鉄人28号(第Ⅰ期)

鉄人28号(第Ⅰ期)

横山光輝原作の同名漫画『鉄人28号』をアニメ化。少年探偵である金田正太郎が鉄人28号を操縦し、数々の犯罪や悪の組織から平和を守るために奮闘する様子を描いている。

正式名称
鉄人28号(第Ⅰ期)
ふりがな
てつじんにじゅうはちごう
原作者
制作
TCJ
放送期間
1963年10月20日 〜 1965年5月27日
放送局
フジテレビ
話数
84話
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
アクション
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概要・あらすじ

太平洋戦争末期、旧日本軍が劣勢を挽回するために極秘開発していたロボットである鉄人28号は、完成しないまま終戦を迎える。しかし戦後、その鉄人28号は戦争の道具ではなく理想のロボットとして誕生する。

その操縦器を託された少年探偵の金田正太郎は、鉄人28号の力を平和のために使うことを決意する。しかし、鉄人28号を奪おうと世界各国のスパイや犯罪者が来日、鉄人28号金田正太郎は狙われることになる。

金田正太郎鉄人28号の操縦器、そして正義と平和を守るため、鉄人28号と共に戦い続けることになる。

登場人物・キャラクター

金田 正太郎 (かねだ しょうたろう)

「少年探偵」として活躍、警察にも協力して数々の難事件を解決してきた少年で、鉄人28号の操縦者でもある。正義感が強く活発で頭脳明晰。素早いフットワークで事件現場に急行、自慢の頭脳から導き出される推理で事件を解決する。 また運動神経も高く、自動車はもちろんヘリコプターも操縦できる。さらには拳銃を所持、一流の射撃テクニックを持つ。警察に出入りしているため、大塚署長など警察官の知己も多い。 鉄人28号の操縦器を入手してからは、最大のパートナーとして鉄人28号を自在に操り、襲ってくる数々の悪のロボットから平和を守るために奮闘することになる。ブレザーと半ズボンがトレードマーク。

敷島博士 (しきしまはかせ)

金田正太郎の父である金田博士と共に鉄人28号を開発した科学者。冷静な判断力と分析力、そして穏やかな性格の持ち主であり、鉄人28号の開発者として、そして父親代わりとして金田正太郎を陰から支えている。 支えるだけでなく、その頭脳と分析力を駆使し、金田正太郎が直面する数々の事件の解決に協力するほか、鉄人28号の修理メンテナンスなども行っている。

大塚署長 (おおつかしょちょう)

警察署の署長でありながら事件現場に駆けつけ、金田正太郎と共に事件を解決するために奮闘する警察官。喜怒哀楽の起伏が激しく、常に感情を表に出す熱血漢。ただし冗談を発する機会も多く、コミカルな外見と相まってムードメーカー的な役割も担っている。 腕利きの警察官であるものの金田正太郎の能力が高すぎるため、活躍の機会が少ないが部下からの信頼は厚い。

村雨 健次 (むらさめ けんじ)

金田正太郎の力強い協力者。少々口は悪いものの、その実力は高く、何度も金田正太郎の危機を救っている。

クロロホルム

フランス人の探偵で、PX団を追跡して来日する。かなりプライドが高く自身の能力に絶対の自信を持つ。当初は少年である金田正太郎をバカにするが、後に能力を認め、良き協力者となる。

ニコポンスキー

クロロホルムと瓜二つの容姿が特徴のクロロホルムの助手。その正体は、日本の技術を奪いに来たS国のスパイであり、クロロホルムを騙して来日した。変装の名人であり、金田正太郎を何度も翻弄する。

スリル・サスペンス (すりるさすぺんす)

アメリカ人のギャング。鉄人28号を強奪するために来日する。極悪非道で残忍な性格をしており、非道な計画で金田正太郎を追い詰める。後に数々のロボットを操って鉄人28号の前に出現する。

不乱拳酒多飲博士 (ふらんけんしゅたいんはかせ)

様々な分野に精通する優秀な科学者であるものの、研究のためには手段を選ばないマッドサイエンティスト。数多くのロボットを開発して鉄人28号に挑戦した、金田正太郎の最大のライバルでもある。

ドラグネット博士 (どらぐねっとはかせ)

「自我」を持ち、自分で考え、自分で判断する電子頭脳の開発に心血を注ぎこんだ天才科学者。しかし研究に没頭するあまり、人道に反した研究にも手を染めてしまう。ギルバートや超人間ケリーの開発者。

鉄人28号 (てつじんにじゅうはちごう)

『鉄人28号(第Ⅰ期)』に登場するロボット。旧日本軍が戦争の劣勢を挽回するために計画、開発しようとしていた28番目のロボット。金田正太郎の父親である金田博士が中心となって開発が進められていたが、研究施設がアメリカ軍の爆撃によって壊滅、完成することなく終戦を迎える。 しかし戦後、最高のロボットを生み出すという理想を掲げ、金田博士が敷島博士と共に開発を継続し、完成する。 戦争に関係なく誕生したため、一切の武器を持たないものの、絶大なパワーと頑強なボディを持ち、背中のロケットで空中飛行が可能。また水中でも行動可能という、万能で無敵のロボットとなる。 操縦は専用の操縦器を使い、金田正太郎が操縦を担当する。ただし、操縦器を持つ者の心次第で鉄人28号は善にも悪にも変わる。そのため、操縦者である金田正太郎は操縦器を守るという重責を抱えることになる。

ブラックオックス

『鉄人28号(第Ⅰ期)』に登場するロボット。不乱拳酒多飲博士が開発した、鉄人28号の最大のライバルともいえる漆黒のロボット。不完全とはいえ自律回路を組み込んだ電子頭脳を持ち、操縦器を使わずともある程度は自律した行動が可能。 鉄人28号と同等のパワーと装甲を持ち、さらに電波妨害装置で鉄人28号の操縦器から発する電波を遮断、行動不能にすることも可能。他にも指先から発射する熱線、催涙ガスなど、様々な武装が施されており、鉄人28号を何度も窮地に陥れることになる。

ギルバート

『鉄人28号(第Ⅰ期)』に登場するロボット。ドラグネット博士が開発した高性能ロボットで、その能力は鉄人28号、ブラックオックスをも凌駕する。パワーと装甲は少なくとも鉄人28号と同等で、武装面ではブラックオックスと同等の熱線砲を装備している。 飛行能力は鉄人28号を上回り、かなりのスピードと旋回能力を誇るほか、鉄人28号よりも遠隔操作が可能。鉄人28号と金田正太郎は苦戦するものの、最後はブラックオックスと熱線砲を撃ち合い破壊される。

超人間ケリー (ちょうにんげんけりー)

人間の脳で機械を制御しようと考えたドラグネット博士が生み出した機械人間。ドラグネット博士の助手だったケリーが実験台にされ、改造されてしまうが、実験は失敗して破棄されていた。しかし研究所に落ちた雷のショックで復活するものの、変わり果てた姿にケリーは嘆き悲しみ、その恨みを晴らすため、ドラグネット博士を追って来日する。

クレジット

原作

演出

大西清 , 渡辺米彦 , 山本功

動画

小室常夫 , 若林忠雄

音楽

嵐野英彦

アニメーション制作

TCJ

原作

鉄人28号 (てつじんにじゅうはちごう)

昭和30年代を舞台に、リモコン操縦器で動く巨大ロボット鉄人28号をめぐっての争奪戦、その操縦器が主人公金田正太郎の手にわたってからは、次々と現れる敵と敵の繰り出すロボット対鉄人28号の平和を守る戦いが... 関連ページ:鉄人28号

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