ゲド戦記

ゲド戦記

アーシュラ・K・ル=グウィンの『ゲド戦記』シリーズのアニメ化作品。しかし、他に原案として宮崎駿『シュナの旅』が採用されている。全編に宮崎アニメの名場面が散りばめらており、宮崎アニメのオマージュという色合いも濃い作品である。

正式名称
ゲド戦記
ふりがな
げどせんき
原作者
制作
スタジオジブリ
公開日
監督
宮崎 吾朗
ジャンル
ファンタジー
関連商品
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概要

エンラッドの王子アレンは、自分自身に対する不安故に突然父王を刺し、国外に逃亡する。以降、彼は正体不明の影に追われ続ける。その途中でゲドに出会い、ともに旅をすることになる。ゲドは世界の均衡が崩れつつあることに気がつき、その原因を探索していた。

探索をすすめる二人は、ゲドの昔なじみのテルーの農園に身を寄せることに。はそこでのテルーとの出会いによって、アレンは変っていくのだった。

登場人物・キャラクター

アレン

エンラッドの王子。突然、名君と呼ばれる父親を刺して国外に逃亡。正体不明の影に追われている。逃亡の途中で大賢人ゲドと出会い、共に災いの源を探ることに。

女主人 (おんなしゅじん)

かつてはまじない師をしていた。しかし、世界の均衡の崩れによって魔法が信じられなくなる。現在は、ホート・タウンの生地屋でまがいものの商品を売っている。

ハジア売り (はじあうり)

『ゲド戦記』に登場する、ハジアと呼ばれる麻薬を売る男。生の意味を見失っているアレンにハジアをすすめる。

テナー

少女の頃、アチュアンで影に使える巫女をしていたが、ゲドに救い出される。夫に先立たれ、一人で農園の経営をするようになる。現在はテルーと二人暮らし。

エンラッド

『ゲド戦記』に登城するアレンの生国。

王妃 (おうひ)

アレンの母。アレンを次期王位継承者として育てる。

テルー

顔に火傷のあとが残る少女。両親から虐待を受けて捨てられた。現在はテナーと共に暮らしており、彼女以外の人間には心を閉ざしている。

国王 (こくおう)

アレンの父。エンラッドの王。国務にその身を捧げている名君。

ウサギ

クモの手下。人狩りを職業としている。

クモ

『ゲド戦記』に登場する、ゲドに恨みを持っている魔法使い。永遠の命を手に入れようとして、生死両界を分かつ扉を開け、世界の均衡を崩してしまう。

ゲド

アースシーで最も偉大な魔法使いと呼ばれる男。世界の均衡の崩れを察知し、原因究明の旅に出る。

場所

アースシー

多くの島によって成り立っている世界。

ホート・タウン (ほーとたうん)

『ゲド戦記』に登場する街の一つ。人は多いが、世界の均衡の崩れを受けて荒廃がすすんでいる。職人たちは技を忘れてまがいものの商品があふれ、路地裏にはハジア中毒者がたむろっている。人狩りと人買いたちによる奴隷売買が盛んになっている。

その他キーワード

ハジア

『ゲド戦記』に登場する麻薬の一種。吸い続けると肉体と精神が崩壊し、やがて死に至る。

真の名 (まことのな)

『ゲド戦記』において、この世界の全ての人や物には、呼び名の他に真の名と呼ばれる本当の名前がある。その名前はその人の存在そのものであり、それを知ることで、魔法を使ったり人や物を操ったりすることが可能になる。

クレジット

原作

アーシュラ・K・ル=グウィン

監督

脚本

, 丹羽圭子

作画監督

稲村武志

音楽

寺嶋民哉

アニメーション制作

スタジオジブリ

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