ピクル

ピクル

岩塩層の中から発見されたティラノサウルスと原始人・ピクル。科学の力で蘇生したピクルは、現代人の手に負えない戦闘力を発揮する。連載当時は『範馬刃牙』の外伝として発表され、単行本は10.5巻として刊行された。主人公の原始人・ピクルは、その後『範馬刃牙』に登場し、格闘家たちに戦いを挑まれることになる。

正式名称
ピクル
ふりがな
ぴくる
作者
ジャンル
バトル
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概要・あらすじ

アメリカのコロラド州の地下奥深く、岩塩層の壁の中から、原始人・ピクルティラノサウルスが発見された。人類史を変えうる発見としてピクルは蘇生させられるが、桁外れの戦闘能力を発揮し、現代人たちを翻弄する。

登場人物・キャラクター

ピクル

科学の力で現代に蘇生させられた原始人の男性。本名は不明で、1億9000万年前の岩塩層の壁の中に閉じ込められていたことから、科学者たちから塩漬けを意味する「ピクル」の名で呼ばれる。ティラノサウルスと素手で戦い、これを捕食するという、凄まじいパワーと闘争本能の持ち主。至近距離から拳銃で撃たれても傷一つつかないなど、耐久力も並外れている。 コンクリートの壁を素手で破り、車を投げ飛ばすなど、その力は現代社会でも脅威となり得る。人類発生は恐竜が生きていた時代からかなり後とされているため、ティラノサウルスと戦ったピクルの存在は学術上極めて貴重。原始人ながらも戦いに伴う誇りの概念を持っており、ライバルだったティラノサウルスが死んでいるのを見て怒り狂う。

ティラノサウルス

『ピクル』に登場する恐竜。ピクルと共に岩塩層の壁に閉じ込められていた。死体のまま冷凍庫へと放り込まれたが、ピクルはこれを見て獲物を横取りされたと勘違いした。ピクルにとってはエサであると同時にライバル。現代の学説では、全長13メートル、体重6トン前後とされており、作中でもこれに準じた描き方をされている。

アレン

中年男性の学者で、専攻は不明。ノーベル賞学者・アルバート・ペインの部下だが、小心でうかつな人物。ピクルの蘇生を提案し、退屈を紛らわせるためにピクルの獲物であったティラノサウルスの肉を横取りして食べ、ピクルを拳銃で脅そうとするも逆襲される。アレンが焼いたティラノサウルスの肉の香りがピクル覚醒のきっかけとなっており、そうした意味ではピクルを目覚めさせた功労者といえなくもない。

ミスタービースト

アメリカの軍人で、禿頭の黒人青年。多目的戦闘マシーンM.P.B.M.の搭乗者。M.P.B.M.は人間同様に手足を持つロボットのような姿をしており、ライオン数頭を手玉に取り、軍用車両を破壊するほどのパワーを持つ。ミスタービーストは、2年半をM.P.B.M.の中で過ごしたおかげで、ペットボトルの水を飲んだり、編み物をしたりといった繊細な作業もこなせるようになっている。 ピクルを無傷で制圧するための切り札として投入されたが、あまりの強さに殺害を決意。アームを回転させて首をねじ切ろうとするも、逆に自分が高速回転する事態に陥った。

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