ドラゴンボール超

ドラゴンボール超

原作は漫画『ドラゴンボール』。魔人ブウとの戦いに決着を付け、一時の平和を取り戻した後の地球を舞台に物語が描かれる。鳥山明がストーリーとキャラクター原案を担当しており、映画『ドラゴンボールZ 神と神』『ドラゴンボールZ 復活の「F」』を再構成した「神と神編」、「復活のF編」、新規ストーリーの「破壊神シャンパ編」で構成される。

正式名称
ドラゴンボール超
ふりがな
どらごんぼーるすーぱー
原作者
制作
東映アニメーション
放送期間
2015年7月 〜
放送局
フジテレビ系列
ジャンル
バトル
関連商品
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概要・あらすじ

強敵・魔人ブウを倒した後、孫悟空たちは平穏なひとときを過ごしていた。しかし、そんな日々も破壊神・ビルスの登場によって破られることになる。伝説の「超サイヤ人ゴッド」を探すビルスに挑む悟空だったが、その圧倒的強さの前になすすべもなく敗北。さらにビルスは超サイヤ人ゴッドが見つからないことに業を煮やし、地球の破壊を宣言する。絶対絶命の危機に陥った悟空たちだが、孫悟飯ベジータたちの協力を得て超サイヤ人ゴッドに変身、何とか地球を救った。

それからしばらくたったある日、地球に宇宙船が襲来。それは、かつて倒したはずの宿敵・フリーザのものだった。フリーザはドラゴンボールの力で復活を果たし、悟空に復讐を誓っていたのだった。しかし、折り悪く悟空とベジータは、ビルスの付き人・ウイスのもとで修行を受けるため、地球から遠く離れていた。地球に残っていた悟飯やピッコロクリリンたちは1000人を超えるフリーザ軍を次々と撃破するが、更なる強さを手にしたフリーザの前に敗北してしまう。そこに、瞬間移動で悟空とベジータが帰還、フリーザと激闘を繰り広げる。やがて悟空は「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(超サイヤ人ブルー)」、フリーザは「ゴールデンフリーザ」に変身し、高次元の戦いのなかで、悟空はフリーザを再び打ち倒す。

さらなる強さを求め、ウイスのもとで修行を積む悟空とベジータの所に、ビルスの双子の兄弟で、第6宇宙の破壊神シャンパが現れる。何かとビルスと張り合い、美味しいものの自慢に来たシャンパだが、逆にビルスが差し出した地球の食べ物の美味しさに感動してしまう。そこでシャンパは、互いの宇宙の地球と、惑星ほどの大きさをもつ「超ドラゴンボール」を賭けた5対5の格闘試合を提案。負けず嫌いのビルスはこれを受け入れ、それぞれの宇宙の強者同士が激突する、破壊神選抜格闘試合の幕が上がるのだった。

登場人物・キャラクター

孫 悟空 (そん ごくう)

戦闘民族・サイヤ人の生き残りの一人で、地球育ち。明るく能天気な性格で、強い相手と戦うことを好む。妻・チチとの間に、孫悟飯と孫悟天の二人の息子を持つ。これまで、フリーザやセル、魔人ブウら数々の強敵を退け、地球を守ってきた。本作では、破壊神・ビルスとの戦いを経て超サイヤ人ゴッドの力を手に入れ、その後ウイスと修行した成果で超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(超サイヤ人ブルー)になれるようになって、さらにパワーアップする。

孫 悟飯 (そん ごはん)

孫悟空の長男。サイヤ人の悟空と地球人のチチの間に生まれ、高い潜在能力を持つ。だが、争いを好まない性格である。本作では、ミスター・サタンの娘・ビーデルと結婚し、学者を志し勉学に励んでいる。ビルスが地球に現れたころ、ビーデルとの間に、娘・パンをもうけた。その後のフリーザ襲来の際は、ジャージ姿でフリーザ軍を迎え撃った。 破壊神選抜格闘試合の際は、重要な学会があるため参加できず、地球に残った。

孫 悟天 (そん ごてん)

孫悟空の次男で、孫悟飯の弟。容姿は少年時代の悟空と瓜二つで、性格も父に似て明るく無邪気。戦闘力の高さも父譲りで、幼いながら超サイヤ人になることができる。トランクスとは大の仲良し。本作では、成長し学校に通い始めている。ビルスが現れた際は、トランクスとフュージョンしてゴテンクスとなり戦いを挑むが、一蹴された。

ベジータ

戦闘民族・サイヤ人の生き残りで、惑星ベジータの王子。妻はブルマで、息子はトランクス。プライドが高く、孫悟空をライバル視している。本作では、かつての冷酷さからは想像もつかないほど、コミカルな一面を見せている。ビルス襲来の際も、幼いころにビルスの恐ろしさを耳にしていたため、ブルマの誕生日パーティーに現れた彼のご機嫌伺いをするなど、意外な行動を見せている。 しかし、その後ビルスがブルマに手を上げると激昂し、一時は悟空を上回るほどの強さを発揮した。その後、ウイスとの修行を経て、悟空と同じく超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(超サイヤ人ブルー)に変身できるようになる。

