闇のパープル・アイ

闇のパープル・アイ

尾崎倫子と水島麻衣、豹に変身する血を受け継ぐ少女達と、非情な生物学者曽根原薫子の戦いを描く。作者篠原千絵は本作で1987年小学館漫画賞少女部門を受賞している。

正式名称
闇のパープル・アイ
ふりがな
やみのぱーぷるあい
作者
ジャンル
推理・ミステリー
 
サスペンス
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概要・あらすじ

女子高生尾崎倫子は平凡な暮らしを営んでいたが、実は人から豹に変身できる能力を宿しており、この能力の覚醒によって日常が一変する。生物教師の曽根原薫子は、父の研究を受け継ぐため、変身人間たちを付け狙っていた。尾崎倫子水島麻衣の2代に渡る変身人間と、非情な曽根原薫子との戦いが続く。

登場人物・キャラクター

尾崎 倫子 (おざき りんこ)

『闇のパープル・アイ』の主人公の1人。長い髪で、普段は優しい目をした女子。登場時高校1年生。妹尾崎舞子と父の3人暮ら、目が紫色に光るなど身体に異変が起きるようになる。高校の生物教師・曽根原薫子に左腕のあざを見られてから執拗に狙われ、次々に事件に巻き込まれる中で不思議な力が覚醒していく。

水島 麻衣 (みずしま まい)

『闇のパープル・アイ』の主人公の1人。ショートカットで黒髪の活発な女性。登場時西陵学園高等部1年生の15歳。抜群の跳躍力を持ち、バスケットボールが得意。水島慎也を「パパ」と呼び、一緒に暮らしている。水島慎也からもらった牙のついたペンダントをいつも身に着けている。窮地に陥ると目が紫色に光る。

水島 慎也 (みずしま しんや)

やや長い黒髪で、整った顔立ちの男子。登場時高校3年生。尾崎倫子の幼馴染。口は悪いが、優しい性格。成績は優秀。高校の番長グループと対立している。後に医師となる。

曽根原 薫子 (そねはら かおるこ)

セミロングの黒髪の女性。尾崎倫子達が通う高校の生物教師。優秀な教師だが、尾崎倫子を見る目には企みが宿る。生物学者で東京大学教授だった父の研究を引き継いでいる。

尾崎倫子の父 (おざきりんこのちち)

眼鏡をかけた壮年の男性。出版社に勤務しており、曽根原薫子の父曾根崎教授に原稿を依頼したことがある。妻を亡くし、残された尾崎倫子、尾崎舞子の2人の娘を大切に育てている。

尾崎 舞子 (おざき まいこ)

ショートカットの女子中学生。尾崎倫子の妹。無邪気で明るい性格。水島慎也とも顔なじみで、「慎ちゃん」と呼ぶ。尾崎倫子を狙う生物教師曽根原薫子の企みで誘拐事件に巻き込まれることになる。

曽根原 (そねはら)

元東京大学教授。写真に残る姿は髭を生やした男性。尾崎倫子が通う高校の生物教師曽根原薫子の父。高名な生物学者だったが、変身人間の研究をして大学学界から煙たがられていた。寂しい最後を遂げたといわれている。

今西 (いまにし)

髭を生やした眼鏡の男性。尾崎倫子が通う高校の生物教師曽根原薫子の大学時代の指導教授。優秀な学生であった曽根原薫子を気にかけ、研究について忠告する。

小田切 貢 (おだぎり みつぐ)

登場時24歳。背の高い男性。フリーのジャーナリストで、ネタを探して雑誌やテレビに売りつけていると名乗る。尾崎倫子と曽根原薫子の周りに起きる事件に注目し、曽根原薫子に接触する。普段は色付きの眼鏡をしている。

神父 (しんぷ)

頭頂部が禿げあがっている白髪に髭の男性。傷つき現れた尾崎倫子と水島慎也を匿う。思いやり溢れる人物だが、その優しさが2人を新たな窮地に陥れる。

野上 (のがみ)

パーマをかけた女子。西陵学園高等部で水島麻衣の先輩。バスケットボールの試合で先発の座を水島麻衣に奪われ、男友達におどかしてやるよう頼む。

高階 暁生 (たかしな あきお)

西陵学園大学法学部3年生。バスケットボール部のエース。巻き毛で185cmの長身。同じ西陵学園の高等部に通う水島麻衣をバスケットボールの有望株として紹介される。その後水島麻衣に同じ血を引く一族と名乗る。フリージャーナリスト小田切貢は叔父にあたる。

小沢 (おざわ)

ポニーテールの女子。西陵学園バスケットボール部の部長。水島麻衣の実力を見込んで、試合の助っ人を頼む。その後、部活動には入らないという水島麻衣を強引に誘い、同じ西陵学園大学のバスケットボール部を紹介する。

(さかき)

額にほくろのあるオールバックの紳士。表向きは東日本重工の会長。高階暁生と同じ血を引く一族のリーダー的存在。東日本重工は、榊や高階暁生の一族の支配下にある。

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