バトゥーキ

バトゥーキ

自分の人生に漠然とした束縛感を感じている少女と、不思議なホームレスの男との出会いを描いたヒューマンドラマ作品。「ヤングジャンプ」2018年31号より連載開始。

正式名称
バトゥーキ
ふりがな
ばとぅーき
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
レーベル
ヤングジャンプコミックス(集英社)
巻数
既刊18巻
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概要・あらすじ

中学校に進学したばかりの三條一里は、活発な性格の少女だが、満月を見るたびに何故かなにかに縛られるような、一人で取り残されるような、不思議な感覚に囚われていた。中学校に進学し、なにか部活動を始めようとするが、何故か父親から猛反対された事もあり、そんな感覚は募るばかりだった。そんな中、一里は不思議なホームレスの男メストレと出会う。

メストレは、踊りとも音楽とも格闘技ともつかぬ不思議な体術を操る人物で、近所に住む子ども達に請われて、普段から公園でそれのレッスンを行っていた。その動きにまるで自分の事を解放してくれるかのような魅力を感じた一里は、家族に内緒でメストレからレッスンを受け始める。しかし、メストレと知り合ってからしばらく経ったある日、両親が「自分達は一里の本当の両親ではない」と話しているのを聞いてしまう。

登場人物・キャラクター

三條 一里 (さんじょう いちり)

中学1年生の少女。活発な性格の持ち主で、表情が豊か。食事をしているときは変な表情になる癖がある。趣味はスケボーで、中学校に進学してからも学校に内緒でスケボー通学をしている。赤ん坊の頃、満月の夜に自宅で何か事件が起こったというおぼろげな記憶があり、そのせいか満月を見るたびに、なにかに束縛されるかのような不思議な感覚にとらわれるようになっている。 また、部活動を始める事を父親から反対された事がきっかけで、ますますその感覚を強く覚えるようになっていた。そんな中で出会ったメストレの不思議な体術に魅了され、両親には内緒でメストレからレッスンを受けるようになる。

佐伯 栄子 (さえき えいこ)

三條一里と同じ中学校に通う女の子。小学生の頃、広島に住んでいた時期があり、引っ越しの多かった一里とはその時期に知り合い、中学校に進学した事を機に再会した。一里との再会をとても喜んでおり、同じ部活に入るか、兄の佐伯悠人から一緒に空手を教わろうと一里を誘う。一里の事は「いっち」と呼んでいる。

佐伯 悠人 (さえき ゆうと)

コンビニでアルバイトをしている男子高校生。佐伯栄子の兄で、幼い頃から空手道場に通っている。そのため腕っぷしには自信があり、かなりケンカ慣れしている。自分のバイト先のコンビニで、ナイフを持った男が強盗に入ってきたときにも、冷静に制圧しようとしていた。

メストレ

三條一里達の町にある公園にいるホームレスの男。髭面でドレッドヘア、年齢や本名は不明。「メストレ」とはポルトガル語やスペイン語で「師匠・達人」といった意味。普段は片言の日本語とポルトガル語しか話さないため、何を考えているのかよくわからない部分がある。踊りとも格闘技ともつかぬ不思議な体術や、自作のミュージックボウや打楽器を使った音楽を得意とする。 普段は公園を根城にしているようだが、たまにレッスン料を使ってホテルに宿泊する事もあるらしい。

双刃 淳悟 (ふたば じゅんご)

小学6年生の男子。メストレからレッスンを受けている。10歳までチリに住んでいた帰国子女であり、スペイン語が話せる。スペイン語と似ているポルトガル語もなんとなく理解できるため、メストレと円滑に意思疎通できる数少ない人物。そのため、レッスンでは助手のような役回りをしている。

一里の父親 (いちりのちちおや)

三條一里の父親。自動車の修理工をしている。広島弁を話す。寡黙で目つきが悪く、無愛想な性格。職場で同僚とトラブルになる事も多く、そのためか転勤・転職を繰り返している。一里が中学校で部活動を始めようとするのを、なぜか取り付く島もない様子で反対している。

書誌情報

バトゥーキ 18巻 集英社〈ヤングジャンプコミックス〉

第13巻

(2022-06-17発行、 978-4088923314)

第14巻

(2022-11-17発行、 978-4088924960)

第15巻

(2023-04-18発行、 978-4088926353)

第16巻

(2023-07-19発行、 978-4088928128)

第17巻

(2024-01-18発行、 978-4088930848)

第18巻

(2024-03-18発行、 978-4088931340)

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