トランクス

ベジータの息子。ヤンチャで生意気な性格。生まれつき戦闘力が高く、日々ベジータの修行を受けている。孫悟天とは仲が良く、ライバル的関係。ビルスが現れた際は、悟天とフュージョンしてゴテンクスとなり闘いを挑むが、まったく相手にならなかった。

ブルマ

ベジータの妻で、トランクスの母。カプセルコーポレーションの令嬢。孫悟空の最初の仲間で、最も付き合いが長い。ドラゴンレーダーを開発するなど、メカに関しては天才的能力を持つ。お転婆な性格で、母となった今でも気の強さは健在。本作では中年を過ぎているものの、変わらぬ若さを保っている。

ピッコロ

ナメック星人の戦士。かつて地球を恐怖に陥れたピッコロ大魔王が死の間際に残した分身。はじめは孫悟空と敵対していたが、悟空の兄・ラディッツらサイヤ人襲来の際に共闘し、以降は仲間として行動をともにしている。冷静沈着で、自他共に厳しい性格。孫悟飯の師匠でもあり、彼からは慕われている。本作では悟飯の家の近くに住んでおり、両親に代わってパンの面倒を見ることもある。 フリーザ襲来の際は、悟飯たちとともにフリーザ軍を迎え撃った。破壊神選抜格闘試合の際は、第7宇宙の選抜メンバーの一人となる。

クリリン

孫悟空の仲間で、親友。幼いころから悟空とともに亀仙人のもとで修行を積んでおり、その後も幾度となく強敵たちとの戦いを潜り抜けてきた、地球人最強の戦士。人造人間18号と結婚し、娘・マーロンをもうけている。本作では警察官となり、髪型もスキンヘッドではなく髪を伸ばしている。フリーザ襲来の際は再び頭を丸め亀仙流の道着を纏い、フリーザ軍に立ち向かった。

ビルス

第7宇宙の破壊神。世界のバランスを保つため、惑星レベルの破壊行為を行っている。伝説の超サイヤ人ゴッドを探し、地球に現れた。美食家で、美味しい食べ物には目がない。気まぐれで負けず嫌いなところがあり、子供っぽい性格の持ち主。圧倒的強さを持ち、はじめは孫悟空ですらまったく歯が立たなかった。超サイヤ人ゴッドが見つからず、腹いせに地球を破壊しようとしたが、超サイヤ人ゴッドとなった悟空の強さを認め、地球を去った。 その後は悟空たちと親密になり、何度か手助けをしている。双子の兄弟であるシャンパとは犬猿の仲で、互いの地球と超ドラゴンボールをかけた格闘試合に悟空たちを巻き込んでいくことになる。

ウイス

ビルスの付き人。ビルスの師匠でもあり、ビルスを上回る実力を持つ。ビルスが地球を訪れたことがきっかけで悟空やベジータと出会い、彼らに修行をつけるようになる。

フリーザ

数々の惑星を侵略してきた、悪の帝王。かつて惑星ベジータを破壊し、サイヤ人を滅ぼした張本人である。ナメック星での戦いで孫悟空に敗北し地獄に落ちていたが、本作ではドラゴンボールの力で復活した。悟空に復讐を誓って生まれて初めて修行を行い、フリーザ軍を率いて地球に来襲した。修行の結果、第4形態までの変化から、さらにゴールデンフリーザに変化できるようになっている。

シャンパ

第6宇宙の破壊神。ビルスの双子の兄弟。痩せているビルスとは対照的に、肥満体。ビルスとは犬猿の仲で、戦闘力も互角。また、ビルスと同じく美食家で、第7宇宙の地球の美味しいものをビルスに自慢され、悔しさのあまり、互いの地球と超ドラゴンボールを賭けた格闘試合の開催を提案する。

その他キーワード

超サイヤ人ゴッド (すーぱーさいやじんごっど)

サイヤ人の変身した姿。神にも等しい戦闘力を誇る。変身すると、髪と虹彩が赤くなり、炎のような赤い気をまとうようになる。また、通常の超サイヤ人とは違い、髪の毛は逆立たず、肉体も細身である。5人の正しい心を持ったサイヤ人が1人のサイヤ人に気を送り込むことで、変身できるようになる。作中では、ビルスに対抗するため孫悟空が変身した。

超サイヤ人ゴッド超サイヤ人 (すーぱーさいやじんごっどすーぱーさいやじん)

サイヤ人の変身した姿。超サイヤ人ゴッドの力を取り入れたサイヤ人が、さらに超サイヤ人に変身することでなれる。変身すると髪と虹彩は青くなり、青い気をまとうようになる。また、通常の超サイヤ人と同じように髪は逆立ち、目つきも鋭くなる。作中では、ウイスのもとでの修行によって孫悟空とベジータが変身できるようになった。 名称が長いため、漫画版ではウイスが「超サイヤ人ブルー」と呼ぶように提案した。後にアニメ版でもこの呼称が登場する。

クレジット

原作

シリーズディレクター

地岡公俊

アニメーション制作

東映アニメーション

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