飼い主獣人とペット女子高生

飼い主獣人とペット女子高生

獣人や鳥人が暮らす社会に連れてこられた女子高生の少女・秋。突然のことに怯えていた彼女が獣人に買われ、リラと名づけられ、飼い主の獣人・ジノヴィと仲を深めていくファンタジー作品。作中では、ペットを飼ったことのある人たちが、しばしば経験するようなことが描かれており、ペット飼育者の共感をよぶようなシーンが多い。また、獣人とヒトは言葉が通じず、獣人たちはヒトをあくまでもペット・食用として捉えている独特の世界が描かれている。

正式名称
飼い主獣人とペット女子高生
ふりがな
かいぬしじゅうじんとぺっとじょしこうせい
作者
ジャンル
動物・ペット
関連商品
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概要・あらすじ

女子高生の少女が、ある日、目を覚ますと、そこは獣人たちが暮らす世界であり、彼女はペットショップにつながれていた。そんな彼女をペットとして購入した犬型の男性獣人・ジノヴィ。彼は、少女に「リラ」という名前を付け、飼育を始める。以前の記憶を失い、自分の前すら思い出せないリラは、あまりにも違う環境に怯え、涙を流して暮らす。

そんな彼女を心配し、愛情を注ぐジノヴィだったが、言葉も通じず、恐ろしい容姿をした彼に対し、リラはなかなか懐かない。ペットのリラの好みの食事を探り、彼女の病気の解放をすることで、ようやくふたりの距離は縮まっていく。それ以後も、ちょっとしたトラブルが続きながら、リラは少しずつジノヴィに心を開き、彼女の行動にジノヴィは一喜一憂するのだった。

登場人物・キャラクター

リラ

『飼い主獣人とペット女子高生』の主人公のひとり。普通の世界で、普通に生きてきたが、気が付いたら獣人が中心の社会のペットショップに居た。17歳の女子高生。飼い主となったジノヴィたちの言葉は理解できない。ジノヴィのことを怖がっており、一日でも早く元の世界に戻りたいと思っている。風邪を引いた際にジノヴィから看病を受けたことがきっかけで、少しずつ心を許し始める。 ジノヴィの料理が口に合い、少し太ってしまう。猫好きであり、犬は苦手。人間界で生活していたころの名前は「秋」。

ジノヴィ

『飼い主獣人とペット女子高生』の主人公のひとり。大型で怖い外見をしている犬型の獣人。男性。ペットショップを覗き、衝動的に人間のリラを買った。リラの飼い主で、彼女を飼うことになったが、飽きっぽい性格であるため、後輩のロルフから心配されている。リラに好かれようと努力しているが、空回りしていることが多い。 深い愛情をリラに注いでおり、彼女の反応に一喜一憂し、周りの獣人を振り回している。母と弟がいる。父は故人。10年ほどは、手のつけられない暴れん坊だった。

ロルフ

犬型の獣人。男性。ジノヴィの会社の後輩。基本的には良識人だが、一部、変わった嗜好があり、リラに着せる服としてメイド服、ブルマ、ナース服、スクール水着、幼稚園スモックなどを勧めた。以前、人を飼っていたことがあるため、その時の経験をジノヴィにアドバイスしている。

サイトウ

ジノヴィの会社の後輩。黒いライオン型の獣人。ヒトが大好きで、ヒトを飼い始めたジノヴィに頼み込んで、リラに会わせててもらった。リラからは、デカい猫で可愛い生き物として認識され、懐かれ、鬣を三つ編みにされた。ジノヴィより早く、より懐かれたため、ジノヴィが拗ねて、帰宅させられる。 帰宅後、リラがジノヴィをかまったことで、仲直りとなり、以後もジノヴィ宅に遊びに来る許可を得た。寡黙で有名だが、ヒトのこととなると饒舌になり、強面の顔が緩む。

レヴォリ

ジノヴィの弟。23歳。成績優秀でスポーツ万能。幼い頃より兄の尻拭いをしてきたため、ジノヴィはレヴォリに頭が上がらない。ジノヴィより痩せており、眼鏡をかけている。人前ではヒトのことを「汚物」というほどヒト嫌いを装っているが、実は大の人好きで「ヒトオタク」。 ヒトオンリーイベントに参加するために、ジノヴィの家に泊まりに来た際、リラと出会い、混乱する。ロルフからはヒトオタクであることを見抜かれ、通じ合ったため、自分の趣味を打ち明け、仲良くなる。

上司 (じょうし)

猫型の女性の獣人でジノヴィの会社の上司。リラに夢中で仕事が疎かになっているジノヴィに苛立ち、ロルフに何とかしろと丸投げする。

イチヒコ

ジノヴィの田舎に住む鳥人でジノヴィの友人。かつて、些細なことからジノヴィと喧嘩し、これを弟に目撃され、弟がジノヴィに恨みを抱く原因となった。ジロウの兄。

ジロウ

ジノヴィの田舎に住む鳥人。イチヒコの弟。かつてイチヒコとジノヴィの喧嘩を目撃し、これが原因でイチヒコが家を出たと勘違いし、ジノヴィに復讐する機会を伺っていた。リラを誘拐し、兄の復讐をしようとする。

ジノヴィの母 (じのゔぃのはは)

ジノヴィの母親。細身の犬型獣人。ヒトのことを食料としか認識しておらず、ジノヴィが帰省した際に連れ帰ったリラをさばこうとした。ジノヴィに、リラが自分の家族であると説明を受け、以降はジノヴィのペットとして認識し、優しく接する。

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