ネコマジンZシリーズ

ネコマジンZシリーズ

猫のような人型の不思議な生き物ネコマジンZが、さまざまな強者たちと拳を交えていく格闘ギャグコメディ漫画。『ネコマジンがいるシリーズ』や『ネコマジンみけ』と同一の世界観で描かれる物語で、シリーズの中では特にバトルアクション要素が強く、鳥山明の代表作である『ドラゴンボール』からも一部キャラクターがゲスト出演している。「月刊少年ジャンプ」2001年6月号、2003年9月号、2004年3月号、2005年1月号、2月号に掲載された作品で、『ネコマジンZ』から『ネコマジンZ5』までの5作品で構成されている。『ネコマジン 完全版』に収録されている。

正式名称
ネコマジンZシリーズ
ふりがな
ねこまじん
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
関連商品
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概要・あらすじ

電車ゴッコをして遊んでいたネコマジンZとその様子を見ていた少年は、空から謎の飛行物体が落ちてくるところを目撃する。2人が急いで落下した現場に向うと、着陸した飛行物体の中から奇妙な宇宙服をまとった男女の2人組が出てきた。ネコマジンZは彼らを宇宙からやってきた観光客だと早合点し、コアラの真似をしながら彼らの前へと進み出る。

だが、彼らは地球侵略を企む「サイヤ人」という宇宙人だった。

登場人物・キャラクター

ネコマジンZ (ねこまじんぜっと)

人型の猫のような不思議な生き物。耳が長く、尻尾が生えている。武道を教わった師匠の孫悟空と同じデザインの道着を着用しており、左の胸元に小さくカタカナで「ネ」と描かれたロゴ、背中には大きく「Z」と描かれたロゴがデザインされている。田舎町に住んでおり、普段は趣味の電車ゴッコで遊んだり、少年と行動をともにしてのんびりと過ごしている。 ネコマジンの中ではもっとも格闘技術に優れており、空を自由に飛び回ったり、「ねこはめ波」という強力なエネルギー波を掌から放ったりすることができる。「スーパーネコマジンZ」に変身し、通常時を遥かに凌ぐ戦闘力を引き出すこともできる。宝物は原作者完全監修のドラゴンボックス特典の孫悟空のフィギュア。

少年 (しょうねん)

田舎町に住んでいる少年。長い黒髪で、上半身は裸で短パンを履いており、身の丈ほどもある槍を常時手に持っている。ネコマジンZと仲が良く、一緒に遊んだり、観光客をもてなしたりしているが、好きなアニメ番組の始まる時間には必ず帰宅する。趣味は携帯ゲーム機で遊ぶこと。

オニオ

サイヤ人の男性で、ハニーとは夫婦。小柄で中肉中背の体格で、黒い短髪で戦闘服を着用している。ハニーのことを溺愛しており、少しでも彼女にちょっかいを出す相手には激昂し容赦なく拳を振るう。新婚旅行の途中で地球を見つけ、侵略した後に別荘として利用しようと企んでいる。その際には生き残った地球人をすべて奴隷として働かせようと考えていた。 スーパーサイヤ人になることが可能で、変身すると大きな岩山をも木端微塵にするほど強力なエネルギー波を撃てる。初めて地球に着陸した際に、ネコマジンZと少年に観光客と勘違いされてしまう。

ハニー

サイヤ人の女性で、オニオとは夫婦。頭部まで覆った全身黒いタイツに身を包み、上からチョッキのような宇宙服を着ていて、黒くて丸いサングラスをかけている。新婚旅行で地球に着陸した際に、ネコマジンZと少年に観光客と勘違いされた。記念写真を撮る際に、動物のコアラに変装したネコマジンZに抱きつかれて胸を揉まれてしまう。 巨乳でスタイルが良く、高飛車で傲慢な性格で、夫の地球侵略が叶った際には生き残った地球人を自分の奴隷にしようと企んでいる。

サンダーボルト

地球人の男性。長い黒髪で、上半身は裸。左肩に稲妻のデザインのタトゥーを入れており、下半身には黒いスパッツを着用し、腰にチャンピオンベルトを巻いている。武術に長け、世間では世界一強い男と目されている。現在大規模なサイン会を行っていて、サングラスをかけた金髪の女性とともに車で全国を縦断中。サイン会場では自らの著作やTシャツ、ピンズ(ピンバッジ)も販売している。 サイン会を開くため田舎町にやってきた際、ネコマジンZに対決を挑まれる。

