フラワーナイトガール -prequel-

フラワーナイトガール -prequel-

ブラウザゲーム『FLOWER KNIGHT GIRL』のコミカライズ作品。ゲームの前日譚となっており、ゲームに登場する花騎士達が、花騎士になるために奮闘する日常をオムニバス形式で描いている。KADOKAWA「コミッククリア」2016年7月から連載の作品。

正式名称
フラワーナイトガール -prequel-
ふりがな
ふらわーないとがーる ぷりくえる
原作者
DMM GAMES
漫画
ジャンル
ファンタジー
関連商品
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あらすじ

第1巻

筆記試験の結果に納得がいかないアブラナは、来週行う害虫との実技訓練に闘志を燃やす。アブラナはイチゴとペアを組んで訓練に挑むが、訓練相手の小型の害虫ではなく大型の害虫を探すために、イチゴと一緒に森の奥に入り込む。目当ての害虫を見つけたアブラナだったが、害虫を目の前にして体が震えだし、まったく動けなくなってしまうのだった。(第1話「花騎士の心得」)

幼い頃に害虫に襲われて重体となったアルストロメリアは、花騎士のナンテンによって一命を取り留める。数年後、意識が戻ったアルストロメリアは、花騎士を目指して騎士学校に入学し、数年間勉強と実技に励み、ついに花騎士の最終試験に臨む事となる。(第2話「幸せな未来へ」)

自由課題で薬をテーマにしたアプリコットは、薬の材料となる薬草が見当たらずに悩んでいた。その事を先生に相談すると、先生からベルガモットバレーにある薬草の楽園の事を教えてもらう。アプリコットは薬草の楽園を目指して出発したが、目的地近くで足元の道が崩れて落下しそうになり、間一髪のところで、地元のヨモギに助けもらうのだった。アプリコットが自分と同じく薬草採りに来た事を知ったヨモギは、一緒に行動する事を申し出る。(第3話「谷に咲く花」)

騎士学校が休みに入り、武者修行のためにウィンターローズのモズ森林区付近まで来ていたカタバミは、害虫を見つける。背後から一撃で仕留めようとしたところ、突如飛んで来た矢を間一髪でよけるのだった。矢を射ったのは、同じ害虫を倒そうとしたイオノシジウムで、カタバミはあやうく命を落とすところだった事を抗議する。イオノシジウムは謝罪し、二人が打ち解けたところで、新たな害虫が現れ、二人は害虫退治に向かう。(第4話「白銀の青い空」)

レッドジンジャーが害虫と戦って、倒す姿を見たアンスリウムハイビスカスは、幼いながらも花騎士を目指す事を決める。数年後、二人はバナナオーシャン騎士学校に入学し、日々激しい訓練をこなしていた。互いに「自分こそがレッドジンジャーの一番弟子」を自称し、いつも言い争う二人だったが、アンスリウムは決着を着けるために、ハイビスカスに勝負を提案する。(第5話「二人の一番弟子」)

ススキウサギノオツキトジが月見を楽しむなか、出来立てのスープを配るサンカクサボテン。その場にルナリアがいない事に気付いたサンカクサボテンは、ツキトジにルナリアの居場所を教えてもらう。サンカクサボテンは、思い出深い場所で一人月を見上げるルナリアのもとへスープを持って行き、数年前のルナリアとの出会いを思い出す。(第6話「月明かりの夜に」)

実技試験でハンマーを使って大失敗し、低い評価を受けたビオラは落ち込んでいた。相談に乗ったスミレは、武器の選択が間違っていると思って、ビオラに別の武器を薦める。しかし、ビオラはハンマーにこだわり続ける。その様子を見てスミレは、いろいろな人から協力してもらいつつ手作りした、ビオラでも扱えるハンマーをプレゼントするのだった。(第7話「失敗は笑顔のもと」)

