はじめの一歩 Rising

はじめの一歩 Rising

森川ジョージ原作の同名タイトル漫画『はじめの一歩』のテレビアニメシリーズ第2弾。主人公幕之内一歩が日本チャンピオンとして防衛戦を通じてボクサーとしてだけではなく、人間的にも成長していく様子を描いているほか、周囲のボクサーたちの壮絶な試合の数々や人間模様を描いている。第15回講談社漫画賞少年部門受賞。また、原作漫画は2012年に連載1000回を迎えた。

正式名称
はじめの一歩 Rising
ふりがな
はじめのいっぽ らいじんぐ
原作者
制作
マッドハウス、MAPPA
監督
宍戸 淳
放送期間
2013年10月5日 〜 2014年3月29日
放送局
日本テレビ
話数
25話
ジャンル
バトル
 
ボクシング
関連商品
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概要・あらすじ

日本フェザー級のチャンピオンとして、日々成長を続ける主人公の幕之内一歩。デンプシー・ロールという代名詞的な技を身に付け、多少の自信も構築できてきた。しかし、「デンプシー・ロールを破る」と公言するボクサーが続々と防衛戦に名乗りを挙げ、幕之内一歩の防衛ロードはより過酷さを増してくる。

また、先輩である青木勝のタイトル挑戦、鷹村守の2階級制覇へのチャンスが舞い込むなど、鴨川ボクシングジムのボクサーたちは、それぞれの想いを胸に歩き続ける。

登場人物・キャラクター

幕之内 一歩 (まくのうち いっぽ)

鴨川ボクシングジム所属のプロボクサー。現日本フェザー級チャンピオン。元いじめられっ子だったがボクシングに出会い、「強いとは何か?」の答えを得るため、日々トレーニングを続けていく。 ボクシングのファイトスタイルは、接近戦を主とするインファイター。ピーカブースタイルでガードを固め、至近距離から強打を連打する。パンチ力に定評があり、勝った試合のKO率が100パーセントという国内屈指のハードパンチャーでもある。 また、デンプシー・ロールという代名詞的な技を会得したことにより、ボクサーとしての自信も獲得した。ボクシングの技術はもちろん、チャンピオンとしての責任感や勝利に対する貪欲さも身に付けつつあるなど、精神面でも確実に成長している。

青木 勝 (あおき まさる)

鴨川ボクシングジム所属のプロボクサー。日本ライト級ランカー。性格は明るく、とぼけた雰囲気ながら後輩の面倒見もよい。生来の明るさは失わず、自らボケ役として周囲の雰囲気を盛り上げている鴨川ボクシングジムのムードメーカー的な存在。 ボクシングのスタイルは、誰も思いつかないような戦法で対戦相手を翻弄するなど、非常にトリッキーな戦法が得意。カエルパンチなどの必殺技を持ち、常に観客を盛り上げる試合運びから、ファンからは「エンターテイナー」「千両役者」と認知されている。 また、よく試合がもつれることから、「泥仕合製造機」などとも呼ばれているが、基本的な身体能力は高く、練習量は鷹村守も認めるほどの努力をしており、実力は決して低くないボクサーである。

鷹村 守 (たかむら まもる)

鴨川ボクシングジム所属のプロボクサー。現ジュニアミドル級チャンピオン。性格は豪快にして豪胆、しかし品性は最低で下劣、しかも女好きのスケベ。派手好きで何事に対しても「自分が一番」じゃないと気が済まず、負けるのが大嫌い。 一人称は「オレ様」。トレードマークはリーゼントと以前、合宿中に熊と戦った際に付けられた胸の3本の爪痕。ボクサーとしては本来の身体能力や格闘センスに加え、厳しい練習で築き上げた現代ボクシングの基礎と技術を兼ね備えており、全てにおいて高い次元でまとまった、万能型でスキのないボクサーである。 自身を「天才」と呼ぶが、誰が見てもそれが偽りでないと感じさせる実力を誇る。

デビッド・イーグル (でびっどいーぐる)

WBC世界ミドル級チャンピオン。アメリカ出身。「黄金の鷹(ゴールデン・イーグル)」の異名を持つアメリカの国民的英雄。元オリンピック金メダリストの肩書を持ち、プロ転向後、わずか15戦でチャンピオンに上り詰めた。 非常に礼儀正しく、誰にでも優しく公平で正義感の強い、スポーツマンシップ溢れる模範的なボクサーである。基本に忠実なスタイルだが、その技術1つ1つが非常に高いレベルを保っている。 冷静に試合をコントロールする反面、最後まで勝利を諦めない闘志をも持っている。世界ミドル級タイトルマッチで鷹村守と対戦する。

島袋 岩男 (しまぶくろ いわお)

