。冬太郎を慕っており、3匹で行動している。もう1匹の子猫であるたび吉とはぐれてしまってからも、弓子のもとにエサをもらいにやってくる。

ハナ

大島弓子の新居に出没する小柄な野良猫。三毛猫で、性別はメス。鼻の中央に黒丸模様があるため、「ハナ」と名付けられた。警戒心の強い性格だが冬太郎とフサフサとは仲が良い。ある日妊娠し、「ちょびひげ」と「モヘア」の2匹の子猫を弓子に会わせる。以降も多数の子猫を出産し、弓子はそのたびに里親探しをすることになる。

おこげ

大島弓子の新居に出没する野良猫。キジ猫で、性別はオス。非常にやせ細った身体に頭だけが大きく、バランスの悪い体つきをしている。体毛がおこげ色をしていることから「おこげ」と名付けられた。動きはとてもゆっくりしており、人間を強く警戒している。おこげが病気を患っているのではと推測した弓子は、庭におこげの休める場所を作ることにする。

ミケマル

大島弓子の飼い猫。三毛猫で、身体が丸いので「ミケマル」と名付けられた。元は弓子の新居に出没する野良の子猫だったが、当時冬だったことから弓子に非常に心配されていた。次第に弓子に心を許し、ある日家の中に入ってきたことから大島家で飼うことになる。野良猫としての生活が長かったため、当初は弓子以外の人間や猫たちに怯えていたが、次第に馴染んでいく。

タンタン

大島弓子が一時期飼っていた犬。エルジェの『タンタンの冒険』に登場する「スノーウィ」というキャラクターに顔が似ていることから、「タンタン」と名付けられた。飢餓状態でさまよっているところをパトカーに保護され、愛護グループが里親を探していたところを弓子に引き取られた。人懐っこく人間が大好きな明るい性格。しかし弓子は自分が一人暮らしであることと、自分の家では犬をのびのびと飼えないことに不安を感じ、犬を飼うのに向いている家に譲ることになった。

すみれ

ハナの娘である「ちょびひげ」が生んだ7匹の子猫のうちの1匹。性別はメス。2004年の春に生まれ、7匹の中では身体が最も小さく、顔全面にスミレ型の黒ぶちが入っている。さらに、瞳も青いことから、大島弓子からは「すみれちゃん」と呼ばれていた。食が細くいつも不安そうにしており、未熟児の疑いがある。すみれも含めた7匹の兄弟たちは皆美しい容姿をしており、すみれはIという女性に引き取られた。 意外と肝が据わっている。

モーモー

ハナの娘である「ちょびひげ」が生んだ7匹の子猫のうちの1匹。当初は他の兄弟たちと同様に里子に出される予定だった。しかし犬のタンタンと仲が良かったことや、大島家全体の潤滑油的な存在であったことからその計画は中止され、モーモーを手放せなくなった弓子のもとで飼われることになった。

ラテ

ハナの娘。白交じりの茶色い毛に、アメリカンショートヘアのような模様をしている。大島弓子とは、ある日ハナが大島家の庭へ連れてきたことから知り合った。非常に体が小さく、病気の疑いがあったことから弓子が世話をすることになる。人懐っこい性格に可愛らしい顔立ちで、弓子は里子に出そうと考えていたが、ある事実が発覚する。

ヤン

ハナの息子。元気でやんちゃな性格から「ヤン」と呼ばれている。野良猫の子にしては珍しいほど人懐っこく、とてもよく鳴く。よく大島弓子のもとにやってきては鳴き、話していくことと、性格が似ていることから、弓子はヤンが生まれる前に亡くなったラテの生まれ変わりなのかもしれないと考えている。

ラテⅡ

ハナの娘。ヤンと一緒に生まれた茶色の子猫で、姉でありラテⅡが生まれる前に亡くなったラテに非常に良く似ている。ラテとは対照的にとても元気で健康だが、怖がりで警戒心の強い性格。のちに「ゴマ」、「リヤドロ」、「マリ」、「ミルクティ」の4匹の子猫を産んだ際も、サポートしようとする大島弓子を警戒し、作業がままならなかった。 その後さらに「ムクムク」と「ヒゲ」、「ウリ」の3匹の子猫を産む。

栗栗 (くりくり)

大島弓子の飼い猫。元は野良で、ハナとヤン、ラテⅡの家族についてきた子猫。母親が見当たらず、ハナ一家について歩く姿を不憫に思った弓子が飼うことを決めた。白地に茶色の栗の実の模様が背中に2つあることから「栗栗」と名付けられた。しっぽが非常に長いのが特徴。来てすぐに大島家の猫たちとは親しくなったが、タンタンへのしつけを自分に向けたものと勘違いしており、弓子のことを恐れている。

ルチル

大島弓子の飼い猫。ハナの息子で、「カリー」、「ソックス」、「マンマル」の3匹の子猫と一緒に生まれた。オレンジがかった茶色の毛をしたトラ猫。釣り目で、他の猫に比べて身体がひと回りほど小さいのが特徴。最初はカリーとひと揃いの名前で、「カレーライス」になぞらえて「ルー」と呼ばれていたが、カリーがもらわれていったのを機に改名。 石の「ルチル・クオーツ」からとって現在の「ルチル」という名になった。

ヒマラヤ

大島弓子の飼い猫。ハナの娘で、白地に黒のぶち模様がある長毛種。高いところに積もった雪を想わせる容姿から、「ヒマラヤ」と名付けられた。飼う前は完全な野良猫だったため弓子は触れるのも難しかった。しかしその後、子猫であるにもかかわらず妊娠してしまい、さらに子宮蓄膿症になっていたところを弓子に保護され飼われることになる。 大島家に来てからは特にモーモーと親しくなる。

