銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

空想好きなジョバンニが、親友のカムパネルラと一緒に銀河鉄道に乗って旅をするという、宮沢賢治の幻想的な小説『銀河鉄道の夜』を劇画化した作品。台詞も場面展開も、第四次稿の原作を忠実に再現している。ただし、登場人物だけは全て擬人化した猫たちにおきかえられている。

正式名称
銀河鉄道の夜
ふりがな
ぎんがてつどうのよる
原作者
宮沢賢治
漫画
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
ファンタジー
 
動物擬人化
 
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概要・あらすじ

空想好きな少年のジョバンニは、漁に出たまま帰らぬ父の代わりに働きながら、病気の母と二人で生活していた。町でケンタウル祭が行われていた夜、草むらで寝そべりながら眺めていると、突然「銀河ステーション」という声が聞こえ、気が付いたらカムパネルラは親友のジョバンニとともに機関車に乗っていた。

登場人物・キャラクター

ジョバンニ

空想好きな少年。漁師の父親が長い間家に帰らず、母親も病気のため、苦しい生活を支えるために朝と放課後にアルバイトをしている。友人たちには父親がいないことをからかわれ、また朝晩働きづくめで学校でも皆と遊ぶこともなくなり、孤独を感じている。

カムパネルラ

ジョバンニの親友で裕福な家庭に育つ。他の子どもたちがジョバンニをからかうなかで、唯一ジョバンニを優しく気づかう存在。ジョバンニと一緒に、銀河鉄道で旅をする。

ザネリ

ジョバンニのクラスメート。他の仲間の先頭に立ちジョバンニをからかっている。

ジョバンニの母

病気で長い間、床に臥せっている。息子のジョバンニと2人で暮らしている。

鳥を捕る人 (とりをとるひと)

銀河鉄道の乗客で鳥を捕まえる商売をしている。ジョバンニたちの前で鷺を捕ってみせたりするが、いつの間にか姿を消す。

かおる

弟、家庭教師と共に銀河鉄道に乗車してくる。氷山にぶつかった船に乗船していた。銀河鉄道の中で、カムパネルラと親しく話す。

タダシ

姉と家庭教師と共に銀河鉄道に乗車してくる。乗車した時には裸足だったが、いつの間にか白い靴を履いていた。氷山にぶつかった船に乗船していた。

家庭教師 (かていきょうし)

大学生でかおるとタダシ姉弟の家庭教師をしている。姉弟と一緒に乗っていた船が氷山にぶつかり沈没しはじめた時、必死で二人を助けようとするが途中で諦めた。その後、姉弟と共に銀河鉄道に乗車してくる。

乗客の男

銀河鉄道に乗っているおじさん。いつの間にか両手いっぱいに立派なりんごを持ち、ジョバンニたちに配りはじめる。

カムパネルラの父

ジョバンニの父とは古くからの知り合い。夢から覚めて川に駆け付けたジョバンニに、カムパネルラが亡くなったことを伝える。

集団・組織

活版所 (かっぱんじょ)

『銀河鉄道の夜』に登場する場所。ジョバンニが、学校が終わってからアルバイトをしている。

場所

銀河ステーション (ぎんがすてーしょん)

『銀河鉄道の夜』に登場する駅。ジョバンニが夜空を見ていた際、この駅の名前が聞こえた事に端を発し、彼は銀河鉄道に乗車することとなる。

白鳥の停車所 (はくちょうのていしゃじょ)

『銀河鉄道の夜』に登場する駅。ジョバンニとカムパネルラが途中下車した際、化石を掘る人と出会った。

サウザンクロス

『銀河鉄道の夜』に登場する駅。かおる、タダシ、家庭教師たちが下車する。

クレジット

原作

宮沢賢治

ベース

銀河鉄道の夜

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