タカシ

タカシ

爆音列島(漫画)の主人公。別称、加勢 高志。

登場作品
爆音列島(漫画)
正式名称
タカシ
別称
加勢 高志
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概要

もともとは中野区で暮らしていたが、喫煙などの素行不良があり、環境を変えようと考えた両親の判断で品川の笠原第二中学に転校する。しかし素行不良での転校という事実は、かえってタカシに不良というレッテルを与えてしまい、自然と不良グループに属するように。そんな折、品川を拠点とする暴走族・ZEROSの集会の見学に誘われる。

決して気乗りしていたわけではなかったが、周囲に合わせる格好で現地に赴いたタカシは、行きがかりで先輩・ゲラコのバイクの後部シートに収まることとなり、暴走行為を初体験。さらにZEROSの敵対チームである紅皇帝の構成員から暴行を受けることになった。

こうした経験が、タカシの不良としての格を上げることになる。中学卒業後は、私立恵比寿高校に進学し、ZEROSの構成員として活動を本格化。ただ当初は暴走族としての覚悟が定まらず、自身の軽率な行動から敵対チーム・極楽との抗争に発展した際には、気後れする様子を見せた。しかし意を決しての抗争参加、自身のバイク入手、警察への任意出頭、家庭の不和などを経て、次第にZEROSにのめり込み、幹部として活動。

そんなタカシの方向性を決定づけたのが、親友・マニヨン新美康一の死だった。集会後、マニヨンと新美が事故死したことが、タカシのZEROSへの執念を強め、高校を退学し暴走族として先鋭化することに。

四十九日にはZEROS関連チームの総力をあげて500台での追悼集会を実現。さらにZEROSにすべてをかけるようになったタカシは、いつしか暴走族同士の対立関係を超越した大規模集会を夢見るようになる。マニヨンと新美の一周忌にあわせて、族族大集会と名付けた大規模集会を開催すべく、ZEROS総長・綾瀬を説得したうえで、敵対チームの紅皇帝・極楽をも説き伏せることに成功。

タカシたちの時代では到底考えられないバイク1000台規模の族族大集会を実現した。「暴走族をやりきった」と達成感に浸るタカシだったが、翌朝、警察に緊急逮捕されてしまう。族族大集会の主催者であったタカシは、少年審判を受けるため鑑別所へと送致。

決して反省の色を見せたわけではなかったが、父親が必死に熱弁を振るったこともあり、2年の保護観察処分で少年院行きは免れる。しかし、こうしてシャバに戻ったタカシにも、自身のすべてをかけてきたZEROSから引退する日が刻一刻と近づいていた。

ZEROSには命をかける一方、その他の面はだらしなく、高校中退後も働くことはなく常に金欠。住処も恋人や友人や後輩など、その都度転がり込めるところに転がり込む。タカシのバイクの遍歴は、まずはミッツとともに先輩・ゲラコが乗り捨てたHawkⅡを勝手に乗り回していたことから始まっている(のちに正式に譲り渡される)。

その後、ミッツが兄のシンヤからZ400FXを譲り受けると、HawkⅡはタカシが使うように。のちにカズヤからCB400Fourを16万円で買い受ける。そのCB400Fourが交通事故で廃車になると、知り合いの知り合いから同型車を強制徴収するが、族族大集会後の逮捕でCB400Fourを没収されてしまう。

鑑別所を出たのち、暴走族の世界から足が遠のいていたシンジからKH250を譲り受ける。しかしCB400Fourを愛するタカシは、自身最後の集会に向けて、三度CB400Fourを探し求めた。

登場作品

爆音列島 (ばくおんれっとう)

舞台は1980年代の東京。流されやすい性格の主人公・タカシは、周囲に影響される形で暴走族の集会に参加。最初は決して乗り気ではなかったが、すぐに集団で暴走する行為に魅入られ、自分のバイクを手に入れるなど... 関連ページ:爆音列島

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