レヴァンテの黒太子

レヴァンテの黒太子

ヴェネチアの元首ヴァレンチーノは女性ながら男性のふりをして元首をしている。ヴェネチアのことを第一に考えて行動しながらも、怪しい人が取りまく中、愛する人が幸せになるために行動する。歴史ロマン短編。

正式名称
レヴァンテの黒太子
ふりがな
れゔぁんてのこくたいし
作者
ジャンル
その他歴史・時代
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概要・あらすじ

ヴェネチアの元首ヴァレンチーノは、女性ながら男性のふりをして元首をしている。ある日、町で事故にあった青年パオロを拾い、元首付き楽士として身近におくことに。しかし、彼が「ヴェネチアのばら」と呼ばれるロマンツァを見たことが事故の原因と知ると、笑いながら彼をロマンツァのもとへ連れて行くのだった。

登場人物・キャラクター

ヴァレンチーノ

本名ヴァレンチーナという女性だが、男装し男性名であるヴァレンチーノと呼ばせている。ヴェネツィアの元首。ヴェネツィアの不利になることは死んでもしたくないと思っている。冷静沈着。女性の格好をすると美女になる。

ジョッフレート・ダラゴーナ (じょっふれーとだらごーな)

ナポリ王ヴィドの弟で、レヴァンテの黒太子という異名を持つ。母ニルフュルはトルコ人で、トルコのハレムにいる。

ニルフュル

ジョッフレートの生母で、トルコ人。ナポリから息子を置いてトルコに戻った後は、ハレムで暮らす。

ヴィド

ナポリ王でジョッフレートの兄。「頭が良すぎて冷たい人」と言われている。

コンサルヴィ

ヴェネチアの海軍提督。ナポリに行こうとするヴァレンチーノを止める。

オーロ

黒い肌をした大きな男。ジョッフレートと小さい頃から一緒にいる部下。「大力のオーロ」とも呼ばれる。

ピエロ・ルッツォ (ぴえろるっつぉ)

ジョッフレートの部下で、別名「切り込み隊長」。ジョッフレートが監獄に入れられている間、艦隊の指揮を執るようヴィドに命じられる。

バヤズィット

トルコの太守(スルタン)の王子。女性の姿をしたヴァレンチーノの美貌をたたえる。

場所

ヴェネチア

商取引で賑わう街。異国の商人も多く訪れる。言語はイタリア語。ヴァレンチーノが元首を務める。

ナポリ

イタリアの南にある国。ヴィドが王を務める。

トルコ

捕まったヴァレンチーノやジョッフレートが連れて行かれる国。

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