クリーザ

宇宙人の男性。小柄で戦闘服を身にまとっており、長い尻尾と栗のような頭部が特徴。変身能力を持ち、変身すると戦闘服がなくなり、全体的に白く丸みを帯びた体型になる。父親の名前は「フリーザ」。ネコマジンZとの戦いに敗れて地球から退却したオニオが、ネコマジンZに復讐を果たすべく地球に連れて来た。オニオいわく、宇宙最強の戦闘力を誇る。

ベジータ

サイヤ人の男性。逆立った黒髪が特徴的で、戦闘服を着用している。クリーザの父親であるフリーザの命令で、球型の小さな宇宙船に乗って地球にやってきた。オニオからは「ベジータ様」と呼ばれている。高い戦闘力を誇り、スーパーサイヤ人になることでさらに戦闘力を上げることができる。ネコマジンZとの戦闘中に宇宙規模で繋がる携帯電話で呼び出され、戦闘を中断して急いで地球から引き返してしまう。

魔人ブウ (まじんぶう)

大柄な体格の魔人。上半身は素肌の上からチョッキを着用、マントを身につけて、下半身は大きなかぼちゃパンツのようなズボンを穿いている。ピンク色の肌をしていて、頭部に触覚のような角を生やし、頭部と腕には数か所に穴が空いている。「サタンシティ」という町に住んでいたが、何故か地球の反対側にあるネコマジンZが住む田舎町を散歩をしていた。 偶然知り合った少年と意気投合し、会話を重ねるうちに親しくなった。唾を吐きかけただけで岩山を木っ端微塵にしてしまうほどの戦闘力を誇る。どんなに遠くの声でも聞き分けることができる。

ウサマジン

人型の兎のような不思議な生き物。耳が長く、短い尻尾が生えている。小柄で、襟と裾にフリルの付いたノースリーブのシャツを着用し、黒いブーツを履いている。ネコマジンZからは「ネコマジンの偽物」呼ばわりされている。そのためネコマジンZとは敵対関係にあり、世界中のネコマジンからマジン玉を奪って飲み込むことで戦闘力を上げ、ネコマジンZに対決を挑む。

孫 悟空 (そん ごくう)

ネコマジンZに武術を教えた師匠の男性で、実はサイヤ人。道着を身に着け、黒髪を無造作に尖らせた髪型をしている。武術に長け、自在に空を飛ぶことができ、スーパーサイヤ人に変身して戦闘力をさらに上昇させることができる。田舎町で再会したネコマジンZが武術の修行を怠らずにいたかどうかを試すために組手を行った。

その他キーワード

マジン玉 (まじんだま)

全国各地にいるネコマジンの体内にある玉で、掌に乗るほど小さい。この玉を飲み込んで体内に入れることで戦闘力を上げることが可能で、これがネコマジンZたちネコマジンの強さの秘密でもある。この玉は自らコントロールして体内から吐き出すことができ、ネコマジンではなくても服用すれば効果を発揮することができる。複数飲み込むことで自らの戦闘力を何倍にも上げることが可能。

ネコマジン(種族)

「ネコマジン」と呼ばれている、人型の猫のような生物。世界中に生息しており、人間と生活圏をともにしている。この種族の特徴として羽根や翼なしで空を飛べたり、魔法のような能力を所持しているほか、戦闘能力に長けている。現在、世界中で28体のネコマジンが確認されているが、その生態については詳しく明らかにされていない。ネコマジンZは、ネコマジンの中でも特に戦闘能力が高く、スーパーネコマジンに変身することでさらに戦闘能力を上昇させることができる。 この時、外見は際立って大きな変化は見られないが、よく見ると毛並が逆立ち、全身にオーラをまとっている。

サイヤ人 (さいやじん)

宇宙人の種族で、外見は地球人に酷似している。個体レベルでの基礎戦闘能力が、地球人に比べて桁外れに高い戦闘民族。なかにはスーパーサイヤ人に変身することでさらに戦闘能力を上昇させることができるサイヤ人もいる。変身すると髪の毛が黒髪から金色に変色して全体的に逆立ち、全身にオーラをまとい、目つきが鋭くなるという特徴が現れる。

関連

ネコマジンがいるシリーズ

人型の猫のような不思議な生き物ネコマジンが、悪者から地球を守るために戦うバトルアクション満載のギャグコメディ漫画。「週刊少年ジャンプ」1999年22-23合併号に掲載された『ネコマジンがいる』、「週刊... 関連ページ:ネコマジンがいるシリーズ

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