砂ぼうず

砂ぼうず

文明が崩壊したあとの関東大砂漠でたくましく生きる少年、砂ぼうず(水野灌太)が、次第に政府の主流派と反主流派の争いに巻き込まれ、それでも自らの信念に従って強く生きる姿を描く。SFアクション漫画。

正式名称
砂ぼうず
ふりがな
すなぼうず
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
アクション
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概要・あらすじ

文明が滅んだ後の関東大砂漠で自分の価値基準に忠実に行動する砂ぼうず(水野灌太)は周囲からは嫌われているが、宅配から用心棒、借金取立てまでどんな仕事でも引き受ける優秀な便利屋だが、美女に弱く、それで失敗することが玉に瑕。遂行不可能な依頼を次々と成功させて関東大砂漠砂ぼうずの名を馳せるが、優秀な便利屋であるが故に西オアシス政府内の政府派と反政府派の争いに巻き込まれることになる。

登場人物・キャラクター

水野 灌太 (みずの かんた)

17歳。どんな依頼でも受ければ必ずやり遂げる砂漠の妖怪、砂ぼうずと呼ばれる優秀な砂漠の便利屋。ねちっこい強欲な性格で自分の利益を第一に考えるため周囲から嫌われている。女好きで女絡みでよく失敗する煩悩大魔神。貝塚薫に見込まれて西オアシスの反政府派として政府派との争いに引き込まれるが、高邁な思想よりも自分の利益を優先する。

小泉 太湖 (こいずみ たいこ)

関東最強のスゴ腕美人を目指すしたたかな小娘。14歳。水野灌太に傾倒して弟子となるが灌太を完全に信用しているわけではない。打算が利き武器の扱いに長け、殺人も厭わないがつめが甘い。川口夏子にあこがれているが朝霧純子を嫌っている。後に灌太から砂ぼうずの名前を受け継ぐ。

朝霧 純子 (あさぎり じゅんこ)

ほとんどの男を虜にする巨乳の美女。お金のためなら女の武器を利用してスパイでも裏切りでも何でもやる砂漠の何でも屋。

マシンガン三兄弟 (ましんがんさんきょうだい)

川口冬夫(20歳)、川口秋夫(19歳)、川口春夫(17歳)の三兄弟の便利屋。水野灌太の幼馴染だが仲は悪い。派手にマシンガンを撃ちまくる。川口夏子も含めて兄弟の絆は強い。

川口 夏子 (かわぐち なつこ)

水野灌太の幼馴染で川口兄弟の長女。18歳。西オアシス政府軍特殊部隊軍曹。小砂いわくスゴ腕美人。幼い頃に灌太にいろいろといたずらされたトラウマを持つ。裏では西オアシスの反政府派として活動している。

貝塚 薫

関東一の宝探し名人で大守銭奴。遺跡から持ち帰ったメモリーカードから人生ゲームを復元して一大財産を築いた超お金持ちで西オアシスの実力者。反政府派に口説かれて協力するようになる。

土露沼 (どろぬま)

西オアシス第三区警察生活安全課の刑事。水野灌太とはいろいろと裏取引をする癒着した関係。必要のなくなった人間は簡単に処分する冷酷さを持つ。裏では西オアシスの反政府派として活動している。

谷川 清士 (たにがわ きよし)

砂漠スーツ会社の研究員だったが朝霧純子にそそのかされて機密データを盗んで逃亡する。会社の刺客との交戦中に西オアシス政府情報部に捕らえられるが、後に反政府派に合流する。

雨蜘蛛 (あまぐも)

南オアシス最強の取り立て屋だったが、後に南オアシス政府の傭兵となる。水野灌太のライバルで、幻術のような技や鞭などを操る。

小出水 満 (こいでみず みつる)

12歳。水野灌太から独立した小砂の弟子。ハルク病患者で、恐怖が限界を超えると発病する。このハルク病の発病は、自分でコントロールできる者とできない者がおり、小出水満は、発病を制御できないタイプ。

集団・組織

西オアシス (にしおあしす)

『砂ぼうず』に出てくる政府。関東大砂漠にある政府の一つ。水野灌太と小泉太湖、マシンガン三兄弟が住む。保守的な政府(大滝派)と反政府派が争っている。

場所

関東大砂漠 (かんとうだいさばく)

文明が崩壊したあとにできた砂漠で白骨都市や遺跡、開拓村、給水所などが散在している。暴力が支配する、略奪や人身売買が普通に行われる無法地帯。

白骨都市 (はっこつとし)

『砂ぼうず』の舞台となる暗黒時代の前に作られたビル群。風化していて脆い。鉄やプラスチック、機械化兵士などの前時代の遺物が残されている場合がある。

その他キーワード

ハルク病 (はるくびょう)

『砂ぼうず』に出てくる病気。発病すると身体が大きく、筋肉質になり、手当たり次第に周囲を破壊する。発病をコントロールしできる者とできない者とがいる。

アニメ

砂ぼうず

文明が崩壊し、関東地方が砂漠に覆われて数世紀。人類は大幅に数を減らしてもまったくこりず、欲望にかられたもめごとを個人でも集団でも続けていた。そんな世の中で知名度を上げてきたのが、金と女のためなら何でも... 関連ページ:砂ぼうず

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