第2巻

リリィウッドで姉のレッドチューリップイエローチューリップパープルチューリップといっしょに診療所と薬屋を営んでいるホワイトチューリップは、診療所が閑散としている事に危機感を持ち始める。同じリリィウッドにあるナンテンの診療所は、患者がたくさん来て、自分達のところに来ないのは、レッドチューリップとイエローチューリップの生活態度が悪いせいだと思い、ホワイトチューリップは、二人の姉にまじめにやるように直談判するものの、うまくかわされてしまう。姉の代わりに自分がしっかりとしないといけないと思ったホワイトチューリップは、ナンテンと同じく花騎士になって活躍すれば、診療所を立て直せると思いつく。それを聞いたパープルチューリップは、レッドチューリップとイエローチューリップの秘密を語るのだった。(第8話「診療所の四姉妹」)

ブロッサムヒル騎士学校に通うラナンキュラスは、先生に呼び出されて、成績が悪くて追試次第では落第となる事を告げられて落ち込む。そこへもう一人追試を受けるデルフィニウムがやって来るが、デルフィニウムは追試を「選ばれた者に課せられる追加の試験」とポジティブに勘違いし、いっしょに追試を受けるラナンキュラスをライバル視する。そしてどちらが追試を受けるのに相応しいかを決めるために、ラナンキュラスを外に連れ出す。最初は乗り気でなかったラナンキュラスだったが、次第にデルフィニウムに興味を示す。(第9話「落ちこぼれの花騎士」)

コダイバナの王族が遺した宝を目指して島に上陸したスイギョクガザニアは、険しいジャングルの中を進んでいた。途中にスイギョクが罠に引っかかって網に捕らわれたり、道に迷いながらも宝が眠る遺跡に到着する。宝箱のある広場に出ると、スイギョクは一直線に宝箱に駆け寄るが、その直後に大量の害虫に襲われ、その戦闘中に床が崩落してガザニアが下に落ちてしまう。(第10話「海賊の大切なお宝」)

バナナオーシャン騎士学校に招かれたヤグルマギクは、花騎士を目指す少女達に花騎士の成り立ちや心構えについての講演を行い、講演後にヤグルマギクの噂を聞いて、ベルガモットバレーからバナナオーシャンまで来たセンニチコウからお茶に誘われる。講演内容や生徒達について話しているうちに、ヤグルマギクが教師を辞めた事を惜しむ話になり、ヤグルマギクは辞めるきっかけとなった過去を語る。(第11話「生きがいと償い」)

世界花の巫女に選ばれたヒガンバナは、儀式の準備をしつつも面倒くさくなり、会場から抜け出そうとした。しかし、控え室の外で、友達のキルタンサスが心配そうにしているのを見て、考えを改める。無事に儀式を終えたヒガンバナは、キルタンサスから褒められて、嬉しさのあまりキルタンサスに抱きつき、自分の過去とキルタンサスとの出会いを思い出す。(第12話「悲しき過去の果てに」)

ウィンターローズの閉ざされたお屋敷で、カトレアのお世話をするデンドロビウムは、自分しかカトレアの近くにおらず、カトレアが寂しがっている事をなんとかしたいと思っていた。ただ、カトレアが持つ強力な魔力に対抗できるほどの魔力がないと、カトレアに近づく事もできないため、誰でもいいという訳にもいかず、デンドロビウムは、オンシジュームシンビジュームに花騎士になれるように訓練をつけ、二人の魔力を上げていった。そして二人がカトレアの魔力に触れても大丈夫なくらいまで成長すると、カトレアが住む森に関する噂話を始める。その噂話を聞いた好奇心旺盛なオンシジュームは、デンドロビウムの思惑通りに、シンビジュームを連れて森の奥に入っていく。(最終話「閉ざされたお屋敷へ」)

