仮面ライダーZO

仮面ライダーZO

特撮映画『仮面ライダーZO』のコミカライズ作品。ネオ生命体として生み出されたドラスと「仮面ライダーZO」こと麻生勝の戦いを描く。原作の設定と世界観を引き継ぎつつも、随所にオリジナル要素も散りばめられており、「仮面ライダー」らしい躍動感と荒々しさが融合した作品に仕上がっている。「月刊少年キャプテン」1993年5月号から7月号まで連載された作品。

正式名称
仮面ライダーZO
ふりがな
かめんらいだーぜっとおー
漫画
原作
ジャンル
スーパーヒーロー
関連商品
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概要・あらすじ

麻生勝は、とある山奥で何者かの声に応えて目を覚ます。山奥をさまよい歩きながら、彼は自分が何者か、なぜここにいるのか、ということを思い出していく。そして自身の体に、恩師である望月博士の手によって、異なる生命体の遺伝子を組み込む改造手術が施されたことへと思い至る。やがて勝は、望月の開発したネオ生命体であるドラスと遭遇し、ドラスと戦うための「仮面ライダーZO」として覚醒する。

登場人物・キャラクター

麻生 勝 (あそう まさる)

生体工学について研究していた望月博士のもとで、助手として働いていた青年。結婚を考えていた一美という恋人がいたが、究極の生命体を生み出すという望月博士の野望のもと、強制的に受けさせられた改造手術によって、異なる生命体の遺伝子を身体に組み込まれてしまった。異形となった自身に絶望して山奥に隠れていたが、何者かのメッセージを受け取り、望月宏を守るため「仮面ライダーZO」として戦う決意を固める。 普段は人間の姿をしているが、戦闘時にはバッタの姿を模した「仮面ライダーZO」に変身する。

望月 宏 (もちづき ひろし)

望月博士の小学生の息子。完全体になることを望み、そのために望月博士を脅迫しようと目論んだネオ生命体のドラスによって、人質とするべく狙われている。麻生勝が何者かの声に守るよう伝えられた対象であり、望月宏の存在が、勝が「仮面ライダーZO」として覚醒するきっかけとなった。

ドラス

究極の生命体を作り出す野望に取り憑かれた望月博士が、自身の科学力を結集して作り上げたネオ生命体。人間をベースとした「仮面ライダーZO」こと麻生勝よりも、生命力・戦闘力に優れている。完全体となることを望み、そのために望月博士に協力させるべく、彼の息子の望月宏を付け狙う。

一美 (かずみ)

麻生勝の恋人だった女性。父親から見合いの話を持ち込まれたことを機に、勝に自分との結婚を決断してほしいと相談した。だが、望月博士に改造手術を施された勝は別れを選択し、一美の前から姿を消すこととなった。一美自身は、自分のもとを去った勝に対して現在も想いを寄せている。

ナオミ

望月宏の祖父が主宰する剣術道場の師範代を務める女性で、男勝りの性格。ドラスの生み出した怪人に襲撃されたところを麻生勝に助けられる。「この世で最も大切なことは心」という信念を持ち、ドラスとの戦いに迷う勝を鍛える。勝もまた、ナオミとの出会いをきっかけに、異形の姿となった自身の体と向き合う決心をする。

望月博士 (もちづきはかせ)

生体工学の権威だった男性で、究極の生命体を作り出すという妄執にかられている。助手だった麻生勝に異なる生命体の遺伝子を組み込む手術を行い、勝を「仮面ライダーZO」に改造した張本人。この時のデータをもとにその後もさらに研究を進め、ネオ生命体であるドラスを生み出した。

望月 清吉 (もちづき せいきち)

望月宏の祖父で、望月博士の父親。研究に没頭する望月博士に代わり、普段から孫の宏の面倒を見ていた。古武道にも精通しており、剣術道場を主宰し、師範代のナオミをはじめ多数の門弟を集めている。ナオミに鍛えられた麻生勝の姿を見て、ドラスに対する勝利を確信する。

クモ女 (くもおんな)

ドラスが自身の細胞を人間の体に組み込むことで生み出したネオ生命体。8本の脚と強力な糸を作り出すクモの能力を持っている。望月清吉の道場に現れ、ナオミらを襲撃しているところを麻生勝と遭遇、「仮面ライダーZO」に変身した勝と死闘を展開する。

その他キーワード

ネオ生命体 (ねおせいめいたい)

望月博士が究極の生命体を開発するという目的のもと作り出した人造生命。麻生勝をベースとした試作体を開発した後、それをさらに発展させたドラスが生み出された。この他にも、ドラスの細胞に別の生命体の遺伝子を組み込んだネオ生命体も存在する。

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