シートン

シートン

アーネスト・トンプソン・シートンについてシートン動物記のエピソードなどを絡めて描いた伝記漫画。

正式名称
シートン
ふりがな
しーとん
作者
ジャンル
自伝・伝記
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概要・あらすじ

アーネスト・トンプソン・シートンについての伝記漫画。狼王ロボ、少年とオオヤマネコサンドヒル・スタッグ、タラク山の熊王(モナーク)の4章から成る。シートンの少年期、青春期、ナチュラリストとして自立した青年期までをシートン動物記のエピソードや家庭事情、留学先のロンドンやパリでのできごとなども交えて描かれる。

登場人物・キャラクター

アーネスト・トンプソン・シートン (あーねすととんぷそんしーとん)

ナチュラリスト、画家で作家。父親の意向でロンドンのアカデミーへ留学して絵で身を立てようとするが貧困などの理由で挫折する。帰国後、父親と諍いになり、実家から離れて兄の開拓農場を手伝うようになる。その後、再びパリで絵の修行をするが、高い技術をもってしても自然を主題とするシートンの作品は古い体質の画壇に受け入れられない。 大自然の中でさまざまな人、動物から自然について学び、絵と文章で大自然を描き続けることで、シートンは「旅するナチュラリスト」として自立する。実在の人物、アーネスト・トンプソン・シートンがモデル。

バージニア・フィッツランドルフ (ばーじにあふぃっつらんどるふ)

シートンと同時期にパリの画壇で修行していたが画家ではなく画商を目指すことにする。シートンの静養のためにと、牧場を経営している実家に招き、シートンとロボが出会うきっかけを作る。

ルイス・フィッツランドルフ (るいすふぃっつらんどるふ)

バージニアの父親でカランポー高原で牧場を経営している。ロボによる被害に頭を痛めていて、シートンにロボの捕獲を依頼する。

ジム・ベンダー (じむべんだー)

カランポーのフィッツランドルフ牧場の牧童頭。牧童のチャーリー・ウィン、ビリー・アレンと共にシートンに協力してロボを追う。

ロボ

『シートン』に登場するオオカミ。カランポー高原に放牧されている牛や羊をたびたび襲うオオカミの群れのリーダー。大きな身体と冷静かつ優秀な知能をもって、銃はもちろんあらゆる罠にかかることはなく、数多のオオカミ猟師を手玉に取ったため、魔力を持ったルー・ガルー(オオカミ人間)と呼ばれている。ロボの伴侶で迂闊なところのあるブランカがシートンに捕らえられたことで冷静さを失い、シートン達に生け捕りにされ、自らの誇りを守ったまま餓死する。

ウィリアム・ブロディ (うぃりあむぶろでぃ)

少年時代のシートンがトロント郊外で出会ったナチュラリスト。シートン少年に自然との付き合い方、考え方を教える。

トム・ウィッティ (とむうぃってぃ)

シートンの父親が経営していた農場の農夫の息子で、妹のジェーンとケイトと共に農場を開拓している。夏休みで訪れた少年時代のシートンを自分の農場に受け入れるが、トムは熱病にかかりジェーン、ケイト、シートンを残して静養のために実家へ戻ってしまう。農場に残った3人がトムと同じ熱病に侵されて身動きが取れなくなったところをオオヤマネコが襲撃する。

オオヤマネコ

『シートン』に登場する子育て中のオオヤマネコ。疫病や天候によって山に獲物が少なく、無防備なトム・ウェッティの開拓小屋を襲うようになる。熱病で朦朧としているシートン少年と対決する。

アーサー・シートン (あーさーしーとん)

シートンの兄でウィニペグで自営農場の開拓をしている。ロンドンから帰国して父親と諍いを起こしていたシートンを農場へと呼び寄せる。父親と違ってシートンが好きな道で成功できるように応援している。アーサーの農場近くのサンドヒルでシートンはサンドヒル・スタッグに出会う。

チャスカ

ネイティブ・アメリカン、クリー族の戦士。サンドヒル・スタッグを追っていたシートンと出会い、2人でサンドヒル・スタッグを追う。シートンに山での生き方、動物や自然との付き合い方を教える。

サンドヒル・スタッグ (さんどひるすたっぐ)

『シートン』に登場する巨大な角を持った雄の大鹿。非常に賢く、猟師のあらゆる追跡を寄せ付けない。最後にシートンに追い詰められるが、サンドヒル・スタッグに感動したシートンによって見逃される。

ラン・ケリヤン (らんけりやん)

タラク山の猟師。仔連れ熊を撃ち獲ったことで、連れていた2匹の仔熊、ジャックとジルの面倒をみるようになる。数奇な運命を経てタラク山のモナークとなったジャックと対峙することになり、最後に生け捕りにする。

ルー・ボナミー (るーぼなみー)

ケリヤンの小屋近くに住む探鉱師。ケリヤンの相棒としてタラク山のモナーク、ジャックを追い詰める。

アレン・ケリー (あれんけりー)

サンフランシスコ、イグザミナー紙の新聞記者。モナーク(ジャック)生け捕りのために巨額な懸賞をかけ、ケリヤンにさまざまな援助を行う。

ジャック

『シートン』に登場する巨大なグリズリー。神出鬼没でセントラル・ヴァレイの牛殺し、グリンゴ、タラク山のモナーク(熊王)など複数の名前を持つ。もともとはケリヤンが飼っていた人懐こい仔熊のジャック。成長して人が扱えない大きさになってしまい、貰われ先の牧場を脱走、タラク山に居ついてセントラル・ヴァレイの放牧されている牛や羊を襲うようになる。 学習能力が高く、用心深く、巨大な身体を持っているために通常の罠では捕まえられない。しかし、好物の蜂蜜を餌に麻酔薬を使ったケリヤンの罠にかかり生け捕られ、サンフランシスコの動物園に引き取られる。

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