登場人物・キャラクター

アブラナ

エピソード「花騎士の心得」に登場する。ブロッサムヒル騎士学校で花騎士を目指す少女。長い金髪を黒いリボンで結んでいる。勝気な性格で、自分の実力に絶対の自信を持っている。筆記試験で優秀な得点を取っても、満点でないことに納得しない完璧主義者。害虫と戦う実技訓練ではレイピアを持ち、イチゴとペアを組んで参加する。クラスメイトが小型の害虫と戦う中、自分の実力を見せつけるために、大型の害虫を探しに森の奥に入り込む。 そこで目当ての害虫を発見するものの、初めての害虫との戦いに体が震えて、動けなくなってしまう。絶体絶命のピンチをサクラとウメに助けてもらい、さらに花騎士としての心得を聞き、無謀な行為をすることはなくなった。

ヤグルマギク

第1話「花騎士の心得」と第11話「生きがいと償い」に登場する。花騎士として活躍する女性。薄い茶色のショートカットの髪型で、メガネをかけている。以前はブロッサムヒルやリリィウッドの騎士学校の先生をしていた。騎士団からの緊急要請を受けた学校の方針に従って、正式な花騎士ではない生徒を戦場に送り出した。その結果、生徒達に多大な被害を出してしまい、「生徒を守れない自分は教師の資格はない」と感じて、教師を辞めて花騎士として活動する事を決意する。その傍らで戦場で気になる花騎士に直接指導したり、特別講師として招かれた時は、講演や実技訓練の監督をするなど、後進の育成もしている。

アルストロメリア

エピソード「幸せな未来へ」に登場する。騎士学校で花騎士を目指す少女。やや青みかかった白くて長い髪をしている。幼い頃に害虫に襲われて重体となった過去があり、害虫を即座に倒して自分を救ってくれたり、手術を手伝って自分の命を救ってくれた花騎士を目標としている。幼い頃はおとなしい性格だったが、今は活発な性格になっている。スピードを活かした接近戦を得意とし、トゲのあるナックルを付けて戦う。

アプリコット

エピソード「谷に咲く花」に登場する。ブロッサムヒル騎士学校で花騎士を目指す少女。薄い茶色のショートカットの髪型に、アプリコットの花とフリルのあるカチューシャを付けている。おとなしい性格だが、目的のためなら遠い場所でもすぐに向かう行動的な一面もある。実家が薬屋を営んでいて、学校の自由課題に「薬草と万能薬の研究」という、薬をテーマにしたものを選ぶ。 さらに人の病を癒す万能薬の精製も真剣に考えており、先生からベルガモットバレーにある薬草の楽園の話を聞いて、薬草探しに旅立つ。目的地の近くで足元の道が崩れて落下しそうなところを助けてもらったのが縁で、ヨモギと知り合う。ヨモギも薬について勉強しており、目的も同じ薬草探しだったため、意気投合して一緒に行動するようになる。

カタバミ

エピソード「白銀の青い空」に登場する。バナナオーシャン騎士学校で花騎士を目指す少女。金髪のショートカットの髪型に、カタバミの花のアクセサリーを付けている。明るくてやや能天気な性格で、学校が休みでも鍛錬を怠らない。暑いバナナオーシャンで暮らすため服装は非常に軽装。両腕に包帯を巻いて、接近戦を得意とする。武者修行で訪れたウィンターローズのモズ森林区付近で、偶然見つけた小さい害虫を倒そうとして、同じ目的のイオノシジウムと知り合う。 その後、自分のバッグを奪ったクモの害虫を2人で追い払い、花騎士となった後に再会を約束する。

アンスリウム

エピソード「二人の一番弟子」に登場する。バナナオーシャン騎士学校で花騎士を目指す少女。白っぽい髪をセミロングにして、アンスリウムの花を模したハートの髪飾り、リボン、ピアスなどを付けている。負けず嫌いで強気な性格をしている。訓練では先端が白い槍を使っている。幼い頃にレッドジンジャーが害虫と戦い倒す様を見て、花騎士になることを決める。 レッドジンジャーの一番弟子を自称し、同じく一番弟子を自称するハイビスカスとは言い争うことが多い。ある日、どちらが一番弟子かを決める勝負を、ハイビスカスに提案する。

