ラブやん

ラブやん

愛の天使ラブやんが、ニートの青年大森カズフサの恋を成就させるため奮闘する。しかしカズフサには数々の欠点があり、ラブやんの使命はなかなか達成されない。大森家に住み着いたラブやんは、カズフサや彼の友人たち、さらには同僚たちも巻き込んで自堕落な生活を送るようになる。

正式名称
ラブやん
ふりがな
らぶやん
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

ニートの青年大森カズフサの恋を成就させるため、愛の天使ラブやんが現れた。だが貧相なオタクでロリコンのカズフサに恋を実らせるのは困難で、腕ききの筈のラブやんも失敗続き。上司のメテ・ルーカズフサの難物ぶりを認めて猶予を与えたのをいいことに、ラブやんは次第にカズフサとの自堕落な生活に馴染んでいく。

登場人物・キャラクター

ラブやん

人間の恋愛を成就させるためラブ時空からやってきた愛の天使(キューピッド)。二十代の女性に相当する姿で、体型は概ねスマートだが生活状況で多少変化する。髪は青いショート。年齢は明言されないがカズフサよりも数歳下。愛の天使としての腕前には自信を持っていたが、カズフサの恋愛成就や社会復帰には次々と失敗している。 カズフサと同居して何年も経つうちに家族愛のような感情が芽生え、時折、彼を異性として意識することもある。

大森 カズフサ (おおもり かずふさ)

ロリコンでオタクで無職で引きこもりの青年で、第一話の時点では25歳。健全な恋愛をするには難のある性癖なため、愛の天使の助力がありながらなかなか恋愛が成立しない。好みのタイプは小学校高学年で、おでこが広い眼鏡っ娘。元は貧相な体格だったが、鍛錬により肉体だけは逞しくなった。 実家を出てアパート暮らしを始めたことで引きこもりから脱却し、漫画を描いて商業誌に採用されたことで無職からも脱却しつつある。ラブやんに対しては家族や友人のように思いつつも、時折、異性として意識することもある。

青木 萌 (あおき もえ)

カズフサが片思いしていた少女で、第一話の時点では小学5年生。眼鏡をかけている。カズフサやヒデヒコからの好意に戸惑っていたが、成長にともない知識と大胆さを身に着け、高校生となった頃には気丈に対処するようになった。

みのっち

ラブ時空からやってきた、ラブやんの後輩にあたる愛の天使。ラブやんがカズフサの恋愛成就に失敗している間に業績で追い抜こうとしていたが、ヒデヒコの担当になってしまう。酒の勢いで強引にヒデヒコと肉体関係になり、紆余曲折を経て彼と事実上のカップルとなる。

橋本 ヒデヒコ (はしもと ひでひこ)

長髪で目が隠れて表情が読みにくい、カズフサの友人。面倒見がよく、怪しげな居候を受け入れ養う男気と甲斐性を備える。カズフサと同等のオタクでロリコンなため愛の天使として派遣されたみのっちを悩ませるが、酔ったみのっちに迫られて肉体関係を持つ。紆余曲折を経てみのっちと相思相愛の関係となるが、ロリコンは治っていない。

メテ・ルー

ラブやんやみのっちの上司である天使長。非常に小柄かつ童顔な女性で、外見上はカズフサの理想とする異性像に近い。業績が停滞しているラブやんに渇を入れるため現れたが、カズフサの人となりを知って諦め気味に見守るようになる。恋人同士の間にある「運命の赤い糸」を見つけて自在に切り、結ぶ能力があり、困難な片思いを強引に成就させることで出世してきた。

崇山 庵子 (すうざん あんこ)

カズフサの幼馴染だった女性で、幼少期は恋愛に近い好意を持っていた。成長するにつれオタク化するカズフサに辟易して距離を置くが、ラブやんとの生活で多少成長した彼を見直すようになる。しかしカズフサとの仲が進展しないうちに職場の後輩から求婚され、結婚する。

赤井 みのり (あかい みのり)

メガネ喫茶「委員長」でウェイトレスのアルバイトをしている女性。可憐な女学生風の容姿をしているが実は強面の彼氏がおり、彼女に告白したカズフサはその事実を知らされ玉砕した。本性はかなり腹黒く、容姿に似合わずケンカにも強い。

ジャモジさん

丸顔で鼻が大きな中年のコック。「本場アメリカン」という食堂を経営し、得体の知れない料理をアメリカの家庭料理と言い張って客に出す。来店したカズフサやラブやんと親しくなるが、カズフサの母にそうとは知らず片思いし、不倫関係に陥ったこともある。

アンダーソン

任務が進展しないラブやんを鍛え直すため、メテ・ルーが特訓を依頼した「キューピッドの達人」「キューピッド永世名人」を名乗る老人の愛の天使。特訓でラブやんを色っぽい大人の女性に変貌させるが目立った効果は見られず、自らカズフサの担当になった時も成果は出せなかった。

ヤエ

カズフサに恋愛感情を抱く女子大生。きっかけとなったのは、彼女の父が溺れている所をカズフサに救われた一件で、当時は高校生だった。父はヤクザの組長であり、危険を感じたカズフサがあえて嫌われる発言を連発したため、一時は撤退した。しかし諦めきれず、カズフサと同じアパートに引っ越してストーカー行為を繰り返すようになる。 眼鏡っ子。

シラ&クロエ

愛の天使の養成学校を卒業したばかりの新人コンビ。シラは白系、クロエは黒系の服装で、いずれも見た目は10代前半の少女。エリート中のエリートと名高いラブやんや永世名人が手こずるカズフサに彼女を作れば勝ち組になれると判断し、カズフサ担当に挑戦する。しかし自分たちがカズフサの欲望の対象になりうると気づき、危機感を覚えつつも、作戦を遂行しようとする。

場所

メガネ喫茶「委員長」 (めがねきっさいいんちょう)

『ラブやん』に登場する喫茶店。ウェイトレス全員が眼鏡っ子であり、カズフサが行きつけとしている。店の奥には学校の教室を模した特別室があり、そこでは客も店員も学生服やブレザー等を着て学生気分を追体験している。秋の遠足など、イベントも開催される。

その他キーワード

愛の天使 (きゅーぴっど)

『ラブやん』に登場する職業。次元の裏に存在するというラブ時空から来て、片思いする人間の恋愛を成就させてカップルにすることで給料を貰っている。背中に白い翼、頭上に輪という、いわゆる天使のような姿をしているが地球上の宗教とは特に関係がない。カップルを成立させることが最優先の目的であるため、不倫など倫理的に問題ある組み合わせさえ躊躇されない場合もある。

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