ブルーシティー

ブルーシティー

未知の病原体により地上が滅び、唯一生き残った2万人の住む海底の都市ブルーシティーが舞台。謎の巨大生物やブルーシティーを破壊しようとする謎の水棲人類、次々と起こるトラブルに人類の生存をかけて戦い抜く人々の姿を描く。

正式名称
ブルーシティー
ふりがな
ぶるーしてぃー
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
レーベル
KADOKAWA
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概要・あらすじ

大規模な人類の海底移住計画で実験都市ブルーシティーが建設された。そんな時、地球を巨大な隕石群が襲い、これに付着した病原体の蔓延によって地上の生物はすべて死滅してしまう。かろうじて生き残ったのは、ブルーシティーの2万人の科学者たちだった。だが、実はこの病原体を蔓延させたのは、マッドサイエンティストのドクター・ジェノサイドであり、彼は水棲人類を誕生させようという目的をもっていた。

登場人物・キャラクター

船縁 令 (ふなべり れい)

科学者一家で育った少年。子供ながら小型潜水艦の操縦も習得している。地上の病原体から海を守るため犠牲になった母親や沢山の人々の犠牲に触れ、妹のミカとブルーシティーで生きていくことを決意する。

船縁 ミカ (ふなべり みか)

兄の令と共にブルーシティーの祖父船縁教授のもとへ遊びに来ていた幼い少女。社交的な兄とは違い内気であったが、他の子供たちとの出会いで明るく変わっていく。

ロゴス司令官 (ろごすしれいかん)

ブルーシティーの司令官。冷酷で体の半分は機械で出来ているのではと噂されてもいるが、実は人類愛に溢れた責任感の厚い男性。かっては東ドイツの研究所で科学者をしていたこともある。同僚のドクター・ジェノサイドのせいで両足を切断するはめに陥った。

船縁 冴子 (ふなべり さえこ)

宇宙ステーションやブルーシティーをつなぐ海底基地を統括する博士。令とミカの母親。地上世界が病原体に侵されているのを知らずに潜水艇で母親に会いにきた令とミカを守るために、命を捨てて自ら海に身を投げる。

船縁 信介 (ふなべり しんすけ)

宇宙ステーションにキャプテンとして滞在している時に隕石群に襲われて亡くなってしまう。

船縁教授 (ふなべりきょうじゅ)

令とミカの祖父。ブルーシティーに令とミカを遊びに連れてきた時に地上壊滅の事態に遭遇する。ロゴス司令官への的確なアドバイスなど判断力に優れている。

アテナ

マーメイド部隊の女性リーダー。気が強く、はねっかえりでおっちょこちょいな面があるが、令たちの強い味方として行動する。

イエルマーク艦長 (いえるまーくかんちょう)

潜水艦プテラスピス号の艦長。熱血で決断力に優れている。令やミカたちと南氷洋の調査に出てドクター・ジェノサイドと戦う。

杳子 (ようこ)

マーメイド部隊のメンバー。ロゴス司令官の秘書。冷酷と噂されるロゴス司令官を理解し、想いをよせている。

ドクター・ジェノサイド

謎の病原体は隕石のせいではなく、実はこのドクター・ジェノサイドの計画したことだった。ロゴス司令官と共に東ドイツの研究所で人工エラの開発研究していたこともある、マッドサイエンティスト。

海魔 (かいま)

『ブルーシティー』に登場する謎の巨大生物。コノドントと呼ばれるわずか1ミリたらずの古代生物が数億年かけて群体となったもの。

水棲人類 (すいせいじんるい)

『ブルーシティー』の登場する人類。謎の病原体によって、滅んだ後に海に適応するように突然変異で誕生したミュータント。感染して変異した者はブルーシティーの人員にもおり、ブルーシティーを破壊しようとする。

6・9指令 (しっくすないんしれい)

人類自決指令とも言われる。地上2万メートルの上空で大量の水爆を爆発させオゾン層を破壊し、陸上、海上の全生命を死滅させる計画。

場所

ブルーシティー

『ブルーシティー』に登場する海底都市。大規模な人類の海底移住の可能性を検証するべく太平洋マーシャル諸島の南、深度200メートルの海底に建築された海底の実験都市。2万人の科学者が住み研究開発をしている。

書誌情報

ブルーシティー KADOKAWA

(1999-11-02発行、 978-4889919684)

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