ハイビスカス

エピソード「二人の一番弟子」に登場する。バナナオーシャン騎士学校で花騎士を目指す少女。赤い髪のショートカットの髪型に、ハイビスカスの花のアクセサリーを付けている。明るくて行動的な性格で、激しい訓練の後でも普通に食事がとれる強靭な体を持つ。訓練では先端が赤い槍を使っている。幼い頃にレッドジンジャーが害虫と戦い倒す様を見て、花騎士になることを決める。 レッドジンジャーの一番弟子を自称し、同じく一番弟子を自称するアンスリウムとは言い争うことが多い。ある日、どちらが一番弟子かを決める勝負を、アンスリウムから提案されて受ける。

ルナリア

エピソード「月明かりの夜に」で登場する。ウェーブのかかった長い金髪に、ルナリアの花を模した髪飾りを付けている少女。おっとりとした性格で、やや世間しらずだが、人の本質を見極める目はある。いつもと違った場所から月を見るためだけに、リリィウッドにある屋敷から離れた場所のサンカクサボテンの家近くまで来て、サンカクサボテンと知り合う。 その後、騎士学校に入学するものの生活能力がないため、サンカクサボテンに世話役をやってもらっている。

ビオラ

エピソード「失敗は笑顔のもと」に登場する。ブロッサムヒル騎士学校で花騎士を目指す少女。青い髪を二つ結いの三つ編みにしており、ビオラの花を模した髪飾りを付けている。口癖は「ふにー」。半年前に巨大な害虫に襲われたところをスミレに助けてもらい、スミレに憧れて花騎士を目指す。スミレのような花騎士になりたいと思って、使う武器もスミレと同じハンマーを選ぶ。 しかし、小さな体型にはハンマーを扱う力はなく、実技試験で大失敗をしてしまう。落ち込んでいたところをスミレに話しかけられて相談すると、スミレからハンマー以外の武器を薦められるが、ハンマーにこだわる理由を語る。

イチゴ

エピソード「花騎士の心得」に登場する。ブロッサムヒル騎士学校で花騎士を目指す少女。ピンク色の髪をツインテールにしている。花騎士として活躍中のサクラとウメに憧れているが、筆記試験で先生から注意されるほど頭は良くない。害虫と戦う実技訓練では弓を持ち、アブラナとペアを組んで参加する。大型の害虫を狙うアナブラについて行く形で森の中に入り、大型の害虫に襲われてしまう。 絶体絶命のピンチをサクラとウメに助けてもらい、さらに花騎士としての心得を聞き、花騎士を目指す気持ちをより強くする。

サクラ

エピソード「花騎士の心得」に登場する。花騎士として活躍する少女。イチゴの憧れの女性でもある。ピンク色の髪を三つ編みにして、ベレー帽を被っている。右目が赤、左目が黄緑というオッドアイが特徴。得意武器は二挺拳銃。ヤグルマギクに頼まれて、害虫と戦う実技訓練の間、周囲の見回りを行う。アブラナとイチゴが森の中に入っていくのを見つけてウメとともに後を追い、2人のピンチを救う。 そして花騎士としての心得と今後の期待を2人に伝える。

ウメ

エピソード「花騎士の心得」に登場する。花騎士として活躍する少女。イチゴの憧れの人物でもある。ピンク色の長い髪に、梅の花をモチーフとした髪飾りを2つ付けている。口調は少し男っぽく、常に目を閉じている。得意武器は剣。ヤグルマギクに頼まれて、害虫と戦う実技訓練の間、周囲の見回りを行う。アブラナとイチゴが森の中に入っていくのを見つけてサクラとともに後を追い、2人のピンチを救う。 そして花騎士としての心得と今後の期待を2人に伝える。

