トンネルぬけたらスカイ☆ブルー

トンネルぬけたらスカイ☆ブルー

高校生活最後の夏の体験を描いた青春恋物語。コミックス第1巻には「“夏・出会い”編」と記載されているが、その後続編は発表されていない。主人公の愛車がハチロクであることは、のちにしげの秀一が執筆する『頭文字D』との共通点のため、同作の原型ともいえる作品だが、こちらは車より恋愛が物語のメインとなっている。「ヤングマガジン」1991年第39号から1991年第49号に掲載された。

正式名称
トンネルぬけたらスカイ☆ブルー
ふりがな
とんねるぬけたらすかい ぶるー
作者
ジャンル
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概要・あらすじ

片田舎で高校に通う石坂俊彦は、3年生になって野球部を引退し、リゾートホテルでのバイトと愛車ハチロクに乗る日々を過していた。クラスメイトの関谷ちはるから告白されて交際を始めた俊彦だったが、東京からテニスをするためにやって来た高樹真亜理に出会い、激しい恋心を募らせていく。

登場人物・キャラクター

石坂 俊彦

田舎の高校に通う18歳の男子。甲子園を目指して野球部で活躍してきたが、すでに引退している。髪型はショートカットでハンサムな顔立ち。白のTシャツにブルーのジーンズというシンプルなファッションを好む。高校卒業後は大学へ進学して東京で暮らしてみたいとなんとなく考え、地元のリゾートホテルでボーイのバイトをしている。野球以外に好きなものは車の運転ぐらいで、すでに普通自動車免許を取得しており、武一の兄の車であるハチロクを乗りこなす。 クラスメイトの関谷ちはるに告白されて付き合い始めるが、東京からやって来た高樹真亜理に心を奪われる。野球は巨人ファンで、好きなタレントは高岡早紀。

関谷 ちはる (せきや ちはる)

石坂俊彦のクラスメイトの女子。黒髪のショートカットで目の大きな美人。以前より俊彦に思いを寄せており、クラスのグループで海水浴に行った際に俊彦に手紙を渡して思いを伝えた。ミニスカートを恥ずかしがるような普通の女の子だが、俊彦とのファーストキスで舌を入れてくるような大胆な一面もある。俊彦にぞっこんで、卒業後は東京で俊彦と幸せなカップルとして過ごすことを夢見ている。

武一 (たけいち)

石坂俊彦の幼なじみで、高校でも野球部のチームメイトだった男子。兄が家を出て、持ち主不在となった車のハチロクの車検代を俊彦と2人で出し合い、足代わりにしている。ただし、まだ免許を取っていないため、運転は俊彦の担当で、武一は助手席。三枚目で女子にはモテない。

高樹 真亜理 (たかぎ まあり)

テニスをするため、東京から石坂俊彦の暮らす田舎にあるリゾートホテルへやって来た女子。たまたま俊彦の車に乗せてもらったことから知り合い、お互いに好意を持つようになる。金髪のウェーブヘアーに長いまつ毛と大きな目の美人。俊彦からは大学生と思われていたが、実は女子高に通う3年生で俊彦とは同い年。

羽沢 達也

テニスやゴルフをするために、東京から石坂俊彦の暮らす田舎にあるリゾートホテルへやって来た大学生の男子。高樹真亜理とはお互いの父親がゴルフ仲間で、真亜理にテニスを教えたことがきっかけになり、交際している。K大医学部きってのプレイボーイでガールフレンドは多数いるが、真亜理のことは大切に想っており、まだキスまでしかしていない。 愛車はフェアレディ。

石坂 夏見 (なつみ)

石坂俊彦の妹。黒髪のショートカットで瞳の大きな可愛い顔立ちをしている。俊彦のことは「おにいちゃん」と呼ぶ。中学生か高校生と思われる。

その他キーワード

ハチロク

石坂俊彦と武一が足代わりにしている車。武一の兄が所有する車だが、家を出ているため、俊彦と武一が車検代を折半して、現在は2人が使っている。武一が無免許のため、運転は俊彦の担当。サスペンションとブレーキをチューニングしているほか、LSD(リミテッドスリップデフ)を入れているため少々曲がりにくい。

フェアレディ

羽沢達也の愛車。280馬力のパワーで、車重は1.5トン。ひょんなことから石坂俊彦の乗るハチロクと峠でのスピード勝負をすることなる。

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