一千年後の再会

一千年後の再会

奇跡のような偶然をテーマにしたSFラブストーリー短編。

正式名称
一千年後の再会
ふりがな
いっせんねんごのさいかい
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
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概要・あらすじ

恋人同士のジョウ・カタクラウバは些細なことからケンカをし、別れてしまう。傷心のジョウは亜光速宇宙船で千光年先の宇宙へ。ジョウのことを忘れたいウバタイム・マシンで千年先の未来へと旅立つのだった。奇跡のような偶然をテーマにしたSFラブストーリー短編。

登場人物・キャラクター

ジョウ・カタクラ

男性の民間パイロット。些細な行き違いから恋人のウバとケンカをしてしまう。彼自身のウバを思う気持ちは何も変わっていなかったため、ウバから別れを告げられた時、彼は計り知れないショックを受けるのだった。その晩酒場でやけ酒を飲んでいると、同じくやけ酒を飲んでいたクリストファーと出会う。 彼はコロンブス計画で二度と戻れぬ旅に出る予定だったが、直前で怖気づいていた。ウバとの別れによる傷心から、地球を遠く離れたいと思っていたジョウは、クリストファーに役目を変わってくれと頼むのだった。

ウバ

タイム・マシン開発局の女性科学者。ジョウ・カタクラの恋人だったが、ケンカをして別れてしまう。きっかけは些細な行き違いだったが、なぜかウバをそれをどんどん拡大解釈してしまったのだった。そしてジョウのことを忘れるため彼女は、タイム・マシン試作ST-08で1000年後へ行くことを決意する。

その他キーワード

タイム・マシン

タイム・マシン開発局で開発中の時間を移動するための機械。猿やモルモットなどを送っているが、まだ一度も戻った事はない。巨額の予算が投じられているにもかかわらず、一向に成果を見せないタイム・マシン開発に、科学技術省は改廃を検討しているという。そのためタイム・マシン開発局としては、次の試作ST-08はぜひとも成功させたいと思っている。

コロンブス計画

航空宇宙局による宇宙観測計画。地球から宇宙船で飛び立った後、目的星を特定せず、亜光速で航行しながら観測データを送るというもの。ウラシマ効果により、地球は約3000年通信を受け取れるという。しかしそれは、宇宙へ飛び立った参加者が二度と地球へ戻れないことを意味する。

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