ベルサイユのばら

ベルサイユのばら

「週刊マーガレット」で連載された池田理代子による同名コミックのアニメ化作品。劇場アニメ化、舞台化など多くのメディアで展開した。

正式名称
ベルサイユのばら
ふりがな
べるさいゆのばら
原作者
制作
東京ムービー新社
放送期間
1979年10月10日 〜 1980年9月3日
放送局
日本テレビ
話数
40話
ジャンル
西洋史
 
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概要・あらすじ

幼少期から男として、軍人として育てられた少女オスカル。オーストリアから王妃としてフランスに招かれたマリー・アントワネット。不安な境遇からアントワネットはオスカルを慕い、宮中の警護にあてる。

アントワネットの青年貴族フェルゼンとの許されぬ恋、オスカルへの従者アンドレの想い。様々な人々の思惑を含みながら、オスカルとアントワネットの進む道は次第に異なっていく。

そして、圧制に苦しんだフランスの民が王政を打破しようとする革命の流れは、すべての登場人物を飲み込んでいこうとしているのだった。

登場人物・キャラクター

オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ (おすかるふらんそわどじゃるじぇ)

軍人一家ジャルジェ伯爵の娘で、男子に恵まれなかったため男として育てられた。アントワネットの意向で身辺警護をする近衛となるが、民の苦しみを見て葛藤、職を辞して一般の衛兵隊に身を投じ、革命の流れに巻き込まれていく。 軍人としての身分と女性の心の間で葛藤している。

マクシミリアン・ド・ロベスピエール (まくしみりあんどろべすぴえーる)

フランス革命の中心人物で、民間選出議員を加えた議会「三部会」の開設など、革命に重要な動きを数多くもたらすが、目的のためには手段を選ばないなど、後の革命に吹き荒れる恐怖政治を予期させる描写も。

サン・ジュスト (さんじゅすと)

美貌の青年で、ロベスピエールにつき従っているが、邪魔な存在は殺害してしまえばいいなど、テロリスト的な過激な言動が多い。

ポリニャック夫人 (ぽりにゃっくふじん)

アントワネットに気にいられている貴婦人。立場を利用し巧みに政治的な願い事を叶えたり、浪費をそそのかして金を巻き上げたりと腹黒い一面を見せる。実はロザリーの産みの母である。

ロザリー

オスカルを慕う街娘。生活苦のため体を売ろうとした時、オスカルに声をかけたのがきっかけ。産みの母を捜している。革命後アントワネットの最後の世話をするのも彼女である。

アンドレ・グランディエ (あんどれぐらんでぃえ)

ジャルジェ家に仕え、オスカルの行くところには従者としてつき従う。献身的なまでにオスカルに仕えているが、次第に自分がオスカルを女性として愛していることに気づいていく。

ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン (はんすあくせるふぉんふぇるぜん)

スウェーデンの貴族で、アントワネットとの許されぬ恋に苦しむが、臣下として忠誠を尽くす。オスカルに思いを寄せられていることも認識している。

ベルナール・シャトレ (べるなーるしゃとれ)

新聞記者だが、「黒い騎士」と呼ばれる義族として貴族の家から盗みを働いている。記者として革命を伝えていく。

マリー・アントワネット (まりーあんとわねっと)

オーストリア王家からフランス国王ルイ16世の元に嫁ぐ。フェルゼンとの許されぬ恋を秘めている。スキャンダル王妃としての重圧から莫大な浪費を繰り返し、フランス革命の一因となる。オスカルに全幅の信頼を寄せている。

アラン・ド・ソワソン (あらんどそわそん)

フランス衛兵隊の中隊班長。大柄な体格で、他の隊員から人望を集めている。最初は貴族側からきたオスカルとアンドレと反目していたが、革命の流れの中でオスカルとも意気投合、アンドレのオスカルへの想いにも気づいている。

クレジット

原作

総監督

チーフディレクター

出崎統

脚本

篠崎好

作画監督

荒木伸吾 , 姫野美智

音楽

馬飼野康二

アニメーション制作

東京ムービー新社

原作

ベルサイユのばら

フランス革命前後を舞台に、男装の麗人オスカルと、フランス王妃・マリー・アントワネットらのドラマティックな生涯を描いた作品。史実を基にしたフィクションだが、深い人物描写、伝記物としてのリアリティ、美しさ... 関連ページ:ベルサイユのばら

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