デュエル・マスターズ (2017)

デュエル・マスターズ (2017)

カードゲームが大好きな少年が不思議な力を得て、世界の均衡を取り戻すため、特殊なカードでゲームを戦う物語。テクニカルアドバイザー、押目祥樹。「月刊コロコロコミック」2017年3月号より連載が開始された作品。同作者が「月刊コロコロコミック」1999年5月号に連載を開始した『デュエル・マスターズ』シリーズの6作目となる。

正式名称
デュエル・マスターズ (2017)
ふりがな
でゅえる ますたーず
作者
ジャンル
カードゲーム
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概要・あらすじ

切札勝(ジョー)はカードゲーム・デュエル・マスターズカードが大好きな小学4年生。お金をさほど持っていないため、強いカードは持っていないが、カード・キャラクターであるクリーチャーを創造する発想力に秀でている。そんなジョーは、ある日、デュエル・マスターズカードとともに空から降ってきたデッキケースのデッキーを拾う。

デッキーは不思議な力を持ったデッキケースで、DM(デュエルマスター)となる人物を探していた。オリジナルのクリーチャーを空想することに関するジョーの才能に感嘆したデッキーは、ジョーをデュエルマスターと認め、彼の考えたクリーチャーに命を吹き込むことを申し出る。さっそく一番お気に入りのロンリーガンマン、ジョリー・ザ・ジョニーの絵を差し出すと、デッキーはこの絵に命を与え、オリジナルカードに変化させた。

こうして最強のカードを手に入れたジョーは、さらに「パーリ騎士」、「ヤッタレマン」、「ゲラッチョ男爵」といったクリーチャーに命を与え、カードとして所有し、同級生のシャチョーにデュエマ3Dマシンでのデュエル・マスターズカード勝負を挑んだ。

いつもなら勝てる相手ではないシャチョーだが、ジョーの最強の切札となったジョリー・ザ・ジョニーの決め技「マスター・W・ブレイク」が炸裂し、ジョーは圧倒的な勝利を得る。その時、火・自然・水・光・闇の5つの文明から成る世界に、新しく1つの文明が生まれた。その名もジョーカーズ。

ジョーが作ったジョーだけの文明である。こうして、ジョーとデッキーの2人はDM(デュエルマスター)への旅を開始する。

登場人物・キャラクター

切札 勝 (きりふだ じょー)

カードゲーム・デュエル・マスターズカードが大好きな小学4年生の少年。魅力的なオリジナル・クリーチャーを空想することに関しては、誰にも負けない。不思議な力を持つデッキケース・デッキーと出会って、DM(デュエルマスター)への道を歩み始める。デッキーによって最初に命を吹き込んだクリーチャーは、ジョリー・ザ・ジョニー。 ラーメンが好物で、悲しいことがあると塩ラーメンを食べ、うれしいことがあるとワンタンメンを食べる。父親と母親の3人家族だが、父親は宇宙生物の研究をしていて、あまり家に帰ってこない。母親は喫茶店を経営している。

デッキー

DM(デュエルマスター)が想像したクリーチャーに命を吹き込むことができるデッキケース。代々DM(デュエルマスター)に仕えてきた。クリーチャーが描かれた絵を丸めて飲み込み、水を飲んで、サンバを踊り、自身の穴にDMキーを差し込むと、クリーチャーに命を吹き込むことができる。切札勝(ジョー)の力を認め、彼をDM(デュエルマスター)への道へいざなった。

ジョリー・ザ・ジョニー (じょりーざじょにー)

切札勝(ジョー)が想像した中で、一番のお気に入りだったクリーチャー。ジョーとデッキーによって最初に命を吹き込まれたクリーチャーであり、最強の切札。鉄の馬にまたがったメタリックなガンマンで、群れることを良しとしないクールな性格。引き金は二度引かず、一発で敵を倒すことを信条としている。決め技の「マスター・W・ブレイク」を放つと、一発の弾がはね返り、2対の敵、2枚のシールドを破壊し、最後にプレイヤーに命中してとどめを刺す。

ヤッタレマン

クリーチャーのひとつ。切札勝(ジョー)とデッキーが出会った日に、命を吹き込まれた。プレイヤーの必勝を期して、ヤッタレマンがラッパと太鼓を伴奏にエールを送ると、応援された者は元気が出て、戦いを有利に進めることができる。