ブラックバッカラ

エピソード「幸せな未来へ」に登場する。アルストロメリアの花騎士最終試験の監視役を務める女性。長くて灰色に近い黒髪をしており、毛先に淡い青のメッシュが入っている。言葉使いは少し荒いが、試験中はアルストロメリアのことを信じて見守る。

デンドロビウム

第2話「幸せな未来へ」と最終話「閉ざされたお屋敷へ」に登場する。アルストロメリアの花騎士最終試験の監視役を務めたり、カトレアのお世話をしている女性。黄緑色の長い髪をツインテールにして、カチューシャを付けている。試験中は、アルストロメリアの戦いを冷静に分析しながら見守る。オンシジュームとシンビジュームに花騎士になれるように訓練をつけており、二人の魔力が十分成長したと確信すると、二人がカトレアと友達になれるように一芝居打つ。

ヨモギ

エピソード「谷に咲く花」に登場する。ベルガモットバレーにある騎士学校で花騎士を目指す少女。黒い髪を三つ編みにして、よもぎの葉をあしらった髪飾りを付けている。薬草の知識が豊富で、ベルガモットバレーには普段から薬草を採りに来ている。ベルガモットバレーに薬草探しに来たアプリコットを、転落の危機から救ったのが縁で知り合い、目的が同じなことを知ってからは、道案内をかねて行動をともにする。

イオノシジウム

エピソード「白銀の青い空」に登場する。ウィンターローズ所属の駆け出し花騎士の女性。背中まである長い髪に、イオノシジウムの花のアクセサリーを付けている。冷静な性格をしており、寒いウィンターローズで暮らすため、素肌をほとんどさらさない服を着ている。使う武器は弓。モズ森林区付近で見つけた小さな害虫を、一矢で仕留めるなど腕は優秀。 害虫退治の時にカタバミと知り合う。その後、カタバミのバッグを奪ったクモの害虫を2人で追い払い、カタバミが花騎士となった後に再会を約束する。

レッドジンジャー

エピソード「二人の一番弟子」に登場する。花騎士として活躍する女性。口数が少なくクールな性格で、自分に憧れて花騎士を目指すアンスリウムとハイビスカスのことを心配する優しい心の持ち主。害虫とは双剣で戦う。

サンカクサボテン

エピソード「月明かりの夜に」で登場する。薄緑色の髪を後ろで結っている少女。見た目は幼いが、知識も豊富で料理上手。さらに花騎士としての実力も高い。ある夜に月を見ていたルナリアを保護した際に、ルナリアに長年心の重しになっていたことを解決してもらう。その後は生活能力がないルナリアの世話役を買って出る。

ススキ

エピソード「月明かりの夜に」で登場する。ウサギの耳が付いたフードを着ている少女。食欲旺盛で、月見でウサギ型のお団子を独り占めしてウサギノオから追いかけられる。しかしサンカクサボテンから「騒いで食べ物を落としたら出来立てスープは上げない」と言われると急におとなしくなった。

ウサギノオ

エピソード「月明かりの夜に」で登場する。頭頂部からウサギの耳のようなものが2つ飛び出している少女。語尾に「うさ」を付ける独特のしゃべり方をする。月見で食べるウサギ型のお団子を独り占めするススキに、全部返すように要求したり、サンカクサボテン特製のスープを食べるために、急におとなしくなったりと、食べ物に執着することが多い。

ツキトジ

エピソード「月明かりの夜に」で登場する。ウサギの耳当てを付けている赤い髪をした少女。おとなしい性格をしている。ススキ、ウサギノオと、月見を楽しみながら満腹になるまで料理を楽しむ。それでもサンカクサボテンが作ったスープやルナリアが持ってきたデザートは別腹といって食べた。

