レインボーマン

レインボーマン

ヒーロー・レインボーマンと、日本人の抹殺を狙う悪の組織死ね死ね団の戦いを描く。特撮ドラマ版の放映に合わせて「週刊少年マガジン」で連載された。原作は川内康範、作画は小島利明。

正式名称
レインボーマン
ふりがな
れいんぼーまん
作画
原作
ジャンル
スーパーヒーロー
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概要・あらすじ

アマチュアレスリング選手である高校生・ヤマトタケシは、あまりに強すぎたため試合でけが人を出し、部を追い出された。それを不服としたタケシは部員相手に暴れ回り、退学処分まで受けてしまう。幼いころ事故に遭い足に障害を負った妹を助けるため、プロのレスラーへの転向を望むタケシは、先輩の堀田に相談し、ヒマラヤに住む聖者ダイバ・ダッタの存在を知る。

ダイバに弟子入りすることを決意したタケシは、一人インドへと旅立った。そのころインドでは第三次印パ戦争のさなかにあり、タケシも戦闘に巻き込まれ銃弾に倒れた。だが、通りがかったダイバはタケシをお告げに聞いた「日本より現れる救世主」と見出し、命を助け弟子にとるのであった。ダイバの荒行になんとか着いていくタケシだったが、ついに耐えかねて脱走し、ゲリラの少年少女が処刑されるところに遭遇。

タケシは助けに入るも力及ばず、逆に捕らえられてしまう。そこにダイバが現れ、人々を蘇らせ争いを収めた。その光景を見たタケシは人類愛に目覚め、ダイバのように人々を助けることを決意する。ダイバには死期が迫っており、最期にタケシに愛の戦士・レインボーマンになるよう言い渡し、自らの魂をタケシへと託し天へ召されたのだった。

こうしてレインボーマンへと生まれ変わったタケシは、日本人抹殺を目論む悪の組織「死ね死ね団」の存在を知り、その陰謀を阻止すべく立ち向かっていくのであった。

登場人物・キャラクター

ヤマト タケシ

高校生。有力なアマチュアレスリングの選手で、「下町の黒豹」の異名を持つ。だが、試合で4人もの相手を病院送りにし、部を除名されてしまった。さらにそのことを不服として部員相手に大暴れしたため、退学処分となった。その後プロ入りを目指していたところ、先輩の堀田からダイバ・ダッタの話を聞き、世界一の強さを得るために弟子入りを決意、単身インドへと渡った。 はじめは妹の足の治療費を稼ぐため、富と名声を得ることだけが目的だったが、戦場を目の当たりにし人々を助けたいという気持ちが芽生え、愛の戦士レインボーマンとなった。

レインボーマン

ヤマトタケシが変身した姿。ダッシュ1からダッシュ7まで、七曜にちなんだ七つの姿に変化することができ、それぞれ異なった超能力を持つ。ただし、力を使い果たすと5時間の「ヨガの眠り」に入ってしまうという弱点がある。

ダイバ・ダッタ (だいばだった)

ヒマラヤの山中に住む聖者。年齢は150歳。空を飛び、火や水を操る秘術を使う。弟子入りに来たヤマトタケシを、お告げに聞いた「日本より現れる救世主」と見出し、彼に修行をつけることになる。その後寿命を迎え、最期にタケシに愛の戦士レインボーマンとなるように言い渡し、自身の魂をタケシに託した。

ヤマト みゆき

ヤマトタケシの妹。幼いころ交通事故に遭い、右足に障害を負っている。

ヤマト たみ

ヤマトタケシの母。小料理屋「おふくろ」を一人で切り盛りしている。向こう見ずなタケシを心配している。

淑江 (よしえ)

父の経営する保育園「どんぐり園」で保母として働いている。園の借金1500万円の返済のため、ヤマトタケシはマカオで賭け試合に参加することになる。

堀田 (ほった)

ヤマトタケシの先輩。普段はガソリンスタンドで働いている。プロレスラーを目指すタケシにダイバ・ダッタの話を聞かせプロの世界の厳しさを教えようとしたが、逆にタケシのやる気に油を注ぐ結果となってしまった。

ミスターK (みすたーけー)

死ね死ね団のリーダー。正体不明の謎の人物。日本人に激しい憎悪を燃やしている。

集団・組織

死ね死ね団 (しねしねだん)

『レインボーマン』に登場する組織。リーダーはミスターK。日本人によって世界が侵略されるという黄禍論を唱え、日本および日本人の滅亡を目論んでいる。

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