ジャングル大帝(1989年版)

ジャングル大帝(1989年版)

手塚治虫原作の同名漫画『ジャングル大帝』のアニメ化第3作目。白いライオンの子供であるレオを主人公として、人間と動物、また大自然ともかかわり方などをテーマにした作品。前2作品とは異なり、レオが人間の言葉を話さない設定となっている。また、生前の♯手塚治虫が企画した最後のアニメ作品の1つとしても知られている。

正式名称
ジャングル大帝(1989年版)
ふりがな
じゃんぐるたいてい
原作者
制作
手塚プロダクション
監督
宇井孝司
放送期間
1989年10月12日 〜 1990年10月11日
放送局
テレビ東京
話数
52話
ジャンル
アドベンチャー
 
動物擬人化
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概要・あらすじ

伴俊作ケン一に救出されたレオは、彼らの助けを借りてアフリカからパンジャの森に帰ってくるものの、経験の浅いレオは動物たちとの衝突を繰り返し、森の掟を破ったためパンジャの森を出て行くことになる。

しかし、様々な動物たちや人間との出会い、自然の猛威などの経験を繰り返し、自分が生きる場所はパンジャの森であると確信。動物たちを守る決意を胸にパンジャの森に向かう。

登場人物・キャラクター

レオ

パンジャの森の王者、パンジャとその妻エライザの息子である白いライオン。子供ながらの無邪気さと怖いもの知らずの性格で、一言で言えばやんちゃ。しかし親の恋しい時期でもあり、寂しがりやの一面も持つ。 人間社会を経験したことにより、ジャングルでは経験できない文化的な知識を持つに至るが、母親であるエライザの意思に従い、ケン一の助けを得てパンジャの森に戻る。その後は厳しい大自然と対峙、パンジャの森の掟、密猟者との戦いなどを経験しながら少しずつ成長していく。

ライヤ

レオと同年代のメスのライオン。お転婆な一面を持つものの優しく穏やかな性格。レオの一番の理解者であり、パンジャの森で試行錯誤しながら成長していくレオを支えている。

パンジャ

レオの父親。パンジャの森の王として動物たちの頂点に立っていた白いライオン。人間の密猟者であるハムエッグにより、レオの誕生前に射殺されてしまう。

エライザ

レオの母親でパンジャの妻。人間の密猟者によって捕まり、輸送中の檻の中でレオを出産する。レオを脱出させた後、嵐に巻き込まれて沈没する船と運命を共にする。

トニー

レオと行動を共にしているガゼルで、アフリカに帰ってきたレオにできた初めての友達。人間のしかけた罠にかかったところをレオに助けられ、レオをパンジャの森に案内する。

ココ

なにかにつけてレオに助言を与えている、レオの補佐役を務めているオウム。少し口うるさい部分が欠点。トニーと同じく、アフリカに帰ってきたレオにできた初めての友達。

ブブ

レオと敵対するライオンで、かつてはパンジャとも対立していた。レオ不在のパンジャの森で乱暴な振る舞いを繰り返し、レオをパンジャの森から追い出すことに成功する。

ケン一 (けんいち)

生まれたばかりで海を漂流していたレオを救出した人間の1人で、レオとは1年間一緒に暮らす。その後、野生動物の研究のためにアフリカに赴いた際にレオと再会する。

伴 俊作 (ばん しゅんさく)

生まれたばかりで海を漂流していたレオを、甥であるケン一と共に救出した人間の1人。心優しく動物に対しても慈愛を持って接している。職業は医師。

ハムエッグ

密猟者としてジャングルの動物たちを射殺している人間のハンター。冷酷非道な性格で動物を殺すことをなんとも思っておらず、多くの動物の命を奪っている。パンジャの森ではパンジャを射殺している。

クレジット

原作

監督

宇井孝司

シリーズ構成

馬嶋満 , 平見瞳

総作画監督

小林準治

音楽

朝川朋之

アニメーション制作

手塚プロダクション

原作

ジャングル大帝 (じゃんぐるたいてい)

白いライオンの主人公レオはジャングルの王パンジャの血を引いている。レオの成長と、人間とのかかわり、弱肉強食の世界を描いた物語である。 関連ページ:ジャングル大帝

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