ぴくぴく仙太郎

ぴくぴく仙太郎

彼女に振られてヤケ酒を飲んだ香沢麦が、酔った勢いで赤ちゃんウサギを購入したことから繰り広げられる日常を描いたコメディ漫画。ウサギの仙太郎との友情をハートフルタッチで描く。

正式名称
ぴくぴく仙太郎
ふりがな
ぴくぴくせんたろう
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
動物・ペット
関連商品
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概要・あらすじ

半年間付き合った彼女に振られて、ヤケ酒を飲んだ香沢麦が翌朝目覚めると、隣に小さなウサギが眠っていた。酔った勢いで購入した赤ちゃんウサギに仙太郎と名付けるが、生後ひと月くらいのウサギは死亡率が高く、そのウサギもあっけなく死んでしまう。それが大きなショックとなったは、仙太郎に似た赤ちゃんウサギをペットショップで購入し、前のウサギと同じく仙太郎と名付ける。

この仙太郎は、非常に元気があり、いたずらが大好き。仙太郎の思いもつかない行動に四苦八苦しながらも、がウサギにハマっていく、日常コメディー。仙太郎がきっかけとなり、様々な人との出会いも生まれていく。

登場人物・キャラクター

香沢 麦 (こうさわ ばく)

22歳で長髪の、現在売出し中のイラストレーター。O阪芸大休学中で、在学中はケンカっぱやい過激な兄ちゃん。学生時代からの友人青田日出夫からは、バクちゃんと呼ばれる。半年間付き合っていた洋子に振られてヤケ酒を飲み、勢いあまって池袋の夜店で赤ちゃんウサギを購入。翌朝それに気がつくと、動物好きの友人に赤ちゃんウサギを押し付けようと考えていた。 赤ちゃんウサギに仙太郎と名付けるも、手放す気満々だった彼だが、生後ひと月ぐらいのウサギの死亡率は高く、仙太郎も麦が知らないうちに死んでしまった。思わず麦は号泣し、ペットショップで偶然見つけた仙太郎にそっくりな赤ちゃんウサギを見つけ、購入。 名前も同じ仙太郎とつける。この日から、元気でいたずら好きな仙太郎と、麦のにぎやかな日々が始まる。

仙太郎 (せんたろう)

『ぴくぴく仙太郎』の香沢麦が飼っているペット。愛嬌があり、とても人懐っこい。名前は祖父のものをそのままつけた。麦が池袋の夜店で、酔った勢いで購入した赤ちゃんウサギ。だが、生後ひと月ほどのウサギの死亡率は高く、この赤ちゃんウサギもすぐに死んでしまう。麦はこの赤ちゃんウサギを、初代仙太郎と呼び、近くの公園に墓を作る。 そして、偶然ペットショップで見つけた、初代仙太郎に似た赤ちゃんウサギを今度は進んで購入。この赤ちゃんウサギを2代目仙太郎として可愛がっていく。ただこの仙太郎は非常に元気がよく、ペットショップでは1週間で7回買われたが、7回とも返されたというほどの逸材。 のちに、子猫のみやとは大の仲良しになるが、ケンカも多く、仙太郎キックで応戦する。

みや

『ぴくぴく仙太郎』に登場する子猫。香沢麦が酔った勢いで拾ってきたメスの子猫。実際はさなえちゃんという飼い主がおり、彼女たちが祖母の家へ遊びに行く途中、みやが車の窓から飛び出し、行方不明となっていた。しばらく麦の家でみやと仙太郎が同居し、兄妹のように仲良くなる。ただ、ケンカも激しく、仙太郎のキックに対してみやちゃんパンチで応戦する。

さなえ

左右におさげを付けた女の子で、みやの飼い主。香沢麦がみやを拾って以来、家族ぐるみの付き合いをしている。母と父がいる。ときおりみやを麦にあずけて出かけることもある。また逆に、麦が取材などで遠出するときは、さなえに仙太郎を預けることがある。毎年キャンプへ行くほどのアウトドア家族で、麦を運転手にしていっしょに山へ行ったこともある。