テンミケ

大島弓子の飼い猫。ハナの娘で、ドット模様の三毛猫であることから「テンミケ」と名付けられた。ある日避妊手術と併せて血液検査をしたところ、猫エイズに感染していることが発覚。里親を見つけるのは難しいと感じた弓子が飼うことになる。トイレ以外の場所におしっこをする癖があり、弓子と猫たちはその癖に翻弄されることになる。

ジミヤマ

大島弓子の飼い猫。キジトラで性別はオス。冬枯れした山のように地味な色合いであることから「ジミヤマ」と名付けられた。ある日野良猫たちの避妊去勢手術をするため設置した捕獲機に入っていたことで弓子と出会う。元は飼い猫だったと推測されるが現在は野良猫となってしまっており、心配した弓子が去勢手術を施し飼うことになった。人間にはなつくが猫に対しては攻撃的な性格で、大島家の他の猫に馴染めず、トラブルが起きてしまう。

Nさん (えぬさん)

大島弓子の知り合いで、アシスタントを務める女性。1997年12月、弓子が手術で家を離れる間、キャットシッターとしてグーグーとビーの世話をすることになった。前髪を眉上で切り、肩のあたりまで伸ばした髪を三つ編みにした姿で描かれる。弓子の入院中はアルバイトの傍ら大島家で猫たちの世話をし、その後弓子の入院する病院にも通うという多忙な生活を送っていた。 猫の中でも特に太った猫が大好きで、世話をしている間はグーグーとビーにたくさん食べさせ、太らせようと画策していた。のちにアルバイトを辞めて弓子の専任アシスタントとなる。節約家で、少しケチなところがある。

ホームレスの男性 (ほーむれすのだんせい)

2000年の元旦、大島弓子が出会った男性。ぼさぼさの頭にタートルネックの服を着て、右目を閉じた姿で描かれる。猫疥癬を患ったタマと暮らしており、自身も感染していた。心配した弓子の申し出によりタマを手放し、治療を頼む。タマの扱いは一見雑なようだが、随所にタマを愛していたことがうかがわれる。自身の勤め先には、ホームレスであることを伝えていない。

不動産会社社員たち (ふどうさんがいしゃしゃいんたち)

大島弓子に、住んでいたマンションからさほど遠くない場所にある、新築の一戸建て庭付きの家を販売する。

たーさん

『グーグーだって猫である』の登場動物。大島弓子の住む一軒家の庭にご飯を食べに来た狸で、大人は「たーさん」子供は「たっちゃん」と命名される(子供はほかにも多数いた)。近所の大きな森がある団地が再開発され、やって来たと大島さんは推測する。

環境政策課の職員 (かんきょうせいさくかのしょくいん)

大島弓子の家へやって来て、近所から苦情があったので、今後ノラ猫に餌をやるなと勧告した市の職員。これに対し、大島さんは避妊・去勢でノラをゆるやかに減らす方法を取るべきと主張する。途中で職員は折れて、今家にいる猫だけは、外に出さないようにしてくれと言って去っていく。 大島さんは彼らを最初「動物愛護協会」の人間だと思い込んでいて、単行本ではお詫びと訂正が載った。後に、「現在の環境政策課はノラ猫に対して前向きの姿勢をとっている」という記述がなされている。

ノラ猫たち (のらねこたち)

『グーグーだって猫である』の登場猫。大島弓子の住む一軒家の庭に、ご飯を食べに来たり、子供を産みにきたりする近所のノラ猫たち。巨大なオスの白黒ブチの「冬太郎」、長毛種雑種でオスの「フサフサ」、やたらと子供を産むミケ猫の「ハナちゃん」、庭で死んでいたキジ猫の「おこげ」、子供を7匹産むが後に大島さんに捕まって避妊手術を受ける「チョビヒゲ」(ハナちゃんの娘でもある)等々。

大島さんちの猫たち (おおしまさんちのねこたち)

『グーグーだって猫である』の登場猫。タマより後にやって来た、大島さんの家にいる猫たち。ミケ猫の「ミケマル」。チョビヒゲの子供で白黒ブチの「モーモー」。背中に茶色の栗のような模様が二つある「クリクリ」(オス)。ハナちゃんの子で、全身茶トラの「ルチル」。最初は家庭内ノラだった、オスの「きじ太郎」。 子猫なのに妊娠してしまい、大変な目にあった「ヒマラヤ」。ハナちゃんの子で、猫エイズにかかった「テンミケ」。ある日ふらりとやってきたオスのキジトラ猫「ジミヤマ」。

癌治療チームの医師たち (がんちりょうちーむのいしたち)

大島弓子が激しい腹痛を訴えたので検査したところ、子宮筋腫と卵巣腫瘍(癌)が見つかった。治療チームの医師たちは、手術で患部を摘出し、そののち6ヶ月にわたって抗癌剤治療を行う。化学療法に苦しむ日々はあったが、治療は成功し、大島さんは元気に退院した。 退院の前日、チームの一人の医師が大島さんの単行本を持って来てサインを請い、大島さんは快く自画像を描いた。

書誌情報

グーグーだって猫である 6巻 KADOKAWA〈角川文庫〉

第1巻

(2008-06-25発行、 978-4044348021)

第2巻

(2008-07-25発行、 978-4044348038)

第3巻

(2010-02-25発行、 978-4044348045)

第4巻

(2011-09-23発行、 978-4044348052)

第5巻

(2013-07-25発行、 978-4041006917)

第6巻

(2014-06-20発行、 978-4041013779)

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