戦国BASARA弐

戦国BASARA弐

カプコンから発売されたアクションゲームを原作としたアニメ作品。伊達政宗や真田幸村といった実在の武将たちをモデルにしているが、史実に対し大幅に脚色を加えた設定をキャラクターに施している。天下を取ることを目標に掲げる武将たちの戦いを描くバトルアクション。

正式名称
戦国BASARA弐
ふりがな
せんごくばさらに
原作者
制作
Production I.G
監督
野村和也
放送期間
2010年7月11日 〜 2010年9月26日
放送局
TBS
話数
13話
ジャンル
アクション
 
戦国
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概要・あらすじ

天下布武を掲げ、圧倒的な武力で日の本を手中に収めんとした第六天魔王・織田信長。彼の軍勢との天下二分の戦いから後、武田、上杉両軍は川中島の地にて激しい合戦を繰り広げていた。武田信玄上杉謙信の互いに譲らぬ攻防が続く最中、時を同じくして伊達政宗真田幸村の両名もまた、川中島東端にて激突しようとしていた。

しかし、そこに新手の軍勢が介入する。その軍勢を率いていたのは、戦国の覇王・豊臣秀吉その人であった。

登場人物・キャラクター

伊達 政宗 (だて まさむね)

奥州を治める伊達家の若き当主。その隻眼から、独眼竜との二つ名を持つ。柄の悪い伊達軍を纏め上げるカリスマ性を持ち、異国語の混ざった話し言葉が特徴。恐れを知らない性格のため時に向う見ずな行動も見られるが、部下や民を大事に思っており、上に立つものとしての責任感は強い。 六本の刀を同時に扱う、六爪流と呼ばれる独自剣術の使い手。真田幸村とはライバルの関係。

真田 幸村 (さなだ ゆきむら)

武田信玄に仕える若き武将。敬愛する武田信玄を天下人にするため、二双の槍を自在に振り回し戦場を駆ける。非常に熱い気質の持ち主で、強者と相対すれば挑まないことには気が済まず、その都度周りが見えなくなり部下の猿飛佐助を困らせている。 また、色恋には疎く、女性への免疫はまるでない。伊達政宗とはライバルの関係。

前田 慶次 (まえだ けいじ)

前田家の風来坊で、前田利家とまつ夫妻の甥にあたる。小猿の夢吉を連れ各地を遊び歩いていることが多いが、そのことをまつには度々叱られている。おしどり夫婦の前田夫妻を身近に見ていることもあり、天下統一よりも愛した人を幸せにすることがなにより大切だと感じている。 過去秀吉と親しい仲であったが、ある事件をきっかけに疎遠になる。秀吉の目指す日の本の未来に疑問を覚え、彼を止めるべく行動を起こす。

猿飛 佐助 (さるとび さすけ)

真田幸村に仕える忍。その優秀な腕を見込まれ、真田忍隊の長を任されている。素早く正確な仕事ぶりにより、主である幸村からの信頼は厚いが、普段は同郷の忍であるかすがをからかうなど、忍らしからぬ飄々とした性格である。

片倉 小十郎 (かたくら こじゅうろう)

伊達政宗に仕える武将で、唯一無二の腹心。竜の右目と呼ばれており、主の背中を守る事を第一とし、時には自らの命さえも投げ打つ覚悟を持つ忠義に厚い人物。時に無謀な行動をとる政宗を諭し、支えとなる兄的な存在でもある。 一見するとヤクザを思わせる外見だが、冷静で義理堅い気質により、敵味方双方から一目を置かれている。

毛利 元就 (もうり もとなり)

中国地方一体を治める毛利家当主。部下を捨て駒としか考えない非情な性格で、戦においては緻密に策を練る知将としての側面が強い。輪刀という体を軽く一周する輪のような刀で、舞うように攻撃する。 天下にはそれほど興味はなく、毛利家の安泰を第一とし行動している。四国の長曾我部元親とはその性質の違いもあり対立。また、日輪を熱心に信仰する一面も持つ。

上杉 謙信 (うえすぎ けんしん)

越後を治める上杉家の当主。軍神との異名を取るが、その姿は非常に見目麗しい落ち着いた物腰の麗人。戦神である毘沙門天を信仰しており、自身の戦いぶりもさながら毘沙門天のごとく、敵を寄せ付けることはない。 また、部下の忍であるかすがのことをうつくしきつるぎと呼び、側に置いている。武田信玄とは好敵手であり、互いに認め合っている。