スミレ

エピソード「失敗は笑顔のもと」に登場する。花騎士として活躍する女性。水色の髪をポニーテールにしている。何にでも挑戦する積極的な性格。失敗することは多くても、へこたれない不屈の精神の持ち主。使う武器はハンマー。半年前に巨大な害虫からビオラを救って以後、ビオラから姉のように慕われている。ビオラが落ち込んでいるのを見て相談に乗る。 ハンマー以外の武器を薦めるが、ビオラがハンマーにこだわり続ける理由を聞いて、ビオラでも扱えるハンマーを、多くの人の協力を得て手作りする。完成したハンマーをプレゼントすると同時に、ビオラに、失敗した後が大事だと伝える。

ホワイトチューリップ

第8話「診療所の四姉妹」に登場する。リリィウッドで名の知れた診療所と薬屋を営んでいる四姉妹の四女。レッドチューリップ、イエローチューリップ、パープルチューリップの妹。茶色の髪に薄ピンク色のカチューシャをつけている。看護師としては見習いだが、診療所に患者が来なくなった事に姉妹の中で一番危機感を持ち、レッドチューリップやイエローチューリップに改善を促すなどまじめな性格。 自分が花騎士になって活躍すれば、患者が前みたいに診療所に来てくれるようになると考えて花騎士を目指す。

レッドチューリップ

第8話「診療所の四姉妹」に登場する。リリィウッドで名の知れた診療所と薬屋を営んでいる四姉妹の長女。イエローチューリップ、パープルチューリップ、ホワイトチューリップの姉。赤いストレートの長い髪にピンク色のナースキャップを付けている。看護師だが何かと理由を見つけては診療所を空けていて、ホワイトチューリップから小言を言われている。 実は出かけている時は花騎士として活動しており、ホワイトチューリップに心配させたくないために嘘をついていた。

イエローチューリップ

第8話「診療所の四姉妹」に登場する。リリィウッドで名の知れた診療所と薬屋を営んでいる四姉妹の次女。レッドチューリップの妹で、パープルチューリップとホワイトチューリップの姉。金髪を三つ編みにしてシスターのようなフードをかぶっている。薬剤師だが何かと理由を見つけては頻繁に出かけているせいで薬の仕入れを怠るようになり、患者に薬を処方できずホワイトチューリップから小言を言われている。 実は出かけている時は花騎士として活動しており、ホワイトチューリップに心配させたくないために嘘の理由を話していた。

パープルチューリップ

第8話「診療所の四姉妹」に登場する。リリィウッドで名の知れた診療所と薬屋を営んでいる四姉妹の三女。レッドチューリップとイエローチューリップの妹で、ホワイトチューリップの姉。紫色の髪をしており、薄紫色のフードをかぶっている。心療カウンセラーをしており、水晶を使った占いを得意としている。レッドチューリップとイエローチューリップの不まじめさに憤慨するホワイトチューリップに、二人が花騎士として活動している事と、その事を隠していた理由を話す。

ラナンキュラス

第9話「落ちこぼれの花騎士」に登場する。ブロッサムヒル騎士学校で花騎士を目指す少女。金髪を黒のリボンでツインテールにしている。小さい頃から両親に「魅力ある人間になれ」と言われ続けて、騎士学校も両親に強制的に入学させられた。そのため花騎士になる意志はあまり強くなく、成績も悪いため花騎士になるのをあきらめかけていた。しかし、いっしょに追試を受けるデルフィニウムと出会い、一日行動を共にしたデルフィニウムから「ラナンキュラスは魅力がある」と言われてやる気を出す。

デルフィニウム

第9話「落ちこぼれの花騎士」に登場する。ブロッサムヒル騎士学校で花騎士を目指す少女。青い髪をしており、ツバメの形をした髪飾りを付けている。つねにテンションが高く、自分の事をエリートと思っており、追試を「選ばれた者に課せられる追加の試験」と勘違いするなどポジティブ思考の持ち主。いっしょに追試を受けるラナンキュラスをライバルと認識して勝負を持ち掛ける。 実技では刃部分がイルカの形をした大鎌を使う。

