貂の家。

貂の家。

自分たちが貂だと信じているフェレットの一家が、「貂としての文化的生活とは何か」をテーマに、日々迷走する姿をシュールに描いたギャグ作品。

正式名称
貂の家。
ふりがな
てんのいえ
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
動物擬人化
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概要・あらすじ

かつて別々の飼い主に飼われていたフェレットが脱走して新しい家庭を作った。貂アキマサをはじめ、妻の貂ミハルと子どもたちは本当はフェレットだが、自分達をだと信じこんでおり、としての文化的生活を送るためにはどうしたらよいかを追求する毎日を過ごしている。

登場人物・キャラクター

貂 アキマサ (てん あきまさ)

『貂の家。』の主人公。和服を来たフェレットで、一家の長であり夫。一家の文化的生活を誇りに思っている。昔、人間と暮らしていたことが自慢。貂の文化的発展のため、人間の本を翻訳することを仕事にしている。40男の貫禄を付けるためカンロクメイクをするという風習を始める。ミハルと駆け落ちして夫婦になった。

貂 ミハル (てん みはる)

『貂の家。』の貂アキマサの妻。専業主婦で、自称家事のプロフェッショナル。エプロンドレスを愛用している。昔、外国に住んでいたことが自慢。家事全般に加え日曜大工もこなすが、みそ汁はしょっぱい。料理は、ミチツキさんの料理を見た記憶と「ウサギの飼い方」という本を頼りに作っている。

貂 チナツ (てん ちなつ)

『貂の家。』の貂アキマサの娘。自称、人間でいえば女子高校生、芸能人でいえばエビちゃん系。箱入りで育てられ、他の文化的テンに会ったことがない。たまに見かける野生のテンに恋をするが、野生と文化的テンの恋は許されないと悩み、「遠距離恋愛」に見立てている。

貂ふーちゃんと貂ゆーちゃん (てんふーちゃんとてんゆーちゃん)

『貂の家。』の貂アキマサの息子でチナツの双子の弟。Fと書かれたシャツを着ている方が、兄のふーちゃん。Yと書かれたシャツを着ているのは、弟のゆーちゃん。着ているシャツを取り替えると、シャツのイニシャルが名前になってしまうため、ミハルはきちんと二人の名前を決めなければと考えている。

ヒナタさん

『貂の家。』の登場人物。貂アキマサの昔の飼い主。ミチツキさんの上司で会社では部長職。貂アキマサは元々は嫁にいった娘が飼っていた。同じペットを飼っていることがきっかけで部下のミチツキさんと仲良くなり、二人で旅に出るが旅先で貂アキマサとはぐれる。

ミチツキさん

『貂の家。』の登場人物。ミハルの昔の飼い主でヒナタさんの部下。今はメイという名のフェレットを飼っている。ひょんなことからチナツとメル友になり、旅先ではぐれたミハルが生きていることを知る。ミハルはテンという名前のフェレットの子どもだが、譲り受ける際、「貂の子ども」と聞き間違え、ミハルを貂だと思い込んでいた。 身長163センチ、体重42キロのやせ型。

野生のテン (やせいのてん)

『貂の家。』に登場するキャラクター。野生なのでハダカ。チナツと遠距離恋愛中。生まれて初めて服を着て、貂アキマサに会いに来る。

月夜野 ウサ子 (つきよの うさこ)

『貂の家。』に登場するキャラクター。貂アキマサ一家の隣に引っ越ししてきたウサギ。兄・ウサ夫とロケット型の家に住んでいる。チナツと親しくなり一家に遊びにくるようになるものの、文化的にはウサギはペットや食材だと主張する貂アキマサの発言により、月に帰ることを考え始める。

場所

貂一家の一戸建て (てんいっかのいっこだて)

『貂の家。』の舞台。文化的生活を送るために妖術によって生み出された家。貂アキマサは誇りに思っている。庭先に大露天風呂付き。茶の間に置いてあるコタツは春夏秋冬しまわない、コタツの上にミカンは置かないのがポリシー。

その他キーワード

妖術 (ようじゅつ)

『貂の家。』にでてくる術。文化的生活を送るために使う。貂アキマサは、文化的生活と妖術は相反するものとして信用しておらず、積極的に使おうとはしないが、自分たちの生活を維持するためには妖術が必要だということは理解している。

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