七星におまかせ

七星におまかせ

女子校に通う少女と、優しくて美形の3人の兄が、さまざまな事件に巻き込まれる様を描いたサスペンス仕立てのラブストーリー。実は兄たちとは血が繋がっていないという設定もあり、ラブストーリーとしての側面も持つ。「マーガレット」1997年10号から1999年6号にかけて連載された作品。

正式名称
七星におまかせ
ふりがな
ななせにおまかせ
作者
ジャンル
サスペンス
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概要・あらすじ

聖ハースト女学院に通う15歳の山浦七星には、長男で刑事の山浦涼太郎、次男で大学生の山浦拓児、そして三男で高校生の山浦駿という3人の兄がいた。彼らはそろって美形で、七星のクラスメイトからも高い人気を集めていた。3人の兄に囲まれ、七星は満ち足りた日々を過ごしていたが、そんな中、拓児に呼び出された七星のクラスメイトが、彼の部屋で殺害されるという事件が発生。

七星は兄らの助けを借りながら、事件の真相を求めて行動を開始する。

登場人物・キャラクター

山浦 七星 (やまうら ななせ)

聖ハースト女学院に通う中学3年生の女子。12年前、刑事だった父親によって養女として引き取られ、山浦家の一員となった。困っている人を見ると放っておけない優しい性格で、武道のたしなみもあるなど、活発な部分も持ち合わせている。年齢が近い兄の山浦駿を意識しており、やがてそれが駿に対する恋心であることに気づく。

山浦 駿 (やまうら しゅん)

山浦七星と同じ家に暮らす兄弟の三男で高校1年生。頭脳明晰で、まだ高校生ながら東京大学の入学試験ですら瞬時に解くことができる。趣味はテレビゲームで、親友である南野岬とともにゲームの開発も行っている。少しオタクな部分もあるが、七星にとっては頼れる兄の1人。

山浦 涼太郎 (やまうら りょうたろう)

山浦七星と同じ家に暮らす兄弟の長男で、「山手署」に勤める刑事。山浦家の家計を一手に引き受け、七星の弁当など毎日の食事も彼が手がけるなど、母親のいない山浦家を支える大黒柱。普段は血を見ることも苦手な気の弱い性格ではあるが、優秀な刑事。警察の射撃コンクールでは上位入賞者の常連でもある。

山浦 拓児 (やまうら たくじ)

山浦七星と同じ家に暮らす兄弟の次男で大学生。女好きで、特定の彼女は作らない主義。毎日違う女性と浮名を流すプレイボーイではあるが、妹である七星を大切に想っている。七星のクラスメイトには、特に山浦拓児のファンが多い。

南野 岬 (みなみの みさき)

山浦駿と同じ高校に通う男子。叔父の南野隆三が経営するゲーム会社「シータベータソフト」で、プログラマーとしてゲーム開発も行っている。駿の親友で、頭脳派の駿のアドバイスを受けて、ゲーム開発に活かしている。彼の妹である山浦七星と出会って以降は、彼女のことが気になるあまり、駿と衝突することもある。

藤堂 達也 (とうどう たつや)

英倫館高校に通う男子高校生。さわやかな風貌の持ち主で、エリート校に通っているため成績も優秀。通学途中の山浦七星と、自転車でぶつかったことがきっかけとなり、七星と親密な関係になっていく。

南野 隆三 (みなみの りゅうぞう)

南野岬の叔父で、ゲーム開発会社「シータベータソフト」の社長を務めている。天才的なプログラミングの技術を持つ岬と、頭脳明晰な山浦駿を自身の会社に就職させようと考えている。普段からサングラスをかけたダンディな風貌だが、その嗜好は男好きなゲイ。

場所

聖ハースト女学院 (せいはーすとじょがくいん)

清純・高潔・博愛を校訓とする中高一貫教育の女学院。山浦七瀬の通う学校。山浦駿たち兄弟の亡くなった母親の母校。娘がいればこの学校に通わせたい、と母親が希望していたため、七瀬が入学することとなった。校内には礼拝堂の他に寮も併設されており、越境入学などにより寮で暮らす生徒も多い。

シータベータソフト

南野岬の叔父である南野隆三が経営するゲームソフト開発会社。社長である隆三やプログラマーの岬を含めて総勢7人の小さな会社。ゲーム開発能力は高く、恋愛シミュレーションゲームからアクションゲームまで幅広く開発している。

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