メロと恋の魔法

メロと恋の魔法

ぶっきらぼうだが実は優しい不良少年に恋をした中学2年生の女の子が、鏡の中から現れた小さな魔法使い「メロ」とキノコ姿の使い魔「ムサラキ」に魔法で恋のサポートをしてもらいながら、なかなか心を開いてくれない少年と次第になかよくなっていく学園ラブコメディ。小学館「ちゃお」2019年6月号より連載。

正式名称
メロと恋の魔法
ふりがな
めろとこいのまほう
作者
ジャンル
ラブコメ
 
魔法使い・魔法少女
レーベル
ちゃおコミックス(小学館)
巻数
既刊4巻
関連商品
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概要・あらすじ

14歳の夏川きいなはごくふつうの家庭で育った中学2年生の女の子。彼女はクラス一の不良と呼ばれる西園寺の意外な一面に触れ、恋をしてしまう。きいなは雨の日に借りた傘を西園寺に返す時、勇気を出して「友達になりたい」と告げるが、あっさり断られてしまう。その後、何度話しかけても拒絶されてしまうきいな。もうあきらめるしかないのかと部屋で泣いていると、ドレッサーの方から励ましの声が聞こえてきた。不思議に思ってドレッサーを開けると、手のひらに乗るくらいの小さな女の子と手足のあるキノコが鏡に映っていた。女の子は魔法使いのメロと名乗り、キノコは彼女の使い魔のムラサキだという。鏡の中から飛び出してきたメロは、きいなの役に立ちたいので、自分の魔法で西園寺との仲を取り持つと言い出した。メロの魔法できいなはイノシシの子供、うり坊に変身。西園寺は人間不信だが、動物の姿ならば近づけるというのだ。うり坊姿でダンボールに入り、西園寺が通りがかる道で待ち伏せしていると、西園寺は「お前捨てられちゃったのか?」とうり坊姿のきいなを家に連れて帰った。うり坊を抱っこしてミルクを飲ませてくれたり、学校では見せない笑顔を見せてくれる西園寺をますます好きになってしまうきいな。家に帰り、人間の姿に戻してもらったきいながメロにお礼を言うと、メロは「もっときいなの役に立ちたい。ここでいっしょに暮らしてもいいか」と言ってきた。「なぜそこまでしてくれるのか」ときいなが尋ねると、きいなはメロの恩人であるプリンセスの生まれ変わりで、恩返しをしたくて500年もこの時を待っていたのだという。いっしょに暮らすことを許してくれたきいなにメロは、魔法を使って彼女の恋を応援していく。

登場人物・キャラクター

夏川 きいな (なつかわ きいな)

中学2年生の元気な女の子。両親はなかよしで、ごくふつうの家庭で育った14歳。髪型は外側にはねていて、肩までの長さに伸ばしている。ある時、クラス一の不良と呼ばれる西園寺の意外な優しさに触れ、彼を好きになってしまう。慌て者で寝坊したり、傘を忘れたりと少しドジっ子な面もあるが、根気があってがんばり屋で、何度断られても声をかけるハートの強さを持っている。メロの恩人、プリンセスの生まれ変わり。

メロ

魔法使いの小さな女の子。人間の手に乗るくらいの大きさで、ピンクの長い髪を二つに分けて結んでいる。ボンボンが二つ付いた帽子をかぶり、サンタの衣装のような服を着ている。魔法が苦手でいじめられていた時にプリンセスに励ましてもらい、努力して一人前になることができた。しかし、恩返しする前にプリンセスは若くして死んでしまう。プリンセスの生まれ変わりを信じて精進し、500年の時を経て夏川きいなを見つけ出した。そのため、きいなには敬語で話す。魔法を使うときの掛け声は「メロメロメロ~、メロ~~ン!!!」で、うさぎのステッキを使う。

ムラサキ

メロの使い魔。キノコに顔と手足がついており、かさは紫色。いつもメロと共に行動し、メロに言われた道具を差し出す。よけいなことをうっかり言って怒られるタイプ。お祭りが好き。

西園寺 (さいおんじ)

夏川きいなのクラスメートの男の子。中学2年生で、クラス一の不良と恐れられ、顔によく絆創膏をしている。誰ともなれ合わない一匹狼で誤解されやすいが、実は優しい男の子。傘を忘れたきいなに自分の傘を貸し、自分は濡れて帰ったり、捨てられている動物がいたら気になって拾ったりしてしまう。

書誌情報

メロと恋の魔法 4巻 小学館〈ちゃおコミックス〉

第1巻

(2019-10-01発行、 978-4098706419)

第2巻

(2020-02-28発行、 978-4098707447)

第3巻

(2020-09-01発行、 978-4098710935)

第4巻

(2021-02-01発行、 978-4098712861)

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