ゲラッチョ男爵 (げらっちょだんしゃく)

クリーチャーのひとつ。切札勝(ジョー)とデッキーが出会った日に、命を吹き込まれた。大きな唇の顔を持ち、シルクハットと蝶ネクタイで決めたエンターテイナー。ジョークを発して敵を笑わせ、悶絶させることにより、相手を1ターン動けなくさせる能力を持つ。

キラー

切札勝(ジョー)の幼馴染にして親友の少年。年齢はジョーより2歳年上。2年前にヒマラヤに引越して、正義を遂行するためのデュエル修行に励んでいたが、ジョーの住む町に戻ってきた。大変優れたプレイヤーであり、人間界へ不法侵入してきたクリーチャーを夜中に狩って回るなどして、密かに町を守っている。

シャチョー

切札勝(ジョー)のデュエル・カード仲間。クリーチャーが飛び出す、プレイ・マシーン「デュエマ3Dマシーン」を開発した会社の社長の息子。サングラスを頭にのせ、肩にセーターをかけたキザないでたちの小学生で、ジョーのことを庶民と呼んで見下している。金にものをいわせて、レア・カードをいっぱい所有している。

ハンター

切札勝(ジョー)のデュエル・カード仲間。サハリジャケットに身を包んだ巨漢の少年。何かと力にものを言わせて、ジョーに言うことをきかせようとする。

ぴょんこ姫 (ぴょんこひめ)

うさぎ団3人組のリーダーの小柄な女性。他の団員同様、ウサギを模したコスチュームを身にまとっている。伸縮自在のラビットハンドを使って、切札勝(ジョー)から「ジョリー・ザ・ジョニー」のカードを奪った。語尾に「だわさ」をつけるしゃべり方が特徴。

ラビット大佐 (らびっとたいさ)

うさぎ団の1員。切札勝(ジョー)から「ジョリー・ザ・ジョニー」のカードを奪おうとした。背の高い男性で、他の団員同様、ウサギを模したコスチュームを身にまとっている。ジェット推進で進むローラースケート「ラビットシューズ」で高速移動する。

カバマロ

ウサギを模したコスチュームを身にまとったうさぎ団の1員。ずんぐりした体格の男性だが、ジェット推進で進むローラースケート「ラビットシューズ」で高速移動することができる。切札勝(ジョー)から「ジョリー・ザ・ジョニー」のカードを奪った時は、ぴょんこ姫をおぶって移動した。

集団・組織

うさぎ団 (うさぎだん)

地球征服を狙う、うさぎ大好き集団。団員は、うさぎに似せたコスチュームを身につけている。伸縮自在のラビットハンドの使い手、ぴょんこ姫とその手下のラビット大佐、カバマロがメンバー。切札勝(ジョー)のカード「ジョリー・ザ・ジョニー」に目をつけ、盗み出そうとする。「TEAM RABBIT」のマークが記された気球で移動する。

その他キーワード

デュエマ3Dマシーン (でゅえますりーでぃーましーん)

デュエル・マスターズカードのプレイ・マシーン。シャチョーの父親の会社で開発された。クリーチャーが3Dとなって飛び出し、デュエル・マスターズカードの戦いを見せる装置。開発に100億円かかっているが、切札勝(ジョー)とシャチョーがデュエル・マスターズカード対決した際、ジョリー・ザ・ジョニーの弾丸が、マシーンに直撃して破壊されてしまう。

デュエル・マスターズルール (でゅえるますたーずるーる)

デュエル・マスターズカードで戦う際の基本的なルール。カードを40枚そろえる→シールドをはる(5枚)→クリーチャー呪文を使い、相手のシールドをすべて割る→とどめを刺す→勝利……といった流れで勝敗が決定する。

服従の儀式 (ふくじゅうのぎしき)

生命を得たばかりのクリーチャーを従わせ、言うことを聞くようにするための儀式。デッキーを手にもって、誕生したクリーチャーに一撃をくらわせると、ペタンコプレスされ、オリジナルカードになって服従するようになる.。

クレジット

テクニカルアドバイザー

押目 祥樹

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