ミドリノバショ

ミドリノバショ

祖父が営むビリヤード場を手伝う中学1年生の女の子、蒼井翠が主人公。伝説のハスラーと呼ばれた祖父に、4歳の頃からビリヤードを教え込まれた天才少女が、凄腕のプロたちを相手に真剣勝負を繰り広げるビリヤード漫画。ビリヤードの専門用語、ルールなどが図解で説明されており、ハウツー的な要素もある。小学館「裏サンデー」2020年1月6日より配信。

正式名称
ミドリノバショ
ふりがな
みどりのばしょ
作者
ジャンル
その他スポーツ
レーベル
裏少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊7巻
関連商品
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概要・あらすじ

京都のビリヤード場&カフェ「球撞楽(たまどうらく)」。中学1年生の女の子、蒼井翠は、祖父の沢木勲が経営するこのビリヤード場の手伝いをしていた。伝説のハスラーだった祖父に、4歳のときからビリヤードを仕込まれた翠は、祖父以外は相手にならないほどの腕前の持ち主だった。ある日、一人の男が祖父の沢木を訪ねてきた。男の名は菅伊蔵。元ビリヤードトッププロで、4年前、暴力沙汰でプロ連盟を除名された男だった。菅は若い頃、賭け球(金銭を賭けた真剣勝負)で、沢木にこてんぱんにやられており、その屈辱を晴らしにきたのだ。札束を取り出し、沢木に勝負を要求する菅だったが、引退を理由に沢木はそれを拒否する。菅の態度に怒りを覚えた翠は、真剣勝負を自分が受けると宣言する。菅と翠はナインボールで勝負をすることになった。「所詮、小娘」と、翠をなめていた菅だったが、翠の高練度の技術を目の当たりにし、焦りからミスショットをしてしまう。絶望的な点差をつけられた菅は、逆上して再勝負を要求する。しかし、菅の心にある「迷いと畏れ」がある限り、何度やっても結果は同じだと沢木は言う。「畏れず前に歩き続ければ輝きを取り戻せる」という沢木の言葉に、菅は感じ入り、潔く負けを認めた。祖父以外のすごく強い人と、初めて対戦した翠は、未知の強敵との対戦で、限界以上の力が出せることを知った。自分の技術に自惚(うぬぼ)れていたが、もっと上達したいと願う翠であった。

登場人物・キャラクター

蒼井 翠 (あおい みどり)

中学1年生の女子。茶髪のセミロングだが、ビリヤードをするときはポニーテールになる。祖父の沢木勲が経営するビリヤード場&カフェ「球撞楽(たまどうらく)」の手伝いをしている。4歳の頃から沢木の手ほどきを受けているため、ビリヤードの腕は相当なもの。元ビリヤードトッププロの菅伊蔵との対外試合をきっかけに、より強い相手とビリヤード対決を続ける。

沢木 勲 (さわき いさお)

蒼井翠の祖父。京都にあるビリヤード場&カフェ「球撞楽(たまどうらく)」を経営している。白髪のオールバック、白ひげが特徴。かつては「関西の魔王」と呼ばれる伝説のハスラーだった。4歳の頃から翠にビリヤードを教え、最強のハスラーに育て上げる。

菅 伊蔵 (すが いぞう)

元ビリヤードトッププロの中年男性。無精髭と右頰の傷痕が特徴。一時は世界に手が届くほどの実力の持ち主だったが、4年前、試合で暴力事件を起こし、プロ連盟を除名処分となる。以来、ビリヤード業界では「喧嘩屋」とあだ名されている。若い頃、沢木勲に負けた屈辱を晴らしに、沢木のビリヤード場「球撞楽(たまどうらく)」を訪れる。蒼井翠とのビリヤード勝負をきっかけに心を入れ替え、アマチュア枠でビリヤードのプロツアーに参戦する。

平田 民生 (ひらた たみお)

高校1年生の男子。父親の転勤で、京都の高校に転入する。幼い頃から転校続きだったため、友達を作りたいという気持ちもなくなり、学校では孤独を望んでいる。下校途中、ビリヤード場「球撞楽(たまどうらく)」の前を撮った際、蒼井翠に打ち水をかけられる。それがきっかけで、翠と出会い好意を寄せる。「球撞楽」の週末アルバイトとして働く。

書誌情報

ミドリノバショ 7巻 小学館〈裏少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2020-08-12発行、 978-4098502219)

第2巻

(2020-12-18発行、 978-4098503605)

第3巻

(2021-07-12発行、 978-4098506224)

第4巻

(2022-02-10発行、 978-4098508877)

第5巻

(2022-09-12発行、 978-4098512782)

第6巻

(2023-05-19発行、 978-4098520688)

第7巻

(2024-01-12発行、 978-4098531042)

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