めんそ〜れ沖縄SEASIDEGYM所属のプロボクサー。日本フェザー級ランカー。沖縄県出身のボクサーで、普段は沖縄で海人(うみんちゅ。漁師の意)をしている。身長は幕之内一歩より低くリーチも短いものの、鍛え上げられた肉体は、まるで筋肉の鎧をまとったように見える。 その姿通り、幕之内一歩を凌駕するほどのパワーを誇り、脅威的な耐久力で相手に接近し、無尽蔵のスタミナと肺活量で強力なパンチを連打するインファイター。 幕之内一歩の4度目の防衛戦の相手で、世にも恐ろしい相打ちでデンプシー・ロールを攻略した。

木村 達也 (きむら たつや)

鴨川ボクシングジム所属のプロボクサー。日本ジュニアライト級ランカー。青木勝とは幼少時代からの幼馴染で腐れ縁。常に頭で考えて行動するタイプで世渡り上手。鷹村守をも屁理屈で言い負かし、悪戯の被害を最小限にするなど弁舌も上手い。 ボクシングのスタイルは、フットワークを駆使して試合を組み立てていくアウトボクサーである。飛び抜けて優れた才能はないが、逆に短所も見当たらない平均的なボクサー。 なんでも無難にこなす器用さも持ち合わせているものの、頭で考え過ぎるあまり、消極的な試合運びになることも多く、それで試合を長引かせて判定に持ち込まれることも多い。間柴了とのジュニアライト級タイトルマッチで敗北、一旦は引退を宣言したが、現在はリングネームを「木村タツヤ」に改名し、プロのリングに上がっている。

鴨川 源二 (かもがわ げんじ)

幕之内一歩が尊敬、信頼している鴨川ボクシングジムの会長。70歳を過ぎた年齢ながら、幕之内一歩を指導するトレーナーであり、試合ではセコンドを務める。幕之内一歩を「小僧」と呼んで厳しく指導するが、日々の練習や試合で成長していく姿を厳しいながらも温かく見守っている。 精神論や根性論を説きながら、最新のボクシング技術を取り入れた科学的な指導も行い、また対戦相手の情報を取り入れ、それに対応したトレーニングで指導する柔軟性も持ち合わせている。

ヴォルグ・ザンギエフ (ゔぉるぐざんぎえふ)

ロシア出身で、フルネームはアレクサンドル・ヴォルグ・ザンギエフ。元アマチュアボクシングのフェザー級世界チャンピオンの肩書を持ってプロに転向、来日したが、幕之内一歩、千堂武士などとの戦いで敗北し、一旦は引退して母国に帰国する。 しかし、母親が亡くなってからカムバックを決意、アメリカに渡る前に来日し、幕之内一歩と再会する。アマチュアボクシングで鍛えたテクニックは健在であり、ブランク明けでも1~2ラウンドなら幕之内一歩を寄せ付けないボクシングを展開する。 幕之内一歩の防衛戦の相手である沢村竜平が考えるシナリオを再現し、それを置き土産に渡米する。

沢村 竜平 (さわむら りゅうへい)

鬼槍留(キャリル)ボクシングジム所属のプロボクサー。日本フェザー級ランカー。名古屋県出身のボクサーで、性格は荒々しいが無差別な暴力性ではなく、感情のコントロールに抑えが効かないタイプ。 中間距離で冷静に相手を確認しつつ試合をコントロールし、要所でカウンターを放つ生粋のカウンターパンチャーで、カウンターのセンスは天才的でもある。反面、反則も厭わないそのスタイルから悪魔とも称される。 幕之内一歩の5度目の防衛戦の相手で、完璧なカウンターでデンプシー・ロールを攻略し、幕之内一歩を追い詰める。

今江 克孝 (いまえ かつたか)

菊元ボクシングジム所属のプロボクサー。日本ライト級チャンピオン。非常に真面目な性格で、自身を「努力家」と称するほど愚直にボクシングに取り組んでいる。基本に忠実なオーソドックススタイルのボクサーで、常に冷静沈着、堅実な左ジャブを積み重ねて自分の距離を維持し、冷静に試合をコントロールしていく。 そのため、ペースを握られたら崩すのが難しいなど、ハイレベルなボクサーである。 アプローチは違うがボクシングへの取り組みや戦績、果ては女性の好みまで青木勝と酷似している。日本ライト級タイトルマッチで青木勝と対戦する。

クレジット

原作

監督

シリーズ構成

ふでやすかずゆき

作画監督

陣馬直 , 服部一郎 , 阿部恒 , 佐藤千春

音楽

平野義久 , 今堀恒雄

アニメーション制作

マッドハウス , MAPPA

原作

はじめの一歩 (はじめのいっぽ)

主人公幕之内一歩が、プロボクサーとなって数々の強敵と対戦していくボクシング漫画。戦いを通して、強さとは何か?という哲学的なテーマと、登場キャラクターの人間ドラマが色濃く描かれている。講談社「週刊少年マ... 関連ページ:はじめの一歩

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