ちー

『ぴくぴく仙太郎』に登場するハムスター。眼鏡と口髭を付けた、一見会社の重役風のおじさんが飼っている白いハムスター。元の飼い主は娘夫婦。だがアメリカへ転勤に行ったため、しかたなく飼っていたが、そのうち溺愛してしまった。ちーちゃんと呼んで、頬ずりするほどののろけぶり。香沢麦との初対面では、お互い反発心があったが、仙太郎とちーの出会いが、2人の関係を柔和にしていった。 のちに、子猫のみやもちーと仲良しになる。

大高 (おおたか)

香沢麦を担当する、好男社の編集者。眼鏡をかけた女性。ときどき天然ボケをかます人。麦が病気になったときは、見舞いに来て、何も食べていない彼に料理を作ったりしたこともあり、姉御的な一面も見せる。また、編み物が好きで、針と毛糸を常に持ち歩き、それで仙太郎の毛糸の帽子を作ったこともある。 毎朝4㎞走る健康志向派でもある。

青田 日出夫 (あおた ひでお)

香沢麦とは学生時代からの友人で、イラストレーター仲間。麦がケンカっぱやい頃を知っている1人でもある。ネコフェチで、猫の言葉がいくらかわかる。麦が迷っていた子猫のみやを連れて帰ったとき、みやが飼い猫であることを探り当てた。さらに、みやの名前や、なぜ迷子になったのかなど、猫語から読み取っている。

洋子

香沢麦と半年間付き合った彼女。麦に別れを告げたのは本心ではなく、彼があやまれば許すつもりだった。しかし、1ヶ月たっても麦から連絡がないため、ついに自分から仲直りの電話をする。だが、仙太郎のいたずらによって、仲直りはかなわなかった。

紋次郎 (もんじろう)

『ぴくぴく仙太郎』に登場する犬。ブロックの隙間から鼻づらを出すのが趣味の飼い犬。小さな生き物が大好きで、仙太郎とは大の仲良し。おすわり、お手、ふせなどの芸ができる。夜は1時間ごとに庭の見回りをする。

茨木 (いばらぎ)

眼鏡をかけた堅物そうな男。文芸口論の編集者で、たびたび香沢麦に小説の挿絵を依頼している。麦のイラストアップを待っているときに、人懐っこい仙太郎と友達になる。そして、自分も5匹のウサギを飼うようになる。仙太郎の毛替わり時期には、麦にブラッシングの講習を行ったりしている。

ポッポちゃん

『ぴくぴく仙太郎』に登場した鳩のヒナ。ある日、香沢麦の庭でうずくまっていたヒナで、ノドに石を詰めてしまった。麦は病院で手術を受けさせ、一命を取り留めている。気が強いヒナで、仙太郎が近づくとくちばしでつついて攻撃している。手術を受けた夜、寝転んだ仙太郎の上で眠っていたが、そのまま死んでしまう。

まりちゃん

香沢麦がよく行く喫茶店、コーヒー・ジャパンのアルバイトの娘。麦も認めるかわいい女の子。麦のイラストのファンで、麦自身にも恋心をもっている。麦の家に遊びに行くが、麦の頭には仙太郎のことしかないので、あきらめた。そのとき、手作りクッキーを持って行ったが、甘いものは苦手だからと、麦は仙太郎に食べさせている。

沢木 萌子 (さわき もえこ)

好男社の新人編集者で女性。病欠した大高の代わりに、麦のイラストを受け取りに来た。彼女は動物が苦手だったが、ピンチになった仙太郎を助け、それがきっかけとなり仙太郎と友達になった。

場所

香沢麦の家

『ぴくぴく仙太郎』に登場する建物。香沢麦が仙太郎といっしょに住んでいる家。西部鉄道のひだりケ丘駅から徒歩20分の一軒家で築20年。平屋建てだが、階段がついている少し変わった家。庭もあり、ゴミ収集に間に合わなかった生ごみは、ここに深く穴を掘って埋めている。

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