スイギョク

第10話「海賊の大切なお宝」に登場する。ガザニアと二人だけの海賊団を結成している女性。紫色の長い髪に海賊帽をかぶり、左目に眼帯を付けている。口調は荒くて男勝りの性格をしており、行動は大雑把。「何が起こるかわからないのが冒険だけど、あきらめなければお宝は手に入る」をモットーとしている。

ガザニア

第10話「海賊の大切なお宝」に登場する。スイギョクと二人だけの海賊団を結成している女性。赤い髪をショートカットにしてリボンを付けている。捕らわれて監禁されていたのを救ってくれたスイギョクを信頼しており、大雑把なスイギョクをいろいろフォローしている。海賊をしているが泳げないという弱点がある。

ヒガンバナ

第12話「悲しき過去の果てに」に登場する。多くの花騎士のあこがれである世界花の巫女に選ばれた女性。薄い茶色の長い髪にヒガンバナを模したアクセサリーを付けている。生まれながらに制御できないほど強力な魔力を持ち、周囲から奇異な目で見られたため家族によって軟禁状態で暮らしていた。魔力を身体の外に貯める方法を見つけ出して、一人で材料集めから儀式まで行った結果、狐のような耳と9尾の尻尾が生えた。 それでようやく魔力を制御できるようになり、生きるために花騎士を目指して騎士学校に入る。小さい頃から人間の嫌な部分を見せつけられ、騎士学校でもほかと違う外見で距離を取られたため人間嫌いになる。しかし、そんな自分をほかの人と同じく接し、時には本気で叱ってくれるキルタンサスと出会い、キルタンサスに心を開くようになる。

キルタンサス

第12話「悲しき過去の果てに」に登場する。ヒガンバナの親友の少女。薄い紫色の髪をツインテールにして、花を模したアクセサリーを結び目に付けている。ツンデレで友達思いの性格。ヒガンバナとはお互いが花騎士になるための騎士学校に通っていた時に出会い、奇異な目で見られ続けて人間嫌いとなったヒガンバナの事を、他人と区別する事なく接して友達となる。

オンシジューム

最終話「閉ざされたお屋敷へ」に登場する。シンビジュームといっしょにデンドロビウムから花騎士になるための訓練を受ける少女。茶色の髪をポニーテールにしている。好奇心旺盛のお転婆娘で、小型の害虫との戦闘でも最初に突撃する。デンドロビウムから森の噂話を聞いて興味を持ち、嫌がるシンビジュームを強引に連れて森の奥へ入り、害虫に襲われたところをカトレアに助けてもらう。

シンビジューム

最終話「閉ざされたお屋敷へ」に登場する。オンシジュームといっしょにデンドロビウムから花騎士になるための訓練を受ける少女。薄いピンク色の髪をショートカットにしてメガネをかけている。気弱な性格だが、訓練ではオンシジュームに負けないように頑張っている。デンドロビウムから聞いた森の噂話に興味を示したオンシジュームに強引に連れられて森の奥に入り、害虫に襲われたところをカトレアに助けてもらう。

カトレア

最終話「閉ざされたお屋敷へ」に登場する。ウィンターローズの人里離された森の奥にある閉ざされたお屋敷に一人で住んでいる少女。通いでお世話してくれるデンドロビウムからは「女王様」と呼ばれている。赤色の長い髪にリボンを付けている。ある程度の魔力がない者を近づくだけで魔力酔いにさせるほどの強力な魔力を持ち、デンドロビウムからできるだけ屋敷から出ないようにと言われている。 そのためいつも寂しい思いをしている。オンシジュームとシンビジュームを襲う害虫の気配を感じて屋敷の外に出て、害虫から二人を助ける。

クレジット

原作

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