豊臣 秀吉 (とよとみ ひでよし)

豊臣軍を率いる大将。非常に大柄な体格で、武器を持たず己の拳のみで戦うその姿は人々に覇王としての畏怖を感じさせる。異常なまでに力に固執しており、自らの元に集った強き兵たちを束ね、日の本を世界最強の国とするため進軍する。

前田 利家 (まえだ としいえ)

前田家当主。妻のまつを誰よりも愛し、大切にしている。小さなことは気にしない大雑把な性格で常に裸に近い姿をしているが、その体には今までの戦で負ったであろう幾筋もの刀傷が見て取れる。

島津 義弘 (しまず よしひろ)

鬼島津の異名を取る薩摩の武将で、大変な酒好き。豪傑な性格をした老将であるが、現在も現役として若者には負けぬ強さを誇っている。次代を担う若き武将たちをあたたかく見守る。

宮本 武蔵 (みやもと むさし)

最強になることを目指し、名のある武人に次々と勝負を挑むならずものであり、いわゆるガキ大将のような言動が目立つ。戦術を練るのは得意ではなく、基本的に真っ向勝負を好むが、勝利のためならば目潰しのようなことも平気で行う卑怯な一面も持つ。 我流剣術の二天一流を扱う。

竹中半兵衛 (たけなか はんべえ)

豊臣秀吉を支える天才軍師。親友である秀吉の望む最強の軍、最強の日の本を創るため、病に蝕まれながらもその頭脳を遺憾なく発揮する。軍師でありながら、戦場では関節剣という鞭のようにしなる武器を扱い、秀吉と共に戦う。

小山田 信茂 (おやまだ のぶしげ)

武田家に仕える武将。信玄に命じられ幸村のサポート役として付き従う。武田騎馬隊の一軍を率いる立場を任されながらも、武将としてまだ未熟な幸村を導き、成長させる役割を担った。 豊臣秀吉による四国攻めの際に戦死。その死は幸村に多大な影響を残すこととなる。

松永 久秀 (まつなが ひさひで)

己の欲望の赴くまま、非道に生きる武将。蒐集家であり、目をつけた宝を手に入れるためならばどのような手段も選ばず、それにより他者を虐げる事になろうと自責の念を感じることは無い。相対した人物の本質を見抜く程に優れた洞察力を持つ。

武田 信玄 (たけだ しんげん)

甲斐を治める武田家の当主。その武人としての類いまれな活躍から「甲斐の虎」と呼ばれその名を轟かせている。部下の真田幸村とは師弟関係でもあり、己の後を継ぐ者として大きな期待を寄せている。 師弟の絆を確かめるため、度々殴り合いをするなど、幸村と同様に熱い気質の持ち主。越後の上杉謙信とは好敵手であり、互いに認め合っている。

長曾我部 元親 (ちょうそかべ もとちか)

四国長宗我部家の当主。男気溢れる海の男で、部下のことを野郎どもと呼び、部下からは兄貴と呼ばれ慕われている。碇槍という、その名の通り碇のような形状をした大型の槍を自在に操り戦う。また、からくりで出来た兵器を使うなど、一風変わった戦術を得意とする。 中国地方の毛利元就とは根本的に馬が合わず対立している。

まつ

前田家当主、前田利家の妻。利家のことを犬千代様と呼び、常に寄り添い支えている。それは家を守ることだけでなく、共に戦場に立ち武器を振るうことにも及ぶ。甥の前田慶次には前田家に尽くしてもらいたいと考えているが、叱る度に逃げられ説得に成功したことはない。

かすが

上杉謙信に仕えるくの一。感情的になりやすく、時に暴走しがちな面を見せるものの、忍として信頼に足る実力を持ち合わせている。謙信を暗殺するため越後へとやってきた過去を持つが、その際に謙信の類いまれな美しさとその心に感銘を受け、上杉の忍として忠誠を誓うこととなった。

クレジット

原作

CAPCOM

監督

野村和也

シリーズ構成

総作画監督

大久保徹

音楽

澤野弘之

アニメーション制作

Production I.G

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