レイトンミステリー探偵社 カトリーのナゾトキ事件簿

レイトンミステリー探偵社 カトリーのナゾトキ事件簿

探偵事務所を営むレイトン教授の娘、カトリーが、助手のノア、しゃべる犬のシャーロと共にロンドンで起こる事件や身近な謎を解明していく1話完結のミステリー漫画。「ちゃお」2018年5月号から連載開始。謎解きアドベンチャーゲーム「レイトン」シリーズの続編で、カトリーを主人公にした『レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀』のメディアミックス作品。2018年4月よりフジテレビ系列で『レイトン ミステリー探偵社 カトリーのナゾトキファイル』のTVアニメ放映も開始した。

正式名称
レイトンミステリー探偵社 カトリーのナゾトキ事件簿
ふりがな
れいとんみすてりーたんていしゃ かとりーのなぞときじけんぼ
原作者
レベルファイブ
作者
ジャンル
推理・ミステリー
レーベル
ちゃおコミックス(小学館)
巻数
既刊2巻
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あらすじ

第一話

ロンドンで探偵事務所を始めたレイトン教授の娘、カトリー。彼女の営むミステリー探偵社は「どんなナゾもすべて解明します」をモットーとしている。助手のノアに宣伝チラシを配ってきてもらうが、依頼者はなかなか現れない。しゃべる犬のシャーロにも、宣伝してきてよと無茶を言うカトリー。そんな彼女のもとに慌てた様子で走ってきたアスポワロ警部から、難事件を解決してほしいと依頼が入る。昨夜から早朝にかけてロンドンの時計台、ビックベンの短針が突然消えてしまった。この謎を明日までに解明してほしいという。なぜそんなに慌てているのかというと、明日、隣国の大使がビックベンを見にやってくるからだった。カトリーは目を輝かせてアスポワロ警部に事件の詳細を尋ねた。短針が行方不明になったのは昨夜11時50分~早朝6時までの間。深夜に大雨が降っていて、その間に目撃者はいない。文字盤には付着物があり、現在成分を鑑定中。整備士のマルク・ヤンチャッタは、一昨日前に短針の修理をしたばかりで、昨日は何も目撃していないと言う。以上の事から、「あっちに何かある気がする」となにかがひらめいたように駆け出すカトリー。期待して追いかけるノアとシャーロ。しかしカトリーは店に入って腹ごしらえをしただけだった。次はデザートを食べようと入った菓子店に、コック帽とコックコートを着たヤンチャッタが出てきて一同は驚く。話を聞くと、彼はヤンチャッタの双子の弟、レジー・ヤンチャッタで、この菓子店の店主なのだという。彼はお菓子でリアルなのものを作る事にはまっていて、店内のぬいぐるみや花、時計などはお菓子で本物そっくりに作られていた。カトリーはデザートのシュークリームを注文。ふいに店内のゴミ箱に捨てられていた紙が気になり、拾って広げてみる。アスポワロ警部から、時計の文字盤に付いていた付着物の成分を確認したところで、謎のピースがすべてそろい、カトリーのひらめきで事件は解決に向かうのであった。

第二話

今日もミステリー探偵社には依頼がなく、ヒマだとぼやくカトリー。助手のノアは、テムズ川で開催されるリバーサイドフェスティバルに一緒に行かないかとカトリーを誘う。このイベントの目玉はカップルの告白イベントで、川をはさんで告白したカップルは幸せになれると言う。最初は興味がないと断るカトリーだが、犬のシャーロから「祭りなら出店もたくさん出ているだろう」聞き、出店目当てで祭りに行く事した。祭りの会場ではアスポワロ警部がフレメンス市長に事情聴取をしていた。なんでも今日の告白イベントに参加する予定のカップルが二人とも川に落ち、行方不明なのだという。二人は今朝、川をはさんで向かい合っていたが、男性のトムが何者かに川に突き落とされてしまう。その後、女性のジェニファーが自ら川に飛び込んだというのだ。それはまるで交際を反対された男女の悲劇「テムズ川の伝説」のようだった。アスポワロ警部に協力を求められたカトリー達は事件解決のため、聞き込みを始めたのだった。

登場人物・キャラクター

カトリー

謎解きや稀有な事件に目がない明朗快活な女の子。レイトン教授の娘。ロンドンでレイトン探偵社を営み、強引な推理で事件を解決していく。長い髪の毛先を巻いており、小さめのシルクハットを斜めにかぶっている。おしゃれとスイーツが大好き。淑女教育を受けてきたため、上品にふるまう努力はしているが、時折おてんばな様子もうかがえる。 事件をスイーツに例えて語るが、シャーロからわかりづらい、早く真相を教えろなどと言われて不評。

ノア

カトリーの助手の男の子。レイトン探偵社に勤務している。良識があり、優しい性格だが、少々頼りない。カトリーに気がある様子もみせる。ロマンチスト。蝶ネクタイ、白シャツにベストを着用。髪型はサイドを刈り上げ、ボリュームのあるトップを斜めに流し、毛先を遊ばせている。

シャーロ

カトリーの助手のしゃべる犬。カトリーとノアとだけは会話する事ができる。他の人にはシャーロの言葉は通じず、犬の鳴き声にしか聞こえない。毒舌で失礼な発言も多いが、核心をついた事を言う。主にカトリーやノアにツッコミを入れる役。

アスポワロ警部 (あすぽわろけいぶ)

男性警察官。推理が得意でないからか、難事件があるとすぐにカトリーに依頼をしてくる。情に厚く、単純で素直な性格。褒めるとすぐつけあがる。オールバックで眉毛が太く、鷲鼻で頬骨がはっており、顔が大きい。いつもトレンチコートの襟をたてている。

マルク・ヤンチャッタ (まるくやんちゃった)

整備士の男性。ロンドンの時計台、ビックベンの修理を担当している。四角い顔でもみあげが長く、メガネの渦巻が特徴。頭の形も角ばっている。顔がそっくりな双子の弟がいる。語尾に「~しちゃった」とつけるのが口癖。

レジー・ヤンチャッタ (れじーやんちゃった)

ロンドンのお菓子店の店主。男性。お菓子でリアルなものを作る菓子職人。店内に飾っているぬいぐるみ、花、時計は本物そっくりだが、実はお菓子。いまは和菓子でリアルなものを作る事にはまっている。カトリー達が間違えるほど、顔がそっくりな双子の兄がいる。兄同様、四角い顔でもみあげが長く、メガネに渦巻がある。店内ではコック帽にコックコートを着ている。

集団・組織

ミステリー探偵社

レイトン教授の娘、カトリーが営む探偵社。ロンドンの一番素敵な通りに店舗を構えている。ノアとしゃべる犬のシャーロが助手を務めている。依頼が少なく、ヒマをしている事が多い。

クレジット

原作

レベルファイブ

書誌情報

レイトンミステリー探偵社 カトリーのナゾトキ事件簿 2巻 小学館〈ちゃおコミックス〉

第1巻

(2018-08-01発行、 978-4098701940)

第2巻

(2019-01-30発行、